
シマミミズの「楽園」プランターについて
うちの半日陰ベランダには、ミミズコンポストとは別に、うちのダンナさんが作った「楽園」プランターというものがあり、そのプランターでもシマミミズにエサを与えて堆肥を作ってもらっています。
他のページにたまに出てくる「楽園」がこれです。命名はダンナさんで、私が「なんでもコーナー」と呼んでいたら怒られたので「楽園」に書き直しました (-ェ-;U
ここではこの「楽園」プランターについて書きます。少しずつ改良していっているのでいくつかバージョンがあります。
ミミズコンポストについてはこちら→シマミミズを飼う
★「楽園」その1
うちでは家の中でシマミミズを飼っていて、シマミミズに生ゴミをエサとして与えて堆肥を作ってもらっています。
そのシマミミズを一部ベランダのプランターにも持ってきています。
そのプランターがこれです。この四角いプランターが丸ごとシマミミズのすみかです。
これは私がガーデニングに興味をもつ前にダンナさんが作っていたもので、プランターの左から2番目の蓋をしてある素焼き鉢がエサの入れ口になってました。
素焼き鉢の蓋を開けるとこんな感じで、ここに生ごみを投入します。生ゴミが投入されるとミミズが集まってきて食べてくれます。
ミミズは釣具店で釣り餌用シマミミズを購入しました。
素焼き鉢のところはこんな風になっていて、細長い素焼きの鉢の底を切って(のこぎりで切れました)逆さまにプランターに立てあります。
生ゴミと新聞紙(モノクロ 分解するときに炭素が必要らしいので)を入れて、虫が入るのを防ぐのに適当なシートをかませて、同じような素焼きの鉢受けを蓋をとしてのせます。
ミミズはこのプランターの中を動き回り、餌が投入されたら鉢のところに食べに来、鉢の下あたりにふかふか土が出来るという仕組みです。
同時に液肥が出るのですが、それは土に染み込んで植物の肥料になります。
しかし、しばらくするとミミズはなぜかいなくなり、購入追加してはいなくなりして、やめました。
いなくなった原因はおそらく暑さで溶けて分解されたか、居心地が悪くなって脱走したかです。
でも脱走するとすぐに周囲で干からびるはずだし、プランター周りで発見されたのは数匹だったので、前者でしょう。
でも、このプランターの土はさすがにふかふかでした。
ミミズが動き回るので通気性もよく柔らかかったです。
ここだけ肥料を与えてなくても全然大丈夫でした。
★「楽園」その2
これは「楽園」その1の続きで、現在この状態です。
最初このプランターには時間がかかる多年草を植えていたのですが、それだけでは場所がもったいないと思い、脇の空いたスペースに違う野菜を色々植えたり、不意に土の中から見つかったシマミミズもポイポイ入れたりして出来あがったなんでもスペースです。
植えるところがない苗を置いたり、もうダメになりそうな植物を様子見で植えたり、食べたフルーツの種を埋めておいたり、終わった野菜の残渣を上に置いたりします。
生き延びる植物は育ち、遺体になった植物はシマミミズが土に還していきます。
置き場所のない鉢を上にポンと置いたりもします。
ついこの前あんまり何でもポイポイ入れすぎてダンナさんからストップがかかりました。
場所は完全日陰です。シマミミズがいるので乾燥には気を付けています。
ミミズがかなり入っててこの中の土は立派な堆肥なのでたまにここの土をすくって他のプランターに入れたりします。
ただ勿体ないですけど一番下までひっくり返して堆肥をすくうことはできません。
たぶんオケラも1匹いるはずなんです。色々います。季節で顔が違って楽しい場所です。
★「楽園」番外
うちはミミズコンポストとは別に堆肥づくりをしているのですが、完全に分解するまでまだ時間がかかる未熟堆肥(主に植物です)をプランターの底に入れて野菜を植えたことがあります。
そしてシマミミズも少し投入。
未熟堆肥が分解されるころに野菜の根が底に到達するというシステムです。
ベランダでは堆肥を置く場所と分解する時間が足りないからです。
ただし分解されてできた堆肥は酸性だしミミズは酸性土壌が嫌いらしいので、中和するために途中で有機石灰をまきました。
思ったより早く根を伸ばして体調を崩す野菜もあり一長一短です。全然大丈夫な野菜もありました。
ただ、やりすぎるとコバエがプンプン飛んでしまいます(-ェ-;U 。
もうひとつ、ミミズコンポストの予備で厚手のビニール袋の中に傷んだ土と野菜の残渣を入れて水分、シマミミズ、ぬか、微生物を入れて口を縛って1年ほど放置したことがあります。
これはどうなったかというと、たまに中を確認してましたが、最終的には残渣はきれいに分解されいい土になりました。
しかも環境がよかったのか、いなくなると思っていたシマミミズは最初より数が増えていました。口を塞ぐと水分量が一定になるのでミミズにとっては都合がいいのかもしれません。
水分はほとんど足さなくても乾きませんでした。
空気の出入りがない環境でも分解は進むことがわかりました。

こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener