
【半日陰ベランダで】ヒヨコ豆を育てる

半日陰ベランダでひよこ豆を種まきしてみました。育て方がわからず手探りでやってみましたが、収穫することはできませんでした。マメ科は日当たりが必要なので、半日陰ベランダにもかかわらず冬にさらに室内に入れてしまったのが一番の原因かもしれないと思っています。今後のために記録を残します。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
湿気の多い日本の気候は栽培に向いていないようです。
雨と暑さに弱い。
乾燥を好むので水のあげ過ぎに注意。
栽培時期(関西)◆種まき→秋にまいてみました できれば梅雨前に収穫?
日当たり◆必要だと思います。
暑さ寒さ◆耐寒性あり。耐暑性は全くなし。
乾湿◆すごく乾燥が好き。?
原産◆高温・半乾燥地帯?(パッケージにはイタリアって書いてありました)
丈◆低い。
土◆たぶん乾燥気味が好きなので、水はけのよい土を。
肥料◆ほとんど入れませんでした。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★10月に種をまく
食料品店のひよこ豆を見て毎度のごとく種まきしたい病にかかる。購入。
育て方がわからないので、同じ属の日本の豆があれば栽培のヒントになると思い調べましたが、 ひよこ豆は ヒヨコマメ連・ヒヨコマメ属という独立した分類でした。残念。。でも豆なのでマメ科の野菜とある程度同じでしょう。
雨と暑さに弱いことから、秋にまいて越冬させる方法と春に種まきする事を考えています。
どちらも梅雨前の収穫が目標です。
半日陰ベランダでは日照時間が短くやや育ちにくい環境なので、
長期戦の秋まきの方でやってみます。
わからないけど育苗ポットに数cm埋めました。10月はじめです。
1週間後、発芽しないので土から出してみたら、
砕けました。( ̄□ ̄;)
これは?
もしかすると水分あり過ぎたの?
調べたところ、ひよこ豆は中東の肥沃な三日月地帯で最初に栽培されたらしく、
肥沃な三日月地帯と言えば、チグリス川・ユーフラテス川、周りは砂漠、地中海性気候。
ということで、二度目は水はけもよい砂にしようかと思いましたが、
鹿沼土があったのでそれと土をミックスし、
水もやり過ぎないように通気性に気を配りました。
今度は豆を湿らせて芽出ししたものを土に植えました。
5日目に発芽しました!!
発芽については日本で育てられている豆とは感じが違う気がしたので、引き続き豆をちょっと水に湿らせていたのですが、
水に浸り過ぎなのかダメになった豆もありました。
ダメなのはヌルヌルになったり指で押さえると砕けました。
土がちょっとだけ湿っている状態を出来るだけ保ちました。
ここまで来てほっと一息・・( ̄◇ ̄;)
★秋の成長
10月下旬です。結構個体差あります。
どれくらいの大きさなら冬越し出来るのか、また、梅雨前に間に合うのか全く分からないので、今から2回めの種まきをしてみます。
うちの半日陰ベランダで育てているエンドウの育苗をイメージしているので小さいポットに入れています。春になったら植え替えようと思っています。
★冬に保温してみました
11月中旬です。
そして2回めの種まきのものが発芽です。
寒くなっているのでマルチを敷いてビニールシートの中に入れました。保温したほうがいいのかどうかもわかりません。
12月上旬です。
1回目の苗は30cm。
2回目の苗は20cm。
12月中旬です。
1回目の苗(左)は40cm。2回目の苗(右)は25cm。
1回目の苗は下の方が黄色くなってきました。寒いのか肥料が足りないのか?
ビニールシート内の湿度も気になっていたのもあって、室内に入れてみました。
たぶん入れ物が小さすぎますが、植え替えず春までそのままにしようかと思います。
これなら最初から大きなプランターのほうが良かったのか?
★ちょっとダメになりかけ?
1月です。
葉が全体的に黄色くなってきて、しかもかなり徒長してしまいました。室内に入れても意味ないかもしれません。
2回目の苗はここで全滅しました。
1回目の苗は先端がわずかにきれいな緑色だったので、外のビニールシートに戻して太陽に当ててみることにしました。
2月、戸外のビニールシートに入っています。 全体はボウズですが、先端がしっかり生きています。 暖かさよりも日光が必要かもしれません。
3月です。今こんな感じです。
3月に入っても寒い日が続きました。ひょろひょろですがまだ新芽が出てきています。
ここで、乾燥気味にしないといけないことを忘れて普通に水やりをしていたことに今気付きました。
アホです。今から乾燥気味にしてみます。
またまたここで(水のやり過ぎにより?)土が傷んでいることに気づきました。しかもうちのベランダに迷い込んでビニールシート内に居ついて暖を取っていたバッタ君に新芽を2つかじられました。
さらに土を換えようと思いましたがなけなしの新芽を折ってしまい断念。土に空気を入れました。小さい苗みたいに逆戻りになってしまいました。
でもまだ諦めません。
さらにここで春まきしました。
★春まきもしました
4月です。
春まきした芽です。
秋まきの分の全体像です。冬に触りすぎて振り出しに戻った気がします(-д-;)
4月下旬です。
これは春まきした苗です。あれから土を乾燥気味にしててとても元気です。
そして秋まきの方はついに枯れてしまいました。回復する体力がなかったみたいです。抜いてみると根があまり張っていませんでした。ガ〜ン・・。
5月です。梅雨前までに間に合うでしょうか?
5月下旬ですが、春まきの方も元気がなくなってきたので、残念ですがベランダ最終コーナー(見切りコーナー)へ移動することになりました。
ベランダが狭いので仕方ありません。
ちなみに最終コーナーには今はアピオスが植えてあります。その空き場所です。
ここでもう一度調べたら「年間降雨量400ミリメートル以上の熱帯・亜熱帯地域がよい、温帯地域でも収量が少なくなるが育てられる」とありました。全然違うやん!!どうなん?!(情報に振り回される私)
でもしみじみ思い返せばろくに温めてあげてなかったな〜と思って、花も咲く時期でもあると思うので株元にぬかをまいてみました。今ひよこ豆に出来ることはこれくらい。付き合ってくれてありがとうね。
★食べる
収穫できませんでしたが、最初に買った残りのひよこ豆でカレーとか色々作りました。美味しかったです。
・・・

もしかすると家に入れずにずっと外で火に当てるほうが良かったのかもしれません。
あと、マメ科の肥料の具合を私がまだ把握していない気がするのでそれも原因の1つかも。 途中から入れ物も小さかったと思いましたが植え替える勇気がなかったです。
そもそも外国の気候で育った食品のひよこ豆よりも日本で種として売ってるひよこ豆をまくべきだったかも?
思い当たることはいっぱいあるので、また育ててみたいです。

こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener