半日陰ベランダ906!!
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【半日陰ベランダで】ハイビスカスローゼルを育てる

半日陰ベランダで育てたハイビスカスローゼル
ハイビスカスローゼル(アオイ科 日本では一年草)  Hibiscus Roselle

半日陰ベランダでハイビスカスローゼルを育ててみました。よくわからずに育てましたが半日陰でプランター栽培でも真っ赤な実を収穫することができました。
手探り栽培だったので次回はちゃんと育てられるはず!?
途中の真っ赤な花も美しくずっと楽しませてもらいました!その様子をまとめました。

★調べたこと+自分用メモ

ポイント◆ 暖かい場所じゃないと育たないそうです。早まき厳禁。


栽培時期(関西)◆種まき→4月 収穫→11〜12月
連作◆しない方がいい。
日当たり◆日の当るところ。
暑さ寒さ◆暑いほうが好き。
乾湿◆湿った土を好む。乾燥に強いという情報も。
発芽適温◆24℃ / 75°F以上
原産◆西アフリカ。熱帯地方に分布。
丈◆6フィート
土◆土壌酸度の適応が広い?弱アルカリ性が最適?
肥料◆高有機物の土壌でよく育つ。少しでいいという情報もありました。
その他◆短日植物。昼の長さが短くなったら開花する。
      (参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)

★種をまく

種をいただいたので常温で保存しておきました。アオイ科だからオクラと同じような育て方でいいのかも?
ハイビスカスローゼルの種

4月上旬に育苗ポットに種をまいて、寒いとダメかと思ってビニール袋をかぶせておきました。
通常狭いベランダでは場所がない時は発芽させる時に日陰に置いたりするのですが、なかなか発芽しないなと思って調べたら好光性の種であるらしく、慌てて日に当てました。
12日後に1つ発芽しました。最初から日に当てていたらもっと早かったかもしれません。
発芽率は悪いそうです。
ハイビスカスローゼルの発芽

★発芽したけど寒さで育たない?

アオイ科だからビニールを半分かぶせたりしたのですが、なかなか育たないので調べたところ、温室に入れるなどしてかなり気温が暖かくないと育たないと知って慌てて室内へ入れました。それでなくても今年は5月に入っても肌寒かった。ごめんね〜!
DSCF12217.jpg(50975 byte)
その後昼はベランダに出して夜は室内に入れてを繰り返して5月下旬はこんな感じ。ぜんっぜん大きくなってませんし、新芽に茶色い斑点があります。病気でしょうか?元々持ってる赤い色素ではなさそうです。
DSCF12346.jpg(44127 byte)

ある日このポットにナメクジを発見しました。よく見てみると若干土が傷んでいると思ったので別の土に植え替えました。
穴をあけていたとはいえビニールをかけっぱなしだったので傷んだのかも。
この時ローゼルはやっぱり直根でしたのでそぉーっと植え替えました。根はヒョロっとではなく結構しっかりしていたと思うのでこれでオッケーと思っていたら、6月の初めに枯れてしまいました。
うう・・。
DSCF12455.jpg(57381 byte)

終わってから調べました。

Propagation Seed - sow early spring in a warm greenhouse. Germination is usually fairly rapid. Prick out the seedlings into individual pots when they are large enough to handle. If growing them as annuals, plant them out into their permanent positions in early summer and protect them with a frame or cloche until they are growing away well. If hoping to grow them as perennials, then it is better to grow them on in the greenhouse for their first year and to plant them out in early summer of the following year. Cuttings of half-ripe wood, July/August in a frame. Overwinter them in a warm greenhouse and plant out after the last expected frosts.
        (http://www.pfaf.org/user/Plant.aspx?LatinName=Hibiscus+sabdariffa)
ローゼルってかなり温度が高くないとダメみたいです。

★2回目チャレンジ!

前回の失敗から他の野菜でも「発芽の時期が早すぎると失敗する」という目に何度かあってしまったので、今回は1か月遅い5月上旬に10個くらい残ってる種をまいてみました。
発芽が遅くてもつぼみが付くまでにダメになってしまうかもしれませんけど、出来るところまで育ててみたい。
ビニール袋をかぶせてベランダのビニールシートの中に入れて6日後に1つ発芽しました。
しかもまた種の殻をかぶったまま出てきて、これ堅いのかはずれにくいのか、去年もこんな感じだったので殻は私が取ってみました。そのため葉に傷が付いています。
ほんとは自力ではずせたらいいんですけど。最適環境にしてあげられないと思うので、チョイ過保護で。
殻が外れにくいから発芽しにくいのかな。水に浸ければよかった。
ハイビスカスローゼルの発芽

★1ヶ月ずらして順調?

5月下旬、より日当たりのいい場所が空いたので、ベランダの南国系の方々に一斉に移動してもらいました。
ずっとビニールはかぶせています。
6月上旬、12cmぐらいでこんなもんかと思って植え付けてみました。
5月下旬ハイビスカスローゼルの植え付け

6月下旬、茎の一部が赤くなりました。
7月上旬、丈40cmです。茎が細くてなんとなく頼りないです。
6月下旬7月上旬
でも今年オクラの発芽を全部失敗したことを思うと、この子はよく生えてきたなと思います。
気温が適正なら育てやすいのかもしれません。

7月中旬、ずっとビニールをかぶせたままでいたら、ある真夏日に外から帰ってきたら上の方の葉が数枚だけ枯れていました。
幸い新芽は元気だったのでよかったんですが、ビニールの中って何℃だったんだろう。
しかも隣で一緒にビニールをかぶせていたオクラちゃんはなんともない。オクラよりローゼルの方が南国人という認識は間違っていたのか?
それとも品種改良してて両方日本人なのか?
そのせいかどうかはわかりませんが、葉の根元からわき芽が出てきました。
つぼみは確かここにつくと思うんですけど、短日植物で夏至は過ぎてるからそろそろじゃないのかな?
わき芽が出てきた

★つぼみが出た!

9月上旬!つぼみ来ました!!
よくみたら一番先につき始めています。きゃ〜〜ノ(#´Д`#)ヽ
ハイビスカスローゼルのつぼみ9月上旬全体図
8月下旬に80cmだったのが、ここからぐんぐん伸びて今1m。
全部赤くなるのはまだ先なの?

9月中旬、更に伸びてつぼみの間隔が広がっています。
真っ赤な口紅をさしたように美しいです、、咲くかも・・!
花が咲くかもつぼみがついている様子
背がどんどん伸びて、つぼみが付いている一番先が天井につきそうになっているので、鉢を低いところに移動しました。
つぼみがしっかり付いている枝は今4本あります。
葉も細く変形してきました。
ローゼルの花、ぜひ見たいです!!

★美しすぎるローゼルの花

2日後、早朝見るといきなり花びらが開きそうになっていました!!
わ!わ!
花が咲きそう花が咲きそう2
わ〜〜ノ(゚ロ゚●(゚ロ゚●(゚ロ゚●!!
ハイビスカスローゼルの花
ハイビスカスローゼルのがく
ハイビスカス、うちの半日陰ベランダで咲いた〜!感激です!!
涼しくなってきたからどうなるかと思っていました。

なんと、しぼんだ姿も美しいです〜。
しぼんだ姿もうつくしい

★つぼみと実は似ている

・・・ここで最初に咲き終わった花が丸ごと落ちたかもという事件がありまして、。
日が足りないから下から順番に咲いてないかとか(そんなわけないか)、もしかしてここでお別れかとか色々思いまして、、。
で、落ちたと思ったのは結局どうも思い違いでみたいで、、。 残骸も発見できていませんし。

考えた結果、つぼみと実が似ている、ちゃんと下から順番に咲いている、今咲いている花の上にあるのは「つぼみ」、下にあるのは「実」で特に異常はない、という結論に達しました。
↓画像順番に、花から上、次が花から下です。似てるでしょ。
花から上花から下
最初に咲いた花が丸ごと落ちたと思ったのは、まだ枝が伸びていると考えれば昨日花が咲いていた位置に何もついてないかったのはギリギリ納得できるかも。
念のため、昨日咲き終わった花びらをつまんで取ってみたら中に緑色の実のようなものが付いていました。
ということで実が付きました〜(゚∀゚*)(*゚∀゚)という報告です。
私が騒ぎ過ぎ・・。
ハイビスカスローゼルの実
・・・とか言って落ち着いていたら、翌日咲き終わった花が目の前で丸ごともげました。
これは半日陰のせい?もう、首がしっかりしてる花もそうでない花もあるということにします。事件終わり。

その前に主枝の真ん中あたりの葉の付け根からつぼみが出現しました。それも2〜3個。
これはすでに付いている実を太らせるためには取った方がいいかと思いましたが、うちでは生えてきた芽などをかくのはなるべく控える考え方になってきているのでそのままにします。
ちぎったらこの子が痛いもんね。

★実が膨らむ

花は10月初めに咲き終わって、10月上旬実がプックリしてきました。
実がプックリしてきました
しっかりプックリしている実は12個あります。
中は緑色実がついている様子
実の皮の間から中の緑色の実が見えているのもありました。
10月中旬にちょっと寒くなってきたので室内に入れてみました。入れてみたらローゼルが自分で立ってないことに気づき慌てて支柱を立てました。
今までは狭いベランダで何とか隣にもたれていたんだと思います。
実ができて重くなったのかな?そんなに重いような気はしないんですけど。
これも半日陰のせいかも?

★ハイビスカスローゼルを収穫する

「In most climates the calyxes are ready for picking in late summer or early fall.Harvesting should occur while the calyxes are plump and juicy and before any woody tissue develops.
(http://reneesgardenseeds.blogspot.jp/2013/02/in-kitchen-growing-your-own-hibiscus.html)
・・ほとんどの場所では萼は晩夏か初秋に摘み取る。木質組織が発達する前に収穫する必要がある。」

ということですが、木質組織って何かわからないんですけど(茎が木化?)、ネットで収穫物の画像を見てみるとどこもうちのよりほっそりした実が収穫されているので、もっと早く収穫してもよかったんじゃないかって思いました。
ハイビスカスローゼルを収穫
決して太るのを待ってたわけではなく、気が付いたらもう太っていたのですよね。
10月下旬です。

 

★半日陰ベランダで収穫したハイビスカスローゼルティーを作ってみました

ガクは包丁でカット。中の実は緑のものと茶色に枯れているのがありました。
ガクをカット
茶色の中には種が〜!
ハイビスカスローゼルの種ハイビスカスローゼルティー
12個のうち4つをお湯に投入。4つじゃ薄かったです。というよりなんか変な後味・・。
これは、収穫するのが遅かったのか、日当たりが足りなかったからか?
残りの8個は乾燥させてみたら味が濃くなるかな。

★半日陰ベランダでの難易度
        ・・・
半日陰で出来ることは出来ます!
たった1個だけ発芽して、うちのベランダで収穫まで出来たのってすごくないですか〜!!
後味が変なのは収穫が遅めだからでしょうか、それとも半日陰のせい?(それともこんな味?)
やっぱり丸々太ってから収穫してしまったのが気になるので、種ができたからまた植えてみようかな〜(゚∈゚*)

 
welcome(プロフィール)
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者夫妻が奈良県の半日陰ベランダで一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことを書いたページです。

日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。

野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。

半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!

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906です

自宅の半日陰ベランダで野菜を育てています。
よろしくお願いします!

906ベランダ日照状態
半日陰ベランダの日当たり状態の図
育てた野菜リスト
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アピオス
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インゲン豆(秋採り)
インゲン豆(梅雨採り)
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イチゴ
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オクラ
オカワカメ
オレガノ

カイラン
カボチャ
カリフラワー
キクイモ
キドニービーン
キャベツ
紫キャベツ
芽キャベツ
キュウリ
ミニキュウリ
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クコ
クランベリー
クリーピングタイム
ケープグーズベリー
原木しいたけ
小カブ
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子宝菜
コーヒーの木
ごぼう
ゴマ
小松菜
ゴーヤ
コリアンダー
コールラビ

サクランボ
サツマイモ
サトイモ
サニーレタス
サラダ水菜
山椒
シソ
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ジャーマンカモミール
春菊
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セロリ
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ツルムラサキ
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