
半日陰ベランダで本当にミツバは簡単に育つのか?

日陰でもよく育つと言われているミツバですが、これは育てられるだろうと思いうちの半日陰ベランダで育ててみました。果たして半日陰ベランダで本当にミツバは簡単に育つのか?ツッコミどころ満載のレポートですがご紹介します。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
湿度があるやや日陰がいいです。
長く収穫できます。連作障害に注意。
栽培時期(関西)◆種まき→春か秋 収穫→2〜3カ月後くらいから?春と秋。
日当たり◆日かげを好む。
暑さ寒さ◆寒さにも暑さにも弱いと思います。
乾湿◆湿気が好き。
発芽適温◆20〜30℃
原産◆東アジア
丈◆15cmくらいでした。
土◆普通の土をやや湿らせました。
その他◆好光性種子。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★秋の種まき〜摘み取りまで
いっぱいまきたかったので種を買いました。
袋を開けると銀色の袋に種が入っていました。保存が難しい種でしょうか?
(実際常温保存で翌年は芽が出にくかったので、調べてみたらミツバの種の寿命は1〜2年でした)
夏に弱いと思うので秋にまきました。適当にやや厚まきして密生させました。
10日くらいで発芽、日当たりが悪いからかかなりひょろっとした芽です。
この感じだと日陰でも育つと言うだけで最初は日当たりが必要なのかもしれません。
生えたては葉がピッカピカです!いっぱい種まきしたので、少し成長すると秋のうちに摘み取ることができて、ちょっとずつですが色々料理に使えました。水やりも多めにしています。
★冬に枯れたようになる
冬になって葉が枯れたように黄色くなり、冬は収穫できませんでした。
そのまま防寒なしで越冬できましたが、秋に収穫せずもっと成長を促したら元気だったかもしれません。風も苦手なように思います。
しかし日陰でも育つと言われているミツバがこんなありさまでは、半日陰ベランダーとして失格ではないでしょうか。逆にミツバは肥料が必要なのではないかということがうかがえます。
★春に復活してモリモリ収穫
春の初めにかわいい新芽が!復活しました!
新芽が育ってふさふさ〜!わりとあっという間でした。
それで収穫したんですが、この時期は収穫してもすぐ伸びてきて重宝しました。春が一番収穫できました。
★6月に花が咲く
6月に茎がにゅっと伸びてきて開花しました。
・・・連続収穫祭り終了。気温が上がり葉もやや固くなっています。・・短い、短すぎる!
多年草なので夏はなんとか葉を残して生きています。
・・・と思ったら枯れてしまいました。半日陰だからでしょうか?また種まきします。
(ちなみに半日陰ベランダで花が咲いたのは今までで1回だけでした。花を咲かせる体力が付かないのかもしれません。)
1年近くミツバとおつきあいしましたが、振り返ってみるとまともに収穫できたのは春だけでした。あとうちの栽培で心当たりがあるのはやはり肥料が少ないということです。でもうちはとくに葉っぱ野菜は低肥料で育てようと思っているのでこれでヨシとしています。
★それでも夏を越したミツバがありました
うちのベランダは半日陰だからかミツバは多年草なのに夏を越したことがないな〜と思っていたら、3回目ぐらいに夏を越えたミツバを発見しました。
これは植えた覚えがなく、いろんなものが生えている雑多なスペースによく見たら生えていたものです。なぜこんなところに生えているのかはわかりませんが、枯れて根だけ生きていたものがここに移動したか、種まきしたときの不発の種がこの場所に紛れ込んで発芽したとは考えられます。
まだ小さいですが、発芽したてではなく夏を越えたと思われる太さでした。
コンパニオンプランツに限らず、こういうお友達が多いスペースは私の経験上弱い野菜でも生き伸びる場合があります。
相性がいい場所はお互い助け合って生え続けると思うのです。
育ちにくい野菜は工夫すればもっと育つんじゃないかと色々考えさせられます。
★半日陰ベランダで収穫したミツバを食べる
↑茶碗蒸しです。ぐふふ。
↑にゅうめんにたっぷり!
・・・

何かハーブを植えたいならとりあえずミツバがおすすめです。ミツバは香りもいいし日本の気候に合っています。
病害虫も特に無かったです。
スーパーで買ったミツバの根っこを再生させる場合は、スポンジごと埋めるとうまくいかず、少し根を切ってでもある程度スポンジを取ってしまう方がうまくいきました。
でも真夏にスポンジがポロっと取れて根が広がったのか、枯れていた根元から新芽が出てきた時もありました。
ミツバはやや日陰好きですが、半日陰ベランダでは最初に日に当てて大きくすればぐっと大きくなるかもしれません。または冬に防寒して気温を上げるようにすれば成長するのではないかと思います。
うちのベランダは狭いので場所選びに苦労するのですが、何かの陰に植えるとあんまり育たないです。

こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener