
野菜の剪定くずで堆肥を作る
剪定したり収穫・撤収した野菜の残りの残渣は、せっかく無農薬で作っていますから捨てないで再利用しています。残渣にも栄養がいっぱい残っていると思うので分解して土に還そうということなのです。今回は野菜くずで堆肥を作る様子を書いています。
★野菜の剪定くずで堆肥作り
最初は野菜を育てて捨てる剪定くずをビニール袋に集めていただけだったんですが、ある日よく見たらそのくずの底の方が分解されていてドロっとしていたんです。これは堆肥になると思い勉強しながらベランダで出来る範囲でいいから土を再生することに挑戦しました。
まず、剪定くずを袋にためているだけでは時間がもったいないので(だって堆肥になるまでに半年〜1年かかるんです)、くずを袋に入れながら分解させてみたこと。
米ぬかを入れる。水分を少し増やす。土を払わずについたまま入れる。砂を入れる。EMを少し入れる。とか。
ようするに菌が分解してくれるシステムを作ればいいのです。白いカビを見つけたらそれを入れることもあります。
そして袋の口は閉じます。なぜかというと少しでも開いていると虫が入ってくると思うので。袋は2重にした方が安全だと思います(麻袋に入れているものもあります)。そしてそのまま寝かせておきます。そしてたま〜に中を開けてみてかき混ぜました。そしてまたしっかり口を閉じる。
実はうちの場合はほとんどダンナさんが管理しているのです。「ちゃんと口を締めないと虫が入ってくるからお前じゃ心配」らしいです。
ダンナさんがうちで飼っているシマミミズを少し入れていた時もありました。袋の口を閉じて保管してもシマミミズはちゃんと生きていました。しかも太っている!
土と水を入れた時は分解が早いなと思った時がありました。
半年から一年後、焦げ茶色になって土に還ったら堆肥の出来上がりです。土の匂いがすればOKです。土の匂いって放線菌が働いてくれてる証拠なのだそうです。
完全に分解されていなくても、うちでは待ち肥として野菜を栽培している鉢の底に入れることもあります。+シマミミズ数匹も。
このプランターの土は根コブセンチュウがいそうな土を使って生ゴミとかヌカとかEMとかを入れてふたをしてベランダの隅で放置で分解させたものです。
途中開けてみると激臭がして(もちろん冬に)近所に迷惑にならないかドキドキしましたが、2年後にふかふか土になりました。
★草マルチをしたときのこと
場所がないくらい残渣が出てきて困った時に草マルチをやったことがあって、、マルチを敷く代わりに乾燥させた野菜の残渣を敷くのです。調べてわかったんですが炭素循環農法というのと似たような感じです。
自然の中で木の下に落ち葉がたまってやがて分解されて堆肥になるのと同じ〜と思っていたらコバエが発生してダンナさんからストップがかかりました。
ダメですね半日陰。
じゃ、マルチとはいかないまでも、株元に落ちた葉などを処分せずにそのまま放置したらどうなの?枯れたのもそのままにしたらどうなの?と思ったんです。
やってみたらまたそれも度を超えると未熟堆肥すぎるのかうまく育たない野菜もいろいろありました。
記憶に残っているのをざっと書くと、アブラナ科、ホウレン草はザックリ枯れていって、果樹、ネギ類、ナス科、マメ科、キク科、ハーブなんかはわりと未熟堆肥に強いかもな〜となんとなく思いました。
★堆肥を作ってよかったと思ったこと
・土を買わなくて済むようになった。
・野菜が健康に育っていると思う。
・連作障害が軽減できていると思う。
・病害虫が少なくなっていると思う。
・以前より野菜の味がおいしいと思う。
・団粒構造により保水性と排水性が増し水やりが減ったと思う。
(全て個人的な感想です(゚∈゚*)

こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
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906 gardener