
【半日陰ベランダで】ケープグーズベリーを育てる

Cape gooseberry, Golden Strawberry ,Physalis
偶然手に入れた食用ほおずきケープグーズベリーの苗を半日陰ベランダで育ててみました。ナス科の中でも生育旺盛な感じで、新しい茎をどんどん生やして実を付けようとしていました。
栽培気候が合っていないのかあまり実は付きませんでしたが、奈良でもギリギリ冬越ししていたので、温かいところでは元気いっぱいな植物なのだと思います。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆ 根元から新芽が次から次から出てきてよく育つ野菜だと思います。
栽培時期(関西)◆植え付け→春 収穫→7月でした。
連作◆ナス科なのでダメかも。
日当たり◆日当たりの良い場所。乾燥は苦手なので真夏の直射日光は避ける。
暑さ寒さ◆暑いほうが好き。非耐寒性。
乾湿◆水はたっぷり必要。
原産◆熱帯、温帯地域。
丈◆細い鉢で育てたので60cmくらい。鉢植えの場合大きな鉢に植えると大きく育ち収穫も多いそうです。
土◆ローム(粘土質)。砂。水はけのよい土。石灰が好き。
肥料◆肥料はそんなにいらないらしいです。
その他◆フィサリスにはシマホオズキ(ケープグーズベリー)、ショクヨウホオズキ(グランドチェリー)、オオブドウホオズキなどがあるそうです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★ケープグーズベリーの苗を植え付ける
ホームセンターで処分寸前の状態で食用ほおずきと書かれ50円で売られていました。6月でした。
後でわかったんですが縦に紺色のシマシマが入るケープグーズベリーという名前だそうです。あまり見かけない物かも?
ローム土壌、貧しい砂を好むらしいのですが、半日陰ベランダでは原産地より日照量がかなり足りないと思うし、それで貧しい土にしてしまうと育たないような気がするので、普通の土で肥料を少なくすることにしました。
★夏に1つだけ花が咲く
特に何もせずに見守っていましたが、夏に花が一つだけ咲きました。黒い斑入りの可愛い花です。でもこれは実はなりませんでした。
小さいと実は付きにくいのか、植え付けが遅かったのも原因かもしれません。
★秋に新芽が出てくる
新芽が数本出てきて、今までの茎葉が半分枯れました。
↓↓新芽の頭です。
↓↓これは枯れてきた葉。どうなるのこれ?って思いましたが、新芽はいくつか出てきて古い方と同じくらいぐんぐん伸びてきたのでちょっと安心?勢いは良い植物かも。
★ビニールシートにいれてベランダで冬越し
どうやって冬を越したらいいのかわからないのですが、ナス科なので寒さに弱いのではと思ったのでビニールシートの中に入れました。
枯れはしませんが、古い方が紫色になってしなっとしてきました。寒いのでしょうか。
ずっと見ていると、一年中花が咲いて実をつけようとしているようでした。
★春に実が付き始めた
↓↓春先についにこんなものが!しましま模様の実です。この実はまたしても実りませんでした。
春にも根元から新芽が出てきています。生命力が強いです。
ちょうどこの時フレンチレストランでホオズキを食べる機会があってこれがマンゴーのような美味だったので、この子に対する対応が変わり大きめの鉢に植え替えることにしました。
土を換えて古いほうの茎を切り落として新芽だけにしました。根も思いきって半分にしました。
★二年目の夏
6月上旬です。初めてここまで実が膨らみました。
実は数個付いています。
1本が下葉から枯れてきました。それと同時に下からまた新しい茎が生えてきました。
新しい葉が生えてくるから大丈夫だと思いますが、一部枯れるので実際は調子が悪いのでは?
途中で枝分かれするのではなく、根元から新しい茎が生えてくるようです。背はあまり高くありません。
肥料はあまり必要ないと書いてありましたが、なんとなく必要なのではないかと思ったので肥料を足しました。
うち日光が少ないですし。
★半日陰ベランダでケープグーズベリーを収穫
実っていた殻がカラカラに枯れたようになってきました。ちょっと中を見てみると実も黄色っぽいです。
そこで収穫せずにもうちょっと待ってみたら、軸も枯れてきたので収穫しました。
きれいな大きい実が出てきました。
食べてみました!すっぱくておいしいです(*´Д`*)
これってトマトの親戚みたいなもんだから、水を少し減らせば甘くなるかと思って減らしてみたら若干甘くなりました!
途中で収穫する気が無いのに殻に触って落ちてしまったものがあったんですが、それを追熟させてみたらあんまり追熟しないうちにしわしわになってしまいました。こういうのはダメなのかもしれません。
7月下旬に実も落ちて終わったので、やや日陰に下げました。茎が1メートルくらい伸びていますが葉が茎の先にだけついています。
間もなく枝の途中から去年と同じように新芽が出てきたので、元気のない葉はさっぱり剪定しました。
先だけについてる葉をそのままにしておいたら、太陽に向けてすごく枝を伸ばし始めました。
8月下旬に今度は根元から新芽が出てきたのでホッとしました。
・・・

病害虫は特に何もなかったです。
栽培気候が合っていないのか途中枯れたり、あまり実は付きませんでしたが、枯れても新芽を出したり奈良でもギリギリ冬越ししていたので、温かいところでは元気いっぱいな植物なのだと思います。

こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
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906 gardener