【半日陰ベランダで】驚異の野菜オカワカメを育てる
半日陰ベランダで驚異の野菜オカワカメを育てました。なにか脅威かと言うとその生命力です。もう半日陰かどうかなんて関係ありません。オカワカメのビックリ栽培記録をまとめましたのでよろしければどうぞ!味はワカメです\(^o^)/
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆ 丈夫に育つので心配はいらない。
栽培時期(関西)◆種まき→ 収穫→育ったら随時。
日当たり◆どこでもいいような気がする。
暑さ寒さ◆寒さが苦手(寒くても平気な気がする)夏は室外機の熱風にも耐えてました。
乾湿◆乾燥に強く加湿に弱い。
原産◆熱帯アメリカ、熱帯アフリカ、熱帯アジア
丈◆ツルでかなり伸びるので不明。
土◆なんでもいいような気がする。
肥料◆どうでもいいような気がする。
その他◆茎の寿命は一年。主に葉を食べるが、茎、塊根、葉腋(葉の付け根)に付くムカゴも食べられる。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★オカワカメの植え付け
前からちょっと興味があったオカワカメ。
球根で増える性質で種はなさそうなので、苗を探していました。
でもあまり売っていなくて、売ってても値段が高かったり躊躇していたのですが、たまにしか行かない近所のスーパーに100円で売っていたので買いしました。灯台元暗しです。
根っこを見ると球根らしきものがありました。5月中旬です。
暑いのは平気だと思うので、室外機の熱風の当たるところに置いています。このエリアは毎年熱帯野菜専用です。
これじゃちょっとわかりにくいんですが、ツルが細く伸びてきてツルツル伸びています。
スペースがないのでベランダの好きなところに這わせています。
それとダンナさんが鉢を移動させた時に先端を切ってしまったらしいのですが、それで弱ることはなさそうで問題なく育つようです。
どれくらいで収穫したらいいのかな。この感じだとたぶん適当でいいですよね。
ベランダを好きに這っています。
写真も撮りづらいし、もうよくわかりません。
小さい鉢で育ててるのに、肥料もあげる気にならないくらい伸びてます。(といっても半日陰なのでカーテンになるほどではないです)
★収穫する
よくわからないまま6月下旬に思い立って収穫してみました。
一見ただの葉っぱですが、ゆでるとわかめそっくりになるとは本当か!
気になる味は!詳しくは一番下の感想欄にて!
7月下旬です。あらゆるところをつたって、天井に到達しているところもあります。
今のところ鉢が小さいのにツルが伸びすぎているためか葉が小さめです。
適当に切った方がいいんでしょうかU゚Д゚Uノ
それと葉の色が薄くなってきていると思います。
★真夏に伸び放題のオカワカメ
それから色が薄くなった葉はおいしくなさそうなので収穫することもなく(というよりベランダが暑くてほったらかし)枯れたらツルを取り外そうと思っていましたが、8月下旬、ベランダの整理をする時に伸び放題のツルが邪魔でダンナさんが撤収してしまいました。
その時においしそうなちび葉を収穫。
★切り過ぎたけど楽勝で生えてくるオカワカメ
それでこれが切った後です。
手で持っている枝がオカワカメで、緑色は雑草です。
なぜこんな姿になったか、もっと緑色の部分を残して切れなかったのかと聞くと、ツルが伸び放題で収拾がつかなく、鉢も手が届きにくい状態だったので仕方がなかったということです。・・でも切りすぎじゃないの?
室外機の前に置いて熱風が当っていたことは特に問題はなかったようです。
・・それでこれ、これからどうしたらいいの?
根元さえ残っていればまた生えてくるの?
生えた!全然楽勝。心配することなかったです。
10月、衰える気配なくツルを伸ばしています。全然よわってない。しかも葉がおいしそう。
★切り離したツルに花が咲く驚異の生命力!!
10月下旬に花を見つけました。意外とかわいいんですけど!
といっても、切った後に生えてきたツルに咲いたんじゃなくて、切り放して残しておいたツルに咲いてました。鳩対策のためそのまま絡ませておいたのです。
切り離して何日たったかはわかりませんが相当経ってます。
え、なにこれ!
これはかなりビックリです!!
つながってないのに!!
これなら切らずに花を咲かせればよかった!しかもなぜか白とボルドーの2バージョンありました。美しすぎます。
これから想像するとオカワカメってほとんど水要らないんじゃないかと思いますけどどうなんでしょう?
★冬越しもできたオカワカメ
カラカラでも切られても大丈夫だとわかったけど、冬は越えるのか!?
寒いのは苦手なので防寒しなければならないそうですが、様子からしていけるんじゃないかと思って防寒しませんでした。
期待通り3月下旬に新芽出現!!わかりづらいですが真ん中のです。無事越冬しました。
えらいぞオカワカメヽ│*゚∀゚*│ノ
葉は枯れずずっと生えたままでした。
★オカワカメのムカゴと塊根
・・・一通り育て終わって思い出しました。そう言えばムカゴのことを忘れていました。
ムカゴとは植物の栄養繁殖器官のひとつ。主として地上部に生じるものをいい、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となる。(wikipediaより)
食べると栄養があるらしく、しかもそこから新芽が出るので土に埋めて増やせるそうなのです。
最初は根元のぽこぽこがそうだと思っていたのですが、茎についてるぽこっとしたやつがムカゴらしいですね。
さらに根元のぽこぽこ(塊根)も食べられるみたいです。
うちのオカワカメの根元を見てみると・・・
・・・あることはある。いつの間にかある。細長いのが3つ見えます。
でも小さいかも。
取って大丈夫か心配するくらいしかない。
半日陰栽培問題なし!だったはずですが、もしかしてお宝はこれらの方なのかも?
・・そう思って秋まで待ち、採って食べてみました。
↓↓続きは下の感想欄で!
★半日陰ベランダで育てたオカワカメを食べる
さあ、オカワカメの生命力を十分見せつけられたところで、その栄養をありがたくいただきます。
葉を食べます!
さっそくいつものお味噌汁に投入!ででん!
・・・なんだかうまいぞ!!
知らなければわかめとして食べてしまうかも。まさにオカワカメという名前はぴったりという感想です!
たくさん入れるとツルムラサキ系の香りがすると思います。
しゃぶしゃぶではなくある程度火を通す方が青臭くないです。
和え物にしてもいいかも。
翌年の秋です!ムカゴと塊根を食べます!
Madeira Vineで検索したら出てきました。
METHOD OF PREPARATION: Leaves cooked and used like spinach. Underground roots cooked, baked preferable. Can be eaten raw but the texture is gooey. Above ground bulbils (tubers) are medicinal.
(Eat the Weeds http://www.eattheweeds.com/anredera-cordifolia-pest-or-food-crop-2/より)
葉はほうれん草のように料理。地下の根は焼くのが好ましい。生でも食べられるが、歯ごたえはネバネバ。地上の塊茎は薬用。
だそうです。
今の状態、これがムカゴです。
これは塊根です。
写真で見ると、ムカゴは春は緑色だったのが茶色になってますけど、塊根は見る限り変わってません。
実は2年目はほったらかしで葉もあまり大きくならず、細いツルが伸びるだけ伸びて小さい葉がいっぱい出て細い花も咲いている状態です。
そんななのであんまり付いておらず、控えめに1個づつ収穫。
半日陰栽培の場合、むやみにカットすると植物がダメになることがあるのです。
根は皮をむいて、ムカゴはそのまま、もう小さすぎるので両方茹でました。
味は・・・
塊根。ぬるぬるです。味がしないけど味を付けて食べたらおいしいと思う。芋みたい?
ムカゴ。味しません。体にいいなら食べてもいいかな。
The plant has been shown to have anti-inflammatory, anti-ulcer, and liver-protective effects.(抗炎症、抗潰瘍、および肝臓保護作用)
ムカゴが薬用というよりはオカワカメ全体が薬用かも?
ちゃんとダンナさんと半分こしましたよ。
・・・
ここは半日陰ベランダで野菜を育てるページですが、もうオカワカメに関しては半日陰とか半日陰じゃないとか関係ないです。
■オカワカメの生命力が光る雑記1■
5月、花が落ちたのかムカゴが出来てて落ちたのか、ミントの鉢から生えてきたオカワカメ。
見事にミントと共存しています。
ナイスマリアージュです。
オカワカメってたまに春に全く違う場所から生えてきます。
何から芽がでるんだろう。
■オカワカメの生命力が光る雑記2■
ある年に花が咲いたので終わりにしようと思ってツルをザクザク切ったその破片がプランターに落ちて、土に乗っているだけなのに何と節から芽が生えてきました!
写真はわかりにくいですが、5センチほどの赤いツルに(指先のあたり)芽が出ています。
普通の野菜は枯れて土に帰るんですが、野菜でこういうの初めてです。
すごいです。この生命力は何かに使えないのかな。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener