【半日陰ベランダで】ゴボウを育てる
半日陰ベランダでゴボウを育ててみました。深めのプランターが必要なのですが、春〜夏、秋〜春の2回、虫がつかずあまり世話することもなくほぼ放置していて短いですが収獲できました。
工夫すればもう少し育つかもしれません。
今後のためにここにゴボウ栽培の様子を記録しました。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆ 栽培期間が長いため肥切れに注意。
栽培時期(関西)◆種まき→春、夏、秋 収穫→7カ月後?
連作◆翌年のみOK?翌翌年からは無理。5年くらいあける方がいい。
日当たり◆よいところに置きます。強力な日光でなくてもいいようです。
暑さ寒さ◆暖かい気候を好む。
乾湿◆乾燥気味が好き。
発芽適温◆20〜25℃
生育適温◆20〜25℃
原産◆ユーラシア大陸
丈◆根が35〜45cmと書いてありました。
土◆酸性に弱いので石灰を施す。排水のよい土。
肥料◆栽培期間が長いので元肥はしっかり。初期にリン酸が必要。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★春に種をまく
家庭菜園で作りやすいと思い短い品種の種を買いました。他の野菜に比べて大きめの種でした。
4月上旬です。
ベランダのスペースと鉢の都合上10キロの米袋にまくことにしました。小さいかな?米袋は口を少し折って深さ35cmくらい。
1か所に3粒まきしました。
発芽するまで水を欠かさないようにということです。
9日目に発芽しました。
★初夏の様子
今、ベランダのやや日が当たる最前列に置いています。最初は成長がゆっくりでした。
本葉3枚までに生育が中くらいなのを1本残して間引く、大きく育ってるものは勢いがよく又根になりやすいと聞いたことがありますが、半日陰ベランダなので大きめのを残しました。
↓↓5月です。
↓↓6月です。葉にところどころ穴が開いてます。虫かなと思いましたが見当たらないのでナイロンの網にこすれて傷んだのかと思いました。枯れている葉もありました。
★葉が弱々しくなってきた
7月です。
古い葉は枯れて新しい葉が出ています。
葉は3本ずつくらいあります。
汚なくなってますが病気?
真夏はどうなるのかわからないのですが、他に日に当てたい野菜もあるのでゴボウは最前列から2段目に移しました。
色が浅くなってきて弱々しくなって葉も少なくなってきました。これも何かの病気?
枯れるのはいいけど次の葉が出てきません。それがちょっと心配です。
★思い切って掘ってみました
7月下旬、まだ全然早いんですが、思い切って土の表面を少し掘ってみたらコガネムシの幼虫が1匹出てきたので収穫して終わりにしました。
種まきから約4か月です。約20cmの細い根が出てきました。
ゴボウらしきものが出来たとうちのダンナさんに言ったら、食べてみないとわからないと言われましたが、これがなんと・・
・・おいしかったのです。
★晩秋まきにも挑戦
気を良くしたので、パッケージに晩秋にも種まきが出来るようなことを書いてあるのを見つけ、深めの鉢が空いたので挑戦することにしました。収穫はたぶん春かな。
10月末に種をまいて上からビニールをかけて9日後に発芽し始め、この写真は11月中旬です。
★ベランダでのゴボウの冬越し
冬の間は全然伸びなかったんですが、寒さに弱いゴボウにしては建物に囲われたベランダにいたからか葉は枯れませんでした。
ただ寒さで自然淘汰される芽があり、そのせいで間引きがいらず、そのまま春まで放置して春に一気に葉が大きくなってきました。
根元を触ったらちょっと太くなってきていました。
これは3月下旬です。
これは4月です。なんかゴボウって大きくなると葉が汚くなるんですけど。虫じゃなくてやっぱり病気?
5月初め、よく見るとものすごく葉が狭すぎるくらい育ってて、葉が汚いのはどうも蒸れによる病気ではないかとも思うので、細いものを間引いてみました。
根がどうなっているかも知りたかったですし。
抜いてみたらやっぱり根は細かったです。それと2本ほど又根になってました ( ;∀;)
間引いてこんな感じにすっきり。
★5月にゴボウを収穫
すっきりしたのも少しの間だけで、また葉が大きくなってきた5月中旬(ちょうど7ヶ月目)に大きいと思う株を収穫しました。
今までで一番太くなってました。長さ20cm。
やった!半日陰ベランダでもこれくらいは出来るんですね!
★半日陰ベランダで収穫したゴボウを食べる
炒めて薄く味付けをしました。
・・やわらかくておいしいです。採れたてのゴボウの濃い味がします。意外と美味しいのでゴボウ栽培はお勧めかも。
・・・
これでもっと期間を長く栽培することができたらもっと立派なゴボウになる・・??
深めのプランターが必要なのですが、虫がつかなかったしあまり世話することもなくほぼ放置していてこんなおいしいゴボウが出来たので、興味があれば育ててみる価値あると思います。
葉がずっと汚くて調子悪そうでしたが、日当たりが悪いのが原因かどうかはわかりませんでした。
追記■後で知ったのですが、丈が短い早生タイプのゴボウは放射線照射による品種改良がおこなわれているということなので育てるのをやめにしました。こんなこと言ってたら他の野菜はどうなのかと思うし何も出来ないかもしれないけど、気づいたことから自分たちが変えていくしかないと思います。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener