半日陰ベランダ906!!
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【半日陰ベランダで】ミニニンジンを育てる

半日陰ベランダで育てたニンジン
ニンジン(セリ科 1年草)  Carrot

日当たりが良い場所を好むとされているニンジンを半日陰ベランダで育ててみるとどうなるか、半日陰、+少ない土量、+寒い時期などの条件で育ててみましたが、どれもそれなりに育ち、できないことはなかったです。半日陰特有の(?)芽が倒れる現象も確認。

★調べたこと+自分用メモ

ポイント◆ まいた種が流れやすいので、袋栽培ではなくカッチリしたプランターを真っ直ぐに置く方がいいと思います。
発芽すればあとは簡単、と言われますが、うちでは発芽した後に消えてしまうことが多いです。


栽培時期(関西)◆種まき→春か夏(梅雨明け) 収穫→ミニは約80日後 (品種によります)
連作◆大丈夫。むしろ連作する方がいいという情報も。
日当たり◆日当たりのいい場所で。
暑さ寒さ◆前半は暖かく、後半は涼しいほうが好き。
乾湿◆最初は水分たっぷりで後半はやや乾燥
発芽適温◆15〜25℃ 春まきは地温10℃以上。
生育適温◆15〜20℃
原産◆中央アジア
丈◆品種によりますがミニは10cmくらいだったのでプランターの場合は少し深めで。深い方が大きいのが出来ると思います。
土◆酸性に弱いので石灰を施す。根菜なので下に伸びるから土は深く耕します。
肥料◆牛フンを混ぜてみました。
      (参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)

★種をまく

秋まき9月下旬です。
100円ショップの種を使ってみます。
人参の種
好光性種子(発芽に光が必要)なので土は薄くかぶせました。
(かぶせずに上から抑えるだけだと水をまいた時に種が流れて変なところから発芽したことがあるので、土を少しかぶせる方がいいと思いました)
あとで土寄せしやすいように種をスジまきして薄く土をかぶせて押えました。

セリ科の種は劣化しやすいらしいので、新しい種でなければ多めにまくようにしています。
土が乾くと発芽しないので、腐葉土や雑草やわらを土の上に敷いて湿度を保つと発芽しやすいようです。うちは新聞紙をかけて水をスプレーしてみました。
新聞紙をかけて水をスプレーしたプランター

発芽するまで土は乾かさないように注意して、5日で芽が出ました。
5日で芽が出ました
調べたところ発芽率はそんなに良くないみたいですが思っていたよりも良く発芽しました。家のプランターなので管理はしやすいです。

切った葉っぱを保水の為に敷いてみたのですが、それもちゃんと発芽しました。
光が通るのかと思いましたが大丈夫で、敷いた葉っぱも枯れて土になじんで分解されました。

★ニンジンの芽を間引く

で、こんな感じで生えてきたので、小さい時に間引きます。
なぜかというと「間引き菜として食べたいからもうちょっと大きくなってから・・」って思って大きくしてから抜いて隣の根を痛めてしまったことがあって、そういう場合は地上だけ切っています。
しかも葉同士が絡まってバッタリ倒れてよくわからなくなったりします。
だからって間引きすぎて間が開きすぎてもうまく成長しないようです。

隣の葉が触れ合っているくらいが一番育ちがよいよのだそうです(友育ちという)。 間引いたら土寄せします。
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友育ちについて。
葉が隣と触れ合っていると競争し合って生長よくなることを友育ちというらしく、ニンジンは特に友育ちをする野菜だそうで間引きすぎて1株だけポツンと立っている状態は育ちにくいそうです。

この写真の真ん中の群生がニンジンで、あちこちニンジンまいたうちで他のポツポツ発芽したのはみんなダメになって、かたまって発芽したこれは生き伸びて、友育ちってこれのことかなって思った時の写真です。
ニンジンの友育ち

★半日陰ではニンジンの芽は倒れやすい?

↓10月中旬です。
葉がデロ〜ンと倒れることがあったので、倒れたら土を寄せるか土を足して立たせました。
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最終的に間隔が10cmになるまで間引くと書いてありますが、 10cmも開けなくても大丈夫でした。
最終的にニンジンの根の周りにも細かいヒゲ根がワシャワシャ出てくるので、 余裕があれば間隔を開ける方がいいと思います。
何回か土を足したり寄せたりしました。

追記■発芽してからずっと「倒れる」「ダメになる」と書いていますが、病気などの心当たりがなにもないのにニンジンの芽が小さいうちに突然倒れたりするのは、日照時間が足りないせいかもしれないと思っています。
日当たりの良いところでのニンジンの小さい芽はそんなことにはならないので、半日陰ベランダ特有の現象ではと思います。涙。
違う科ですが、ネギも小さい芽の時は同じように倒れやすいと思ったことがあります。

↓11月、丈40cmです。根はまだ太ってません。
11月のニンジン

↓12月上旬です。根が太り始めました!
12月のニンジン根が見え始める
種まきから2ヶ月半です。もうちょっとです。ふふふ。

株間を十分取っていたつもりだったのに、中で根が斜めになって隣と触れ合っていて太らなかったみたいなニンジンを発見。
これは横のニンジンの邪魔になると思うので抜きました。
DSCF8489.jpg(39506 byte)

★半日陰ベランダでニンジンを収穫する

種をまいてから3ヶ月ちょっとです。
根の直径が4〜5cmになりました。
だんだん位置が上がってくるので、 少し掘るだけでオレンジ色の根が見えました。
根の直径が4〜5cmになる

収穫!!半日陰でも思ったより立派なニンジンができました。
半日陰ベランダで育てたニンジンを収穫

★小さい袋でニンジンを育ててみました

これは上白糖1キロの袋を使って育ててみたものです。
途中で袋の中に根が回っていたのでこれ以上は無理かなと思って収穫しました。
長さ6cmでした。
こんなところでもニンジンができるのか実験したのですが、これは小さ過ぎますが、作ることはできるので工夫次第で可能性はあります。小さければベランダの隙間で育てられます。

ニンジンは実(根)の周りにも細かい根がワシャワシャ張るので深さがもっと必要だと思いました。
これはこれで葉も根も美味しくいただきました。
砂糖の袋で育てたニンジン

↓↓これは3月に種まきしたものです。お米の袋で作りました。
肥料は、寒く生育の悪い前半のための元肥を入れて暖かくなる後半の分はあまり要らないそうです。
小さいのが取れました|゚Д゚●;|
春まきの時はアブラムシが付きました。
お米の袋で作りました

↓↓冬は時期外れだろうと思いましたが、あえて育ててみました。
10月下旬に袋に種まきして4月まで待って細いのができました。
防寒したらもっとできたかもしれません。 冬栽培のニンジン

 

★半日陰ベランダで収穫したニンジンを食べる

根野菜は収穫時に満足感がたっぷりあります。 シンプル味付けで食べられるのが家庭菜園の醍醐味です。
やっぱり一番最初は生でスティック状に切ってをマヨネーズ付けて食べました!ウマ〜!
↓↓おでんに入れたらすっごくやわらかかったです!!しあわせ〜|´艸`●|
半日陰ベランダで収穫したニンジンを食べる
間引き葉はニンニク醤油炒めで。めっちゃおいしかったです!
飽きたらゴマペースト+牛乳+醤油あえとか。考え中。
根が太ったニンジンの葉は固くてどうも食べられませんでした。

★半日陰ベランダでの難易度
        ・・・そこそこできる!
こうしてみると、ニンジンは半日陰でも土が少なくても寒くてもそれなりのものができました。工夫でなんとかなる場合は可能性は十分だと思います。
ただし、育ててみた感じでは、小さい芽の時に日に当たらないと消えてしまう可能性が高かったです。そこを越えるとあとは大丈夫ではないかと思います。
ニンジンは自分で育てて食べると味が美味しくてビックリする野菜の一つだと思っているのでぜひ育ててみて欲しいです。

 
welcome(プロフィール)
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。

日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。

野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。

半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!

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