【半日陰ベランダで】ひもとうがらしを育てる
奈良県の伝統野菜ひもとうがらしを半日陰ベランダで育ててみました。株が全体的に細く大丈夫かと思うくらいだったのですが、実のなる数が多く、半日陰ベランダでも少しずつずっと収穫できました。夏の間も採れ続けたので楽しいです。苗を手に入れられるならおすすめです。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆大きくなると硬くなり辛味が出ることもあるので、若採りする。
栽培時期(関西)◆種まき→4〜5月 収穫→夏〜秋
日当たり◆日当たりは必要。
暑さ寒さ◆暖かい方が好き。
乾湿◆乾燥しない方がいいと思います。
発芽適温◆30℃
生育適温◆25℃
原産◆南米。
丈◆1.2メートルくらい。
肥料◆そこそこ必要だと思います。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★いつものスーパーで細長い苗を買う
もう5月下旬で、夏野菜の植え付けには遅めですけど、近所のスーパーに穴場の苗屋さんがあって、行くと何か買ってしまう習性で今日も買ってしまいました。今回はひもとうがらし。
半日陰ベランダーとして蕾がしっかりついている物をチョイス。
ちょっとほっそりしてるかも?
上の方で二股に分かれていて、もう花も咲いています。
枝分かれしても剪定しないでおこうと思っています。半日陰だとダメージになると思うし。
ひもとうがらしは大阪の実家にいる頃からちりめんじゃこと一緒に炒めて食べていて私は馴染みがあるのですが、奈良県の大和伝統野菜だということは今回初めて知りました。
他の地域では珍しいのかな。
これがなかなか美味しいんですよね。
★下の方の実を採る
ほっそりしているのに花がじゃんじゃん咲いて大丈夫かなという感じになっています。
まず株をしっかりさせるために、下の方の実を早めで収穫しました。
実もひょろ長いですけどうちのベランダの日照が足りないからでしょうか?
★半日陰ベランダで育てた実を収穫する
育てている途中から茎とか実とか全然太くならないことに気づき始め、細すぎるという感想しかないひもとうがらしですが、調べたところ、
「果長10cm前後 太さは鉛筆より細く直径5〜6mm」
確かにぴったりΣ |゚Д゚●;|!!
意外とこれでいいんだ! ということで収穫!
私が食べたことあるのは、細いけどこれよりもっと太くて長かったんです。
それとは違ってこれが奈良県のひもとうがらしなんですね!
株の背丈は今50センチ。6月中旬。
あれから1、2本ずつ採れ続けて、7月下旬にそこそこ実がついている状態になりました。
ちょっとわかりにくい画像ですが、今最盛期かも。
緑色で細いからよく見ないとわかりづらいです。
丈は70センチ。茎は細くて葉も小さくてよく育っています。
10センチに近いものを収穫!
紫とうがらしとオクラと一緒に。
★8月も少しずつ収穫
隣のナスの陰になってしまってるけど細々成長しています。
1節に1本ずつぽつんぽつんとなっています。
なんていうか、今ず〜っとちょっとずつ採れてます。
よく探したら10センチになっているものがある。
7月から8月にかけてちょっとずつ採れるウィークですね。
特に8月の猛暑中も、実はなるんですが待っててもあまり大きくならなかったので適当で収穫しました。
小さいのでよく実るのかも。
それと、種をまいてヒョロヒョロ育っていたオクラがひもとうがらしと同じプランターにいて(えっ?)、それが最近顕著にでかくなってきて、お互い引くに引けない状態になっています。
と言うよりかはむしろ両方育っています。仲良しなんですね。
★秋にまたいっぱい収穫
9月上旬です。そろそろ暑さもやわらいできて、花がいっぱい咲いてきました。
よく見れば一回り大きくなっていると思います。
ただオクラが陽の当たる手前に生えているせいか(?)、若干後ろに反り返るような体制になっているかも。
うちのベランダでそんな体制とっても陽は当たらないと思うけど、もしかして私が気付いてないだけで当たってる?新技?
9月中旬、実がいっぱいつきました。暑さが和らいだからでしょうか。
改めてよく見たら、他の唐辛子系より葉が小さく多く、枝分かれが多いです。
収穫!!オクラが横に植わってても結構採れました!
10月上旬には次の花がもう咲かなくなったので、今なっている実を採ったら終わりみたいです。(同時にオクラも終わりです。)
★種取りしました
10月には小さいけど早く赤くなる実が出現したので、採ってからしわしわになるまで待って種を取りました。
これ固定種だと思うので、種をまいて来年も育てようと思います。
★食べる
調理法:油いため、てんぷら、つけ焼き等。
フライパンでこんがり焼いてちりめん山椒を和えました。
やっぱりひもとうがらしはちりめんじゃこと合います〜!
おいしい!・・・・けど、どれか辛いよ!?
甘とうだからって食べてみるまで侮れません。
・・・
「大きくなってしまうと辛くなるので若採りする」とあったので気をつけていたのですが、なんせ出てくる実が細小さいのでもうちょっと?もうちょっと?って思っているうちに大きくなり過ぎたのもあったのか、途中から辛いものが多かったです。
そういう意味で難しいですね(@_@;)。
半日陰だし表示よりも少し小さめでとるべきだったのかな?
でも実のなる数が多く、少しずつず〜っと採れました。面白かったです。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener