【半日陰ベランダで】レンズ豆を育てる
レンズのように平たい形なのでレンズ豆だそうです。小さくて細かい豆です。
これを半日陰ベランダで育ててみました。
あまり日本ではなじみのない豆ですが、特に苦労もなく実は付いたので半日陰でもできることはできます。うちは肥料が少なかったのですが、多めにすると簡単に育ちそうな感じでした。
★調べたこと+自分用メモ
栽培時期(関西)◆種まき→秋にまいてみました 収穫→春でした
日当たり◆日当たりは必要だと思います。
暑さ寒さ◆耐寒性あり、耐暑性なし?
乾湿◆水分はある程度必要。
発芽適温◆?℃冬でも室内で発芽しました。
生育適温◆?℃寒いと元気?
原産◆西アジア
丈◆30〜40cmくらいでした。
土◆どこでも育ちました
肥料◆あげる方が実が付きやすいかも。
その他◆病害虫は何もなかったです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★種をまく
カルディで売っていたレンズ豆を見て興味を持ち、ネットで調べたらカラスノエンドウ(そこら編に生えている雑草)そっくりの姿。
さらにレンズ豆はヒラマメ属という分類で、ソラマメやエンドウと結構近い親戚らしく、カラスノエンドウはソラマメ属ということがわかり、おそらくソラマメやエンドウと同じような育て方なのではと思いました。
それなら難しくないかも?親近感半端ないかも?(妄想)と思って種まきしてみることにしました。
知らない豆を土にまいてみたいだけなんですけどね。
それにダンナさんが雑草としてベランダにカラスノエンドウを欲しがっていたのもあって、窒素固定目的で育ててみることにしました。
水につけてみて、買った豆が発芽するか確認しました。
1日半で発芽(根)しました。根を水につけるように置き換えると全部芽が出ました。
種まき時期なんですが、カラスノエンドウは秋に発芽するらしいのでレンズ豆も秋にまきました。
秋といっても耐寒性はどれくらいあるのか、
どのくらいの大きさなら冬を越すのかわからないので、
時間差で何回かまいてみました。
しかも窒素固定目的なのであちこちの多年草プランターのすみを間借りしました。なんだか雑草扱いですね。
↓↓植えて1日後と一週間後です。
★秋の様子
マメ科なので肥料はあんまりいらないかもと勝手に思ってます。
10/4にまいたものは、伸びて若干倒れ気味のものがあります。
日陰に植えたものはものすごく徒長しています。
まだ暑かったかもしれません。
それとももしかして寄りかかって群生するのかもしれません。
10/4まきの一カ月後です。
日向でよく育っていると思うものです。
小さくてわかりにくいですが葉の数が多いです。
11/3種まきのものです。
いろいろ植えてみましたが、伸びると倒れます。
水分が少ないとしおれます。水分が多くても大丈夫です。
土が少なくてもそれなりに小さく育つようです。
酸性土壌、粘土質、泥炭(ピート)でもたぶん大丈夫のようです。
★冬の様子
耐寒性を心配していましたが、見ていると冬はいたって元気で、寒くても防寒なしで耐えられるみたいです。
太陽によく当たるところは茎が赤くなっているものもあるんですが、
一部このように葉も赤くなっていました。紅葉なのか赤い色素があるものなのかどちらかわかりません。
まだ暑い秋の時期は倒れていましたが、今はしっかりしていると思います。
★春の様子
春先の寒さがぶり返した時(3月)にぱったり弱った株がいくつかありました。
以前にも水が足りなかったかな〜と思った時とはまた別で、今回は寒さではないかと思っています。
これは場所が狭くて少し前から弱り気味だと思っていたもので、この寒さに当たってさらに弱ってきました。
元気な緑色のも沢山あります。
それとも肥料が足りないかです。
★レンズ豆の花が咲く!
4月にカラスノエンドウは花が咲いているのにレンズ豆はまだか〜って思っていたら、下旬につぼみが。
↓そして小さ〜い花が咲きました!
これは可愛い。
花が小さすぎるのでまともな実は期待できませんが可愛いです!
一番日なたで肥料もあげていたプランターに植えたものが一番花が大きく多かったです。
これが一番日向で水分も充分で大きくなりました。ほったらかしエリアの株は花がつきませんでした。
★レンズ豆のサヤ
わ〜(#´Д`#)変わった形のサヤです。
まさにレンズ状ですね。小さいですが。
小さいんだけどどうしよう。
★レンズ豆の収穫
日に当たっている方が実が大きくなりました。結局5ミリくらいですがこれでも大きい方でした。
そのまま食べてみたらおいしくなかったし集めてゆでるにしても少なくて細かかったのでこれで終了しました。あとは窒素固定していただきます。
・・・
もう少し肥料を与えたら良かったかもしれません。なんとかなります。
色んな場所に植えたところ、どんな土質でもまあまあ育ちましたが、弱酸性の土や乾燥気味の土、狭いところでは途中で枯れました。肥料の少ない土、水分の多い土では実が付きませんでした。
たいがいは一緒に植えた野菜と一緒に育っていましたが、ローズマリーの所に植えたレンズ豆はローズマリーに負けていました。
一緒に植えていたワイルドストロベリーの葉が大きくなって明らかにいつもと違ったので窒素を固定している証拠ではないかと思いました。レンズ豆を取り除くとワイルドストロベリーが赤い実を付け始めました。
あ、種まきした残りのレンズ豆はカレーにしていただきました\(^o^)/
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
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906 gardener