【半日陰ベランダで】アピオスを育てる
半日陰ベランダでアピオスを育ててみました。マメ科はうちの半日陰ベランダでは成績が悪く、アピオスもあまり調子がよくなさそうでした。それでも少しずつ育つのではないかと思い2年めも挑戦しましたが、1年目と同じような極小イモでした。その原因は、日当たりの悪さか、肥料不足なのではないかと思います。今回のその様子を記録しました。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
そのまま植えると1〜2m広がる。ツルが伸びるのでネットに誘引。
生命力が強くかなり栽培しやすいそうです。
栽培時期(関西)◆定植→3月中旬〜5月上旬 収穫→11月から3月まで
連作◆問題なし?
日当たり◆日向。
暑さ寒さ◆寒さに強い。
乾湿◆乾燥に弱い?
原産◆北アメリカ東部
丈◆2メートルの支柱を立てる。
土◆40Lプランターに2〜3株。ほんとは畑だと畳1畳に1株くらいだそうです。水持ち水はけがよい土。
肥料◆追肥は月に一度。リン酸とカリウム多め。
その他◆大きさは親指くらい。病害虫は特にないそうです。種イモは食べないのであれば埋めたまま冬越しさせた方がいいそうです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★アピオスの苗を買う
アピオスはイモのようですが地下で根に数珠状に実が出来る栄養価が非常に高いマメだそうです。
5月中旬、ホームセンターにツルがすでに伸び放題のアピオスの苗が売られていて、ツル同士が全部絡まり合っていたんですが1株だけほどけたので買いました。(なぜそんな苗を買うのかというと値下げされて安かったからなのです(;・∀・))
その時に少しちぎれてしまったツルももらって帰ってきて発根するかどうか水につけてみました。
伸ばしてみるとすでにこんなに長かったです。
5月だからこんなものなのかな。
1株しかありませんが少し大きめのプランターに植えました。
それで余ったスペースに葉物を植えたりしようと思いました。そしたら要らない肥料を葉が吸うからちょうどいいので。要するに何でもコーナーです。
それから、もらってきたちぎれたツルは発根しませんでした。茎からは根は出ないのかもと思いましたが、マメの挿し芽はあるみたいなので、これは失敗のようです。
狭いベランダでツルを這わせるところはあまりないんですが、なんとなく空いているところにからませてみました。やっぱり日の当るほうの野菜に絡まっていきがちです。
★8月、アピオスの花が咲く
7月中旬です、最近出てきた葉のそれぞれの付け根に花芽のようなものが付いて来ました。
気になります。これ、咲くでしょうか?
咲いた〜!! 小さいですが、思ったよりきれいな花です。8月中旬です。
花を摘み取るとイモの生育も良くなるということですが花の数が少ないのでそのままにしました。摘み取って乾燥させるとお茶になるそうです。
このころに葉が黄色くなってきましたが、病気なのか花か根にエネルギーを使ったからなのかわかりません。
下半分に写っているのはゴーヤで、一緒に蔓を伸ばしています。
★小さいイモができていました
これから葉が枯れるのかと思っていたんですが、9月に入ってから根元から新芽が出てきました。
アピオスのプランターは適当に種まいたり植えたりシマミミズも入れたり「なんでもコーナー」にしているので不意に土を掘ったりすることがあって、その時小さいアピオスを掘り当ててしまいました。(うちのダンナさんはこのプランターを「楽園」と呼んで大切にしています)
主に西日しか当たっていないから期待していなかったんですが、イモが出来ていてビックリしました。他の部分に太い根もありました。うれしいです。
小さ過ぎて今はまだ収穫しないつもりなので埋め戻しました。
ちなみに収穫するなら11月下旬から。発芽前の3月下旬まで埋めたまま畑で保存できるそうです。というより掘り上げたら保存はしにくいそうです。
★二年目の春に発芽
冬の間は地中にイモが埋まっているだけの状態で、外からは全くわからなくて、もしかするとイモはなくなってるかもと心配になりましたが、アピオスは生命力が強く放っておいても春になるとガッチリ生えてくるそうなので、待っていたら本当に4月中旬に発芽しました。
最初は雑草かと思っているうちにどんどんツルが伸びてきて、葉が開いた瞬間アピオスであることが確認できました。元気だったのか。よかった。
かなり伸びるのが早いです。今年は支柱なしでベランダを適当に登らせてみようと思っています。
★夏に葉が枯れるも土からイモを発見
栽培期間が長いのでアピオスのことは忘れていましたが、ベランダで葉を見かけないのをふと疑問に思って1つだけあったツルをたどってみると途中で枯れていて葉も少ししかありませんでした。
今年はダメだ、イモもどうなっているかわからないと思っていたら、ダンナさんから「楽園を整理していたらアピオスをいくつか掘り当てた、結構掘ったらあるんじゃないか」という情報を得ました。
それと根元に飛び出していたアピオスのイモを1つ埋めたらしいので、ツルをそ〜っと引いたら・・・イモありました!
期待していいのかも??ただ今年は花は咲かないかも。そんな雰囲気。
★収穫
結局花は咲かず、ツルも1本だけであまり日の当るところまで伸びず枯れて、寒くなった11月下旬にとうとう地中のイモを確認することになりました。
枯れたツルをたどって引っ張ったら抜けてしまいその根元あたりを掘っても何も出てこなかったので、仕方なくあちこち掘りやっと見つけました!
3連!!
ここには色々植わっているのであんまり探すことが出来ないのですがまだあるかもしれません。でもないかもしれないので掘りあてたイモを半分埋めて置きました。
また来年。
★収穫したアピオスを食べる
2個だけチンして食べました。
いただきま〜す。
・・・山芋のような感じです。繊維はあるけどホクウマです★'v`★)
栽培期間が長すぎたので忘れてましたけどこれイモじゃなくて豆なんですよね。
鉄分も豊富らしいですよ!私にぴったり!
・・・
できたというほどではありませんが。
ツルが枯れ気味だったのにイモは少しあったので、そういう意味ではイモはできやすい気がします。
というのも半日陰ではツルボケはあまりなく、地上の葉の量と地下のイモの量は比例する感じがしているからです。
調子が悪そうな原因は、日が当たりにくいからか、もっと肥料が必要なのではないかと思いました。
マメ科は窒素固定するので肥料はあまり必要ではないとされていますが、私の中ではエンドウマメなどはかなり必要な印象があるのでアピオスも同じタイプである可能性はあります。
とりあえず2年普通に育ててみて小さいのしか収穫できなかったのでそう思いました。でもイモはできていたので期待はできます。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener