【半日陰ベランダで】クランベリーを育てる
半日陰ベランダでクランベリーを育ててみました。半日陰でも実は最初から簡単についたんですが、問題は夏越しで、夏までに少しでも大きく育てるほうが暑さに耐えやすいと思いました。
なのでクランベリーを育て始めるなら春ではなく秋からという結果が出たので、その様子をまとめました。
興味がおありの方の参考になればと思います。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
寒帯(北半球)、酸性、沼地で見られる。
湿地帯で育てられるものなので水切れに注意。
夏の温度上昇を防ぐため、鉢はプラスチックではないほうがいいと思います。
開花期◆5月。
収穫期◆8〜10月?
結実までの年数◆1〜2年
日当たり◆日当たりのよい場所を好みます。
暑さ寒さ◆涼しい気候を好む。夏の暑さにはかなり弱いようです。
乾湿◆湿地が好きです。水切れに注意。
原産◆北米
丈◆丈は低かったです
土◆やや酸性土壌を好み、酸性の泥炭、砂や小石の混じった土壌がよいとされるようです。
受粉樹◆要らない
その他◆ほとんどはジュース 、ソース、ジャム、ドライフルーツなどに加工される。アメリカやカナダで感謝祭の時に料理に使われる。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★苗を買って植え付け
苗を買いました。
匍匐性のタイプ。5月に購入。
やや酸性土壌を好み、酸性の泥炭、砂や小石の混じった土壌がよい。
泥炭(ピート)とは泥と炭のことではなく、有機物が完全に微生物に分解されずに堆積したものらしいです。
特徴としては、隙間がいっぱいあって水を含んでいます。
有機物の中でもコケなどが堆積したものをピートモスというようです。
ということで、うちのクランベリーは、
下からあさりの貝殻、木炭、鉢石、鹿沼土と水に良く浸したピートモスを混ぜたもの、一番上に水苔、を入れたものに植えました。
うちのダンナさんがこだわってやっていました。
枝の途中からどんどん新芽を出して伸びてます。
夏場は出来るだけ温度の低い所に置くようにしようと思いますが、
氷を与えたりするくらいの気でいないとダメになってしまうような気がします。
★クランベリーの実がなる
5月から花が咲きました。小さい薄ピンクの花です。
花の付け根からこういう風に緑色の実が付いてきました。
その後に実がなりました。植え付けてすぐ実がつくということは1年か2年経っているものでしょうか。
他のベリーに比べて熟してもカスカスっぽいです。
買ったばかりなので今年は採らないでおきました。
せっかく植え付けたんですがこの株は夏に枯れてしまいました。
★再チャレンジ。今回は秋から開始
直立性。9月に購入。すでに実が付いています。
垂れるタイプ。2回目と同じ9月に購入。今回は秋からスタートです。
★冬越し
12月です。
紅葉している葉もあります。
実はまだ赤くついています。去年のクランベリーは5月から実がなっていたので収穫期間は長いのかも?
アメリカではチキンとクランベリーソースでクリスマスを祝うのでこの時期に実がなっててもおかしくはないかとは思います。
寒いのは平気だそうですが、霜に当たるとダメらしいので寒冷紗をかぶせました。
年を越えるとしぼんでくる実がありました。
でもまだしっかり付いています。
このあと冬は問題なく越えました。
★春に新芽が出る
真ん中から丸いポツポツが出てきました。春が来た感じです!
新芽が去年の枝の先から伸びてきました。そんな伸び方するのね・・。
前年に実の付いた枝に新芽がつくそうです。へえ。丈が少し長くなりました。
実は取らなければ春までずーっと付いたままでした。
去年の実を取ったらすぐ花が咲いたので肥料をあげました。
これって1年中実をつけてない?
繊細な美しい花です。
★問題の夏越しは・・
花のあとに実が付きました。夏の間はずっと日陰の場所に置いてました。(他に夏越しの対策はしていません)
最初に買ったばかりの時は体力があったのか、実がたくさんつきましたが、1年後はやっぱり半日陰だからか実付きが少なくちょっとしかありません。
実が赤くなりました!片方の株は半分枯れたようになりましたが、夏は乗り切りました!
秋から育てたので夏までの長期間に根が育ち、去年の株より強くなっていたかもしれません。
あと、実が少なかったのが体力を消耗せず、逆に功を奏したかもしれません。
・・・
クランベリーを育て始めるなら春ではなく秋からという結果が出たので良かったと思っています。
その後も特に気を配らなくても枯れずにいますが、ただやっぱり半日陰ベランダではあんまり実は付きません。ここの環境が寒い沼地からは程遠いからだとは思います。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener