【半日陰ベランダで】こどもピーマンを育てる
半日陰ベランダでこどもピーマンを育ててみました。終わってみるとピーマンより肉厚で実が出てから収獲までに時間がかかるのに、ピーマンよりもよく実りました。
植え付け時期が遅かったのに半日陰でも生育旺盛で育てやすかったです。今回はそのこどもピーマンが育つ様子を書きました。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆開花から収穫までの日数は中型ピーマンよりも長く着果負担が大きいので、草勢を落とさないようにする。
果面にひびが出たら収穫。
栽培時期(関西)◆種まき→2〜4月 定植→4〜6月 収穫→5〜10月
日当たり◆日の当るところ。
暑さ寒さ◆耐暑性あり。
乾湿◆収穫が始まったら水やりはやや多め。土が乾燥しすぎると果実が短くなりやすい。
原産◆日本で開発?
丈◆70cmでした。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★苗を買って植え付け
6月上旬、売れ残っていて安売りされていた苗を買いました。
普通のピーマンに比べてだいぶん小さい苗ですが、遅くてもたぶん全然いけるはず(と思う)。
こどもピーマンって小ぶりなのかな?
小ぶりだったら更にいける(と思う)。
★一番果を採る
6月中旬、二股になってそれぞれ新芽が出てきました。
今丈25cmです。
ちょっと大きくなっただけですが、小さい花芽も出てきたので順調。
まだまだ時間はあります(゚Д゚;!
6月下旬、茎がしっかりしてきたと思った時に一番花が咲きました。
7月上旬、一番果5cmほどです。こどもピーマンは10cmくらいになるらしいです。
半日陰で育ちにくいうちのはやや小さめでいつも収穫するので、それの一番果だからこれくらいで採ろうかなと思うんですが、どうでしょう?
二番果がもう完全にスタンバイしているので今一番果を採ったら二番果が大きくなるかもと思ったり。
収穫の目安である果面のひびは全くありません。まだかな。
しっかりしてきたと思っても普通のピーマンに比べてややか細い感じなので、支柱を立てました。
★次の実からスジ待ち
7月中旬、まだスジ(ひび)は出てないんですけど、一番果の大きさが止まってその上の4つが同じくらい育ってきたので、一番果を採りました。
6cmです。
スジが出ると甘くなった証拠だそうですが、出てないのはどうなんでしょうか?
でもこれ炒めて食べてみたら甘かったです。甘いというか独特の苦さがなく特徴出てるので、別にこれでもいいと思います。
★スジが出たので収穫する
「果面にスジが少し発生したころが収穫適期。まだ筋が出ていない若どりや、スジが多くなりすぎた遅どりは避ける。」
・・っていうのがどうも気になるのでスジが出るまで待っているところです。
今丈は55cm。8月上旬。
待っている間にダンナさんがピーマンの代わりにといって1つ採って炒めてました。
7月に2つしか収穫してないから今実が付いてますけど、次の花は咲いてないからピーマンなどと同じように8月は中休みかもしれません。
下の方のは最初に比べてかっぷくがよくなってきました。スジ待ち。
よく考えたら、スジが出る=甘くなる=熟す、ということになる?それなら、=うちのベランダは半日陰だから負担が多くて無理。ということになります。
いや、でも、ピーマンというからにはそもそも未熟果を収穫するものだし。
もうちょっと待ってみます。
スジ少し出ました!
小さいけど結構ぽってりして肉厚です。
逆光でわからなかったんですけど、収穫してみたら少し赤くなり始めていました(右の実です)。
これ以上待つと株自体に負担がかかるかもしれないので、その次にスジが出始めていた実も採りました。
(半日陰ベランダでは実が未熟なのに株に限界が来るというような食い違いがそこそこ起こります)
★8月も9月もポツポツ採れる!
8月中旬。ピーマンなんかは8月は採れないんですけど、こどもピーマンは8月も続けて収穫できました。
また右の1つが赤くなりかけました。
今の丈は60cmです。
今年の9月は残暑がなく涼しいですが収穫が少し足踏みしているピーマンに比べて、このこどもピーマンはポツポツなってます。すごい。
出だしが遅かったのですが、まだまだ出来そうです。
日が足りないのでポツポツですが、花は咲き続けています。
まだ実はいっぱいついているんですけど、10月上旬から成長がなんとなく止まりました。
10月中旬に気温がちょっと低くなったので、残りを収穫して記録を終わりにします。
いつも気分でなんとなくやってます(-ε- )。
それと、ベランダで簡易ビニールハウスの中で冬越しをさせてみましたが、2月に枯れてしまいました。
交配種だから弱かったかも。ビニールの中がちょっと湿気気味だったのもあるかも。
★半日陰ベランダで収穫したこどもピーマンを食べる
ピーマンより小さいけどたっぷり分厚くガッチリした感じです。
ピーマンとパプリカの間ぐらいのイメージです。
半日陰では比較的ヒョロ〜っとした野菜が多いんですけど、こどもピーマンは頼もしいのが出来ました。オススメ!
↑夏野菜ピザ!夏になったら暑いのにピザを作ってしまう(・ェ・oU!
ピーマンなのでピーマンの味はするけど、確かに苦味はないです。苦手な子はチャレンジしてみてもいいかも!
パプリカのオイル漬けをこどもピーマンで作ってみました。色は悪いですけど激うまです。
表面を焦がして皮をむいてオリーブオイルに浸けるだけなのでぜひやってみてください!パスタに合う!
・・・
ピーマンよりも多く収穫出来たと思います。
特に半日陰ではスジのことは気にしないで適当に収穫したらいいのではないかと思いました。
こどもピーマンって「メキシコの激辛トウガラシハラペーニョの辛味が全くない個体から育成」されたそうで、これの種を取って来年育ててみたらハラペーニョに戻る可能性もあるかなって!
1苗で2度おいしい!?(そんなに急に先祖返りはしないとダンナさんにつっこまれました。。)
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener