【半日陰ベランダで】食用ほおずきを育てる
半日陰ベランダで食用ほおずきを育ててみました。
ほおずきの実はたくさん付いたんですが、追熟してもほぼ
熟さなかったです。日照不足が原因かどうかはわかりませんが、ナス科なのでおそらく十分な日照は必要ではないかと思います。
また挑戦したいので今回の様子を記録します。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
梅雨時にカビ(?)のような黒いものがつきやすかったです。
5,6月のアブラムシ防除。
実はなりやすいです。
栽培時期(関西)◆植えつけ→4〜5月 収穫→7月でした。
連作◆避ける。
日当たり◆個人的に日光は多く必要じゃないかと思います。
暑さ寒さ◆暑いほうが好き。植えつけ後の遅霜に注意。
乾湿◆乾燥にやや弱い。
原産◆中南米
丈◆矮性なので低かったです。
土◆水はけのよい土。貧しい土壌でもOK?らしい。
肥料◆生長がはやいので2週間に1度追肥と説明書に書いてありました。(日本用の品種かも?)
その他◆フィサリスにはシマほおずき(ケープグーズベリー)、ショクヨウほおずき(グランドチェリー)、オオブドウほおずきなどがあるそうです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★購入した苗を植え付け
5月に苗を購入しました。矮性早採り品種で商品名はスウィートジュエリーです。
実は去年も育てたのですがアブラムシがひどくて調子が悪そうだったので今年は考えて育てることにします。とてもおいしかったので今年は成功させたい!
「植えつけ後1ヶ月ぐらいから実がなり始め・・」と書いてありましたが少し遅い購入だったのでもう実がなっています。
1か月遅くてこの苗は少し小さいとは思いますが、これは勢いよく育つと思うし果菜なのでこれくらいでも大丈夫ではないかと思いました。
水はけがよくなるようにスリット鉢を選択。
これに加えアブラムシ防除のため、鉢の周りにアルミホイルをまいてうちのシマミミズコンポストから採りたてホカホカのミミズの土を表面に敷きました。ミミズが作った堆肥は植物によい菌がいっぱいいるそうです。
植えつけながら思いましたが、体が細くてもこんなに花も実もついてることを思えば、ナスのように背丈を伸ばすよりも実を付けたがる植物かもしれません。
★今年も調子が悪い?
6月上旬です。矮性なので横に広がってきました。
アブラムシはいることはいるのですが、テントウムシ部隊のおかげで何とかなってます。行き届かないところはマスキングテープでペタペタして除去できました。
黄色くなって落ちる実が出てきました。中の実は緑色で食べてもまだ熟していません。
それと同時に梅雨入りしたので蒸れているのか殻の内側に黒カビ(?)が付いている実もありました。カビやすいのかな?
6月下旬です。緑色でわかりにくいですが実がいっぱい付きました!
★実が落ちるのに中は未熟?
7月中旬、殻がカラカラになってどんどん落ちていくので収穫しました。でも中身はまだ緑色でした。
でも去年もそうだったんですけど熟してないのに殻が落ちるのは日当たり不足が原因の一つなのかも?
追熟出来るかと思って常温で置いておいたら緑のままシワシワになってしまいました。
・・と思ったら、こういうの情報を発見。
「The fruits have the peculiar characteristic of falling to the ground before they are ripe. Simply gather them up after they drop and keep them at room temperature in a basket without removing their husks. In a week or less, their color will deepen from light yellow to the warm apricot gold that signals ripeness. Store ground cherries in their husks. They will stay fresh for up to three months if placed in a mesh bag and kept in a cool place (50°F). 」(www.organicgardening.com/)
熟す前に殻が落ち、一週間以内にアプリコットゴールド色に熟し、10℃で3カ月保存できるそうです。どこの国かはわかりません。
8月の上旬に枯れて終わりました。
★去年のこぼれ種から発芽
去年のこぼれ種から簡単に発芽します。思わぬところに生えている時があり生育は旺盛だと思います。
5月中旬に発芽しました。購入した苗より遅めです。
去年のほおずきは花が黄色かったです。時期が遅くても生長しましたが、株が育ってない分収穫は少なめになりました。
ただ、時期がずれたのでアブラムシも黒いカビみたいなのもつかなかったです。ということはこの2つは梅雨の多湿が原因だったことになります。
★冬のこぼれ種から発芽
冬にこぼれ種が発芽しました。
すぐ20cmほどになり、花が咲いて実がつきましたが熟さずに2月にしおれました。
冬の実です。黄色く熟していそうですが酸っぱかったです。
保温することができたら乾燥気味な冬に育ってまた違う結果だったかもしれません。
★半日陰ベランダで収穫した食用ほおずきを食べる
そのまま食べられるのですが、うちのは熟さないので加熱しました。
まだ緑色でもジャムにしたらすごくおいしかったです。いままで食べたことのない味でした。焼き芋みたいな??
(後から気づいたのですが焼き芋みたいなのは量が少なくてちょっと焦げたからかも)
・・・
2回育てましたが、落ちた実を追熟するためになにか栽培条件が足りなかったかもしれません。
それが半日陰だったかどうかはわかりませんが、ナス科なのでおそらく十分な日照は必要だと思います。
★3年目こぼれ種
えっと毎年毎年!!
まいてもいないのに、まいたのは出てこないのに、植えた覚えがないところに、いつの間にか生えてる!!
今年はシソと間違えた!!
生命力抜群!!
・・迷惑ではないけど\(^o^)/
終わり。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener