【半日陰ベランダで】ゴマを育てる
ゴマを半日陰ベランダで育ててみました。ゴマは日照りでよく実るとされていますが、やや日陰の方で育てた株も少し実が付いたので、日陰だから全くできないのではなく収穫量は日照量に比例するようだということがわかりました。今回はそのゴマの育つ様子を書きました。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆生育期間が短く、栽培が簡単。乾燥気味で育てる。下の方のさやが弾け始めたら収穫。
栽培時期(関西)◆種まき→5〜6月 収穫→8〜9月
連作◆避ける。
日当たり◆結構必要かも。
暑さ寒さ◆暑いほうが好き。
乾湿◆乾燥に強い。湿気に弱い。
発芽適温◆℃
生育適温◆20〜30℃
原産◆インド〜エジプトorアフリカ
丈◆1m
土◆中性。どこでも作りやすい。
肥料◆少なめでいい。普通の畑では特に肥料はいらない。
その他◆株間15cm。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★種をまく
6月上旬。
炒りごまじゃない何も加工していないゴマを探していましたが見つからず。収穫時期でもないし、ないですよね。
何年か前はどこかで売ってたような気がしますが、ないので仕方なく種を買いました。
白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマどれにしようか迷いましたが、一番人気と書かれた金ゴマで。
女子力アップの観点から言うと黒ゴマですが、初めての栽培なのでゴミとゴマが混じってもわかるように、ここは香りと風味が高い金ゴマで(・`ω´・)。
「発芽まで土の表面が乾燥しないように」と書かれていたので、ポットにまいた後ビニールをかぶせました。
あんまり暑いとどうなんだろうと思って、ビニールは穴をあけました。
余談ですが、あまったゴマは食べられないんですよね。5400粒も入っているうえ、食用にするなと書いてあります(゚Д゚;。
簡単に4日で発芽しました。
かわい( ´艸`)。
★育てる
6月中旬と7月中旬です。あんまり大きくなりません。
種をパラパラまいたわりには、そんなに発芽してないかな。
ほんとに3カ月で出来るの?
株間が狭くていいみたいなので4本植え付けましたが、小さいの2つが雨か風で折れて枯れました。
よわ(-д-;) !!もうちょっと予備で作るんだった!
ということでもう一度種まきしたらすぐ発芽。間引いてまた4本にします。
大きいのとの丈の差は15cm。
8月上旬、大と中とチビです(チビわかりますか?)。
大は30cm。
チビはたぶん育たないと思うから戦力外。でも葉が可愛すぎるからそのままにしてあります。
種まきから1か月くらいで花が咲くそうですが、うちのは全然そんな段階ではありません。
8月中に気配がなければちょっと考えます。
それからすぐ葉の付け根からなんか出てきました。
位置的につぼみではないかと思うんです。
もしそうなら、背も低いし葉の数も少ないので収量もごく少ないです。
・・・・なんかつぼみではなく・・・・葉でした↑↑
うごあ!一番上につぼみっヽ(゚Д゚c)ノ!!
つぼみではなく葉だったところに気を取られてばっかりだったですが、一番上の生長点のすぐ下についてました!
上につくのね!8月下旬、丈40cm!
これだけでも収穫できるか!?
★ゴマの花が咲く
・・・花めっちゃきれいヽ(゚Д゚c)ノ!!
次の日咲きましたよ!淡い紫色、こんな可憐な花だとは!
★莢が出てきました
花は一日で咲き終わり、その上にまたつぼみが付きました。
そして莢が出てきました。出来そう!出来そう!
莢は一番最初の花からではなくて3番目から付き始めました。
開花からぐんぐん伸びて60cm。
上から、つぼみ→花→莢って並んでます。
9月中旬、まだ咲き続けて莢が増え続けています。
下の方の莢は立派になってきました。
・・と思ったらしおれてきました。土は乾いてないんですけど、なんで?えー?
収穫の目安は、下葉が枯れてきて下の方の莢が弾けた時、だそうです。
下葉は枯れてますが、莢は弾けてません。
急に涼しくなったから体調崩したんでしょうか?
しおれたゴマ(大です。右側の長いの)は青枯病を疑いましたが、あれか水やりを控えたらなんとか持ちこたえてます。
鳥ネットにもたれているようですけど、一応自立しています。よかった。
下葉は全部取れてしまいました。
左側の中ぐらいのはもっと日陰に植え付けていたもので、横が空いたので鉢を持ってきました。
もっと日陰でも花が咲いて少ないですが莢が付いています。
★半日陰で育てたゴマを収穫する
9月下旬、大きい方のの茎が枯れました。
また青枯れがぶり返したかと思いましたが、今度は茶色になったので収穫しました。
↓中ぐらいのと比べると茶色くなってます。
よく見たら下の莢も茶色になってて裂けています。ちょっと裂いたら種が見えたので、新聞紙にくるんで室内で乾燥させることにしました。
中ぐらいともっと日陰の子もしばらくしたら枯れてきたので収穫しました。
ちょっと莢が裂けているだけで、茎を逆さまにするとパラパラとゴマがこぼれたので注意が必要です。
ゴマはすぐ取れました。莢に残っているとシャラシャラいうのですぐわかります。
数日乾燥させたゴマを元の種ゴマと大きさを比較しました。
左が種で、右が収穫したゴマです。
元のより少し小さいのが採れると思っていましたが、意外にもほぼ同じ大きさでした。
★半日陰ベランダで収穫したゴマを食べる
ゴマをとってみたら上の方の莢のゴマは茶色かったです。これは未熟だから?
とりあえず煎ってみたら、ちょっと弱いけどいい香りがしました。
↓↓そしてブサイクおにぎり〜( ゚ ё゚ `)=3
採れたて煎りたてのやさしい味でした!
一緒ににぎった大根葉のつくだ煮と付け合わせのなめ茸も作りたてです〜(*゚∀゚*)
・・・
途中しおれた時はもうダメだと思いましたが、なんだか最後まで大丈夫でした。
普通は1段に莢が4つづつぐらいつくと思うんですが、うちのは2つでした。
ゴマは日照りでよく実るとされていますが、やや日陰の方で育てた株も少し実が付いたので、日陰だから全くできないのではなく収穫量は日照量に比例するようです。
株間をもう少し開けたらもっと莢が付いたかも。
でも楽しめました!
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener