【半日陰ベランダで】パプリカを育てる
パプリカを半日陰ベランダで育ててみました。ピーマンに比べて育てにくいかもと思いましたが、どうもピーマン類は全般的にベランダ環境に合っているようなので、数は少ないですが思ったより実りました。果菜は収穫時に満足感があるのでおすすめです。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆ ピーマンと同じですが、栽培期間が長いので水分と肥料(熟させる必要があるから)が必要だと思いました。
栽培時期(関西)◆種まき→3月 植えつけ→5月 収穫→8、10、11月でした。
連作◆しない方がいいです。
日当たり◆やや弱い光でもOK。
暑さ寒さ◆高温を好む。
乾湿◆乾燥に弱い。
発芽適温◆30℃
生育適温◆昼25〜30℃、夜20℃
原産◆中南米かハンガリー
丈◆80センチくらいにはなりました。重くて枝が垂れ下がるので支柱が必要です。
肥料◆長期間収穫できるので元肥重視
その他◆比較的実がなりやすく株に負担がかかりやすい野菜。5〜6月に成長の先端にアブラムシが付きやすいですが防除できない範囲ではなかったです。
オランダ・韓国・ニュージーランドなどで水耕栽培されているそうです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★種まき
↓↓スーパーで買ったパプリカから取っておいた種を3月に種から保温しながら育てたものです。
この場合手間がかかりますが、5月に植え付けられ収穫開始が早いです。通常の栽培はこの時期です。
↓↓こっちは初夏に種まきして育てた苗です。
暖かくなってから種をまく場合はそのまま育って楽ですが、収穫が遅く10月になりました。
種まきと育苗の手間をかけられない場合は苗を買うと手軽です。
★植え付け
パプリカは夏野菜の中でも特に低温が苦手なので、少し大きめの袋にいったん植え替えて十分気温が暖かくなるまでベランダの簡易ビニールハウスの中で保温してから植え付けました。フライング厳禁です。
★一番果を摘む
5月中旬に花が咲いたのでやや浅植えで定植しました。狭いベランダでは選ぶほど場所も鉢もないですが、ピーマンやトウガラシよりも実が大きくなるので大きめのプランターを選びました。そしてまだ保温。
5月下旬、一番果を小さいうちに摘み取りました。これも食べられます。一番果の上にもいくつか花がありました。
枝が5本になっていたので2本切って3本にしました。半日陰なので。
ただし半日陰ベランダ栽培は大きく育つとも限らないので、自然に3本くらいになっている株もありました。
★次の実が大きくなり始める
6月中旬です。実が大きくなり始めました。そろそろ汗ばむ気温になってきたので簡易ビニールシートを外しました。梅雨で蒸れますし。
この時一番大きな実が付いていた枝を1つ折ってしまったので2本仕立てになってしまいました。くっつけようかと思いましたが、枝が大きかったのでやめました。
全体的には半日陰なのでほっそりしています。
しばらく実らなかったのですが、7月中旬に次の実が続々付いてきました!今丈が80cmくらいです。
★半日陰ベランダでパプリカを収穫する
8月上旬です。赤くなりました。
収穫!赤くなりきっていないものも収穫して追熟させました。
尻腐れているものもありました。肥料はそんなに多くはあげていないので、単純に石灰が足りなかったのかも?
★秋の収穫
真夏の収穫の負担からか9月は収穫できず間が空いて、10月にまた収穫できました。半日陰ベランダでも結構立派なのが出来て実の重さで枝がしなっていてかわいそうだったので、適当に実を間引いて軽くしました。
収穫したパプリカでまだ赤くなっていないものは家の中で追熟させました。パプリカは収穫してから追熟出来ます。
だんだん緑から色が付いてきます。
小さいのはピーマンです。
パプリカを寒くなるまでそのまま育ててみたりしてるんですが、実がなっていれば遅くて12月ごろまで収穫できた時がありました。
★冬越し
これは簡易ビニールハウスに入れて冬越しさせた2年目のパプリカです。
最初は何ともなかったのですが、途中で葉が黄色に変わり雪が降る時期とともに葉が全部垂れてきました。水が足りないのかと思って水をあげても変化なし。
寒さには耐えられなかったのかと思った矢先に2月に新芽が出現し夏にわずか2個ですが実が付きました!がんばった!
連作障害のせいもあるかもしれないので、2年目は春あたりに土を換えた方がいいのかもしれません。
★半日陰ベランダで収穫したパプリカを食べる
ピーマンより断然分厚いのが収穫できたたので満足です。
オリーブオイル漬け作りました。
おいしいです!パプリカってうまみがありますよね。
そのほかパプリカ料理にはバルサミコ酢を合わせるのが好きです。
↓パプリカで作ってみたソースの中で一番おいしかった「サウザン・アイランド」。
↓サルサ・ソース。これもおいしかったです。パプリカよりピーマンを多くするとまた違った味になると思います。
うちのダンナさんがやってたんですが、キムチにパプリカパウダーを入れたら香ばしくて面白い味になってました。あと蜂蜜も入れたら美味しかったです。
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半日陰でもわりと大きくなって枝が重くなるので支柱は必要なこともありましたが、ピーマン類はナス科の中では小ぶりだし、実際にまあまあ育ったのでベランダの環境はピーマン類にとって好都合なのではと思います。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで野菜を育てて、結果に一喜一憂しながら実りを美味しくいただいたことを皆さんにお知らせするページです。
太陽が12時〜15時(+西日)しか当たらないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
半日陰ならではの失敗や反省、初心者の疑問事などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
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906 gardener