【半日陰ベランダで】ワケギを育てる
半日陰ベランダでワケギを育ててみました。半日陰ベランダではネギ類は育てにくいのですが、ワケギは種球が付いているので地上の葉が枯れても種球が残ってわかりやすかったです。ワケギを育てた一年をご紹介します。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
夏には枯れるので種球を掘り上げて乾燥させて、秋にまた植える。刈り取りは11月まで。
栽培時期(関西)◆植えつけ→秋 収穫→夏と冬以外でした
連作◆しない方がいい。
日当たり◆日が当たるほうがいいが、比較的弱光でもいい。
暑さ寒さ◆冬に温暖な地域が育てやすい。
原産◆ギリシャ、シベリア
丈◆30cmくらいでした。
土◆多少カラカラでも耐える。
肥料◆未熟堆肥でもOK。
その他◆花は咲かないので、種球で増える。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★ワケギの苗を買って植え付ける
ワケギはネギとは違って種球を植えます。なので最初に一番上の画像のような種球を買います。
今10月下旬です。植えつけの時期が終わって売れ残った種球が100円くらいで安売りされていましたが、別のところでもう育っている苗が60円で売られていたのでそれを買ってみました。
ネギ類はうちのベランダでは育ちにくい傾向にあるので、もう伸びているネギはありがたいです。
やや日の当りやすいところに植え付けて、迷いましたが葉をピンと立つ長さにカットして、寒冷紗をかぶせたらなんとか生えてきました。
↓↓4月です。強風で倒れています。浅すぎた?
★春になって収穫
春に15センチ以上になったら収穫開始、数回収穫できるそうです。
ちょこちょこ摘み取っていましたが、5月下旬になると枯れるようなのでいったん全部収穫することにしました。
4月下旬です。あれから伸びないし、なんだか枯れてきました。もう?
むしろ雑草の方が大きくなっています。
それとネギアブラムシが付いてきたし、倒れてきました。
★夏に種球を掘り上げる
調べたこと → 「4月末に葉が老化し、葉の1/3〜半分が倒伏したら5月中に掘り上げて乾燥させる。土を落とし平箱に入れ風通しがよく雨がかからない場所で夏を越し種球とする。」
ということはワケギは夏は苦手なんですね。
でもうちのワケギは、半日陰の環境で育てていたからか体力なさそうにバタバタ倒れてるし、種球なんて立派なものが出来てるわけないと思うんですが・・
・・掘ったらありました。なんか嬉しいです。
うちの半日陰ベランダで球状のものが育ってると顔がほころびます。
(種球がなかった場合も掘り上げて乾燥させてみようと思っていました)
こんなに! 最初に買った苗よりも増えてます!!
倒れていたのも植え方が浅かったわけではなく、ただ時期が来て倒れていただけかも?
こうなるっていうことは、最初に大きめの鉢に入れておく方がいいのかな。
★吊るして干す
それから土を払って網の袋(玉ねぎが入ってるやつ)に入れて日陰に吊るしました。うちのベランダは日陰だらけですからどこでもいいです。
根は切ろうかどうか迷いました。売ってる種球は根っ子がないから切っても大丈夫っぽいですけど、半日陰育ちのうちのワケギは弱いかもしれないので長い根だけ適当に切りました。
これで吊るして秋まで乾燥させます。
あと、スーパーで買ってきて根を植えて再利用していたネギの根を掘ったら種球がついていて、実はワケギだったというハプニングがあって、これも乾燥させて秋に一緒に植えつけることにしました。
最初苗を買ってきた時に小さい種球が土中に埋まっていたのを気づかなかっただけかと思っていましたが、このスーパーで買ってきたものには絶対になかったので、数カ月でこんなラッキョみたいな球が育つことがわかりました。半日陰でも育つ!すっきり。
それから掘り出し忘れていた種球があったみたいで、そこから新芽が出ているのを7月の最初に発見しました。
せっかくなのでこのまま夏を越すとどうなるか見てみることにしました。
★秋に植えつけ
8月下旬です。植えつけました。
くっ付いている球ははがして植えるのかどうかわからなかったので、くっついたままのと1個づつにしたものと両方にしてみました。
それから出し忘れた球は弱い葉が生えています。生きてます。
水やりをしながら観察していたのですが、下図のように春のワケギが枯れると茶色の帽子になるんです。すぐ上の写真にも映ってる長いのです。
そのこの帽子をそのままにしておくと中から新芽が出てきそうになってて、わたしこれ掘り上げるときに切らなかったんですが、出にくくなると思うので帽子は切った方がいいと思いました。
そのままにしておいても突き破って出てくると思うんですが念のためです。
なんせ半日陰な環境なので余計に切ったり傷つけたりするとダメになってしまうんじゃないかと思って、わからなければいつも切らないんです。
9月1日、4日で発芽しました。
↓↓その1日後。伸びるの速い・・。
10月に40cmほどになり、ダンナさんが刈って料理に投入していました。
10月下旬です。
収穫した後もどんどん生えてきています。
出てきた芽の数だけそれが太くなって球が出来るようです。
ここで無事一年経ちました!
あと、冬は枯れ気味で収穫できませんでした。ネギ類はこんな感じです。
★半日陰ベランダで収穫したワケギを食べる
いきなりですが、家でそば打ち初挑戦!
そば粉を買ったものの、道具もなしで適当にやったもので、こんなに太く・・・。
水も打ち粉も足りなかったかも。ただやってみたかっただけなんです。
でもそばの香りが最高です!
茹でるのに時間がかかりましたが、なんとかできました!
↓↓まず、つゆにつけて食べます!
冷えたそばは風味が出やすいとのことで・・
太い!うどんか!風味なし!
(あ、ごめんなさい、うどんはおいしいです)
つゆはダシをとったので非常に美味しかったのと、わけぎとワサビの香りで癒されました!
我が家のワケギがうまい!涙!
↓↓次、あったかバージョン。ちょうどニシンがあったのでニシンそば。
温めたらちょっとぐらいマシでしょう。
・・・ニシンと我が家のワケギが最高!涙!
わけぎの話に戻りますが、ちょっと植わってるとこのようになかなか便利。おすすめです!
あ、種球も食べられます。味噌和えなんかおいしかったです。
・・・
わかりやすいうえに待っていれば全部発芽しました。
↓↓これ、秋に植え付けを繰り返して何回めでしょうか、大きくなる根球もあってそれから出る芽も多くなっています。
年々だんだん育って肥えている気がします!
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener