【半日陰ベランダで】ミニカボチャを育てる
ミニカボチャを半日陰ベランダで育ててみました。最初は順調だったのですが、気温が高くなるにつれ日照量が足りないからか調子を崩し、ついにうどんこ病などで枯れてしまいました。
強光を好む野菜でも半日陰で育つものはいくつもあるのですが、カボチャは途中で撃沈。ウリ科は難しいかもしれません。
今回のその様子を以下に記録しました。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
大きくなるのでなるべく大きい鉢で。場所をとるうえに複数株あるほうが着果しやすい。着果を確認してから追肥。日当たり、風通し、水はけが重要。涼しい気候を好むので、高温時期になるべくかからないように栽培は早い目に。
高温乾燥時にうどんこ病になりやすい。
お酢などを吹き付けたりしましたが、一番いいのは早くに葉を取ってしまうことだと思いました。
うどんこ病の菌は同じ植物に感染するので、連作しないほうがいいかもしれません。
栽培時期(関西)◆種まき→4月。 収穫→120日後
連作◆可能。
日当たり◆日はかなり必要だと思います。
暑さ寒さ◆元々熱帯性植物だが、品種によって広く適応する。夏野菜だがウリ科の中では最も低温性。
乾湿◆湿気が苦手?
発芽適温◆25〜30℃
生育適温◆17〜20℃
原産◆南北アメリカ
丈◆プランターでは支柱を立てるといいと思います。
土◆どこの土にも適応しやすい。砂質土を好むそうです。
肥料◆吸肥力が強いので多くはいらない。窒素が多いとツルボケする。受粉したら追肥。
その他◆出来れば複数株あるほうが着果する確率が高い。人工授粉は早朝に。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★4月種をまく
ミニカボチャ、「坊っちゃん」の種です。
去年買って食べて残った種を取っておいたもので、西洋種です。常温で紙に包んで置いただけで管理は適当です。
半日陰では大きめの野菜は作りにくいんですよね。
カボチャはうちで出来るかどうかわかりませんが、近くで買ったカボチャからの種なので育てやすいかもと思います。
ところで、「坊っちゃん」は調べたらF1だったので、今回の種からは「坊っちゃん」が出てくるかどうかはわからないことになります。もしかするとミニサイズですらない品種になる可能性も。でも出てきたらどんなカボチャでもいいので今回はこの種を使ってみます。
4月上旬、ダメ元でまいたら10日後芽が出ました。出ても植えるとこないなと思っていたのですが。
もう最初から出てくる葉がデカイ。
育苗エリアでも存在感抜群でアピールに負けて植えることにしました。
パカ〜って葉を広げて「植えてくれ〜」って言ってるみたい。
しかもちゃんと2つ出てくるし。計画犯か。
★5月植え付ける
5月上旬です。
大きめの鉢に2株植えました。
これでも狭いとは思いますがスペースがこれしかありません。
でも天然の竹とツルで支柱作ったから、これに巻き付いてね。
西洋カボチャは親ヅルによく実がつくから摘芯しないそうなのでスルーしました。
つるが伸びてもう花芽が出てきました。これらは全部雄花です。
カボチャのプランターがベランダの手の届きにくいところにあるので、なんとか支柱に丸くからませようと思って数日ごとに反時計周りに少しずつ回しています。ツルの先がが日が当たる外へ外へ伸びるからです。
雌花出てきました!
このようにつぼみの根元にまるいのがついてる方が雌花で受粉した後この部分が膨らみます。
何もないのが雄花です。
雄花の方が数が多いので雌花を発見したらドキドキしますが、最初の雌花は咲かずに枯れてしまいました・・。
★6月ミニカボチャの開花
6月初め、雄花が3個ほど咲きました。
このころに梅雨のうどんこ病対策のため野菜を健康に保つように米ぬかを土にまいておきました。
また雌花出現。これは咲くでしょう。でも同時に咲く雄花が見当たりません。残念・・。
この後連続で雌花が咲きましたがパートナーは咲かず。
花がよく咲くようにぬかをあげておきました。
★うどんこ病が出た!
うどんこ病が出てきた気がするので葉を摘みました。
うどんこ病についてなんですが、酢水や納豆菌などを試してみましたが効果が出なかったので、やはり葉を早めに摘み取りました。
予防としてEM菌を葉に散布してバトルしてもらっていますが、一番いいのは風通しをよくすることと株を健康に保つことだと思います。
7月上旬、うどんこ病が蔓延してます。
病気の葉を取り除いたら葉がなくなってしまうのでできません。
新しく伸びてくる葉も小さくなってきて、花が咲かずに枯れています。
カボチャは真夏には弱いらしく、時期的にももうそろそろ受粉しないといけないのでピンチ!
7月中旬、2株あるうちの大丈夫だと思った方が絶望的になっていて、株を抜いてみたら根に丸いのが付いていました。
マメ科ではないので病気ですよね?あああ・・・。
枯れたと思った方はよく見たらわき芽が2つ生きていたのですが、それもしばらくすると枯れました。
このプランターの土は乾かして殺菌します。
終了で〜す(;゚;ё;゚;`)
・・・
2回育てましたがどちらもそんな感じでした。
露地ではカボチャ栽培は簡単なはずなので、日照量が足りなくてパワーが出せなかったのだと思います。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener