【半日陰ベランダで】キャベツを育てる
半日陰ベランダでキャベツを育ててみました。白菜が巻かなかったのでキャベツが巻くかどうか心配でしたが、半日陰でもキャベツは巻きました。すごく小さいものでしたが、無農薬キャベツを収獲するまでの様子を書いています。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆初期が大事でなるべく大きくなるようにする。しっかり結球させるには地力が必要。だそうです。
栽培時期(関西)◆種まき→7月、2月 収穫→約3ヶ月後(ジャンヌの場合)
連作◆しない方がいいと思います。
日当たり◆日の当る場所。
暑さ寒さ◆冷涼な気候を好む。低温に強い。
乾湿◆ある程度の水分は必要。
発芽適温◆15〜30℃
生育適温◆15〜20℃
原産◆ヨーロッパ地中海沿岸
丈◆丈は低く横幅が広い。
肥料◆必要な方だと思います。
その他◆
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★9月、キャベツの苗を買う
9月中旬、早生、春まき可能、晩抽のジャンヌという品種の苗を一つ買ってみました。
早生だと小さめのサイズかなと思って適当に買いましたが、家で調べてみるとたぶん普通サイズ。
でも数十円のひそかな楽しみなのでOKなのです。
半日陰で結球するかどうか見てみたいというのもあります。
私の予想では、以前育てた小さい芽キャベツが結球していたので、ある程度巻くのではないかと思います。
うちのダンナさんが、お通じがよくなると言って好んでキャベツを食べるのでそれもあって育てたいです。
★植えつける
ポットを外すと根が巻いていたので植え付け時期は遅いと思います。
でも葉がわりと大きかったので間に合うかなって・・(-ェ-oU
一度植えたんですが、現代農業という雑誌に「白菜、キャベツ、ブロッコリーなんかを植え付ける時は根を少しカットしてから植えると活着がよくなる」と言うのが書いてあったのを思い出して、ちょっとカットしてみました。
日が足りないと勢いでカットする行為は致命傷になることがあるのでちょっとだけカット。
その時にプランターにまぎれていたシマミミズが(うちシマミミズを飼っているんです)1匹が早くもキャベツ苗の根にくっ付いて出てきたので、一緒にからませて植えました。
シマミミズってアプローチ速い。キャベツの根が気になる存在なのかな?
シマミミズさん、キャベツをよろしく。
でもスタートの苗ががこれだけ大きいとちょっと期待できるかも?それとも植え付けが遅かったから期待できない?
9月下旬。
・・・巻?
まだ丈が15cmくらいですけど。巻?
気になります。。
★10月、巻き始めています
10月中旬です。巻いてます。
背は低いんですが、葉が大きくなってきました。
白菜を育てた時は巻かなかったけど、キャベツは巻いています。
11月上旬、ちょうちょの子供(名前なんだっけ)に葉をバリバリ食べられています。
真ん中がちょっと大きくなってきました。いま横も縦も30cmくらいです。
少し前から有機肥料をちょっとずつあげています。
まだ食べてるやつがいると思うんですが探せず。ちょっと中心の方に近付いているので、パクチーやら唐辛子やらを中心の周りにおいたけど効果ないかも?
★11月、大きくなってきたキャベツ
11月中旬。なんかきた!!
直径7センチですが、これは何かと聞かれたら確実にキャベツと答えられます。
葉はまだバリバリ食べられています。たまに通り道の畑で見かける虫食いだらけのキャベツと同じ状態になっています。
真ん中の玉は大丈夫だと思いたい。
12月上旬。
直径9cmくらい。
栽培適期表を調べてみると11月前半くらいにはもう収穫できるようですが、植え付けがこの表より半月から1か月ほど遅いと思うのでもう少し待ってみます。
それと「育ち遅れの弱い苗は定植しないこと」とも書いてあってガックリ。キャベツは前半の育ち方で後半が決まるそうです。知らなかったし。
寒くなったので葉をかじられるのは止まったと思います。
★12月、半日陰ベランダでキャベツを収穫
12月中旬です。大きさは変わりません。
半日陰栽培の場合、まだ小さいからってよくばって大きくなるまで待とうとするとエライ目にあう可能性が高いので、思い切ってこの辺で収穫してみます。
はいっ収穫!
思ったより重みがあります。期待できます。
★半日陰ベランダで育てたキャベツを食べる
収穫したキャベツを二つに切ってみました。
スカスカキャベツを想像してましたが、葉がみっちり詰まってます!いい感じ!
バターで炒めてから、タマネギとポルチーニと香味野菜と一緒にシンプルにスープで煮ました。
赤色が欲しかったのでピンクペッパーをトッピング。
・・・・キャベツ甘い!やわらかい!
薄味なのにこんなにおいしいとは!
芯もやわらか〜い(驚'Д'*)qp(*'Д'愕)q!!
・・・
半日陰的に小さい品種を選ぶことが多く、今まででミニ白菜も芽キャベツも作ったことあるんですが、この普通サイズのキャベツが一番当たりとは意外な感じです。
アブラナ科は虫に食べられやすく売っているキャベツは農薬がかかっていることを思うと、家庭で無農薬で作る価値は十分あると思います。
実も詰まっているし、おいしかったからこれはほんとにおすすめ。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener