【半日陰ベランダで】ワイルドストロベリーを育てる
半日陰ベランダでワイルドストロベリーを育ててみました。日なたに移動するほうが大きめの実が採れましたが、日陰気味でも育てられ実を収穫できました。小さい小さいイチゴですが、びっくりするくらいおいしく、狭いところで育てられるのでおすすめです。季節ごとの様子を記録しました。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆ わりとたくましい。 風通しの良いところがいいかも。 涼しいところが好き。
栽培時期(関西)◆種まき→ 収穫→夏以外?
日当たり◆イチゴはやや日陰でも大丈夫。
暑さ寒さ◆寒さは耐える。暑さは苦手だと思います。
乾湿◆風通しの良いところ。
生育適温◆15℃〜25℃
原産◆ヨーロッパ・西アジア・北アメリカ
丈◆30cmほどです。地下茎を伸ばして横に広がって増えます。
土◆肥えた土。でも普通のイチゴに比べてそれほど神経質にならなくてもいいのではないかと思います。うちのはほったらかしです。
肥料◆ワイルドなので適当。
その他◆ランナーで増える株ごとに2〜4年もつ。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★春に苗を買う
春に苗を購入して植え付けました。葉が勢いよく伸びています。
イチゴは狭く浅いところに植え付けても大丈夫なので、最初は袋に入れました。
★1年目の夏
5〜6月、1年目の夏に花が2つ咲きました。
かわいいです! でもこれは実はなりませんでした。
真夏になって、夏場はぐったりしていて傷みやすいと思ったので、半日陰で風通しのよいところに置きました。
1年目の夏はまだ株が小さく枯れそうでクタクタになっていましたが、涼しくなると新芽が出てきました。
↓↓9月です。
新たに葉が生え揃ってきて、根元に枯れた茎が横たわっています。
枯れたのは取った方がいいと思いますがそのままにしててもそのうち分解されました。
★秋の様子
秋にも花が咲いて実がつきました。
で、よく見るといつのまにか2株に増えてるんですよね(○の所)。
ランナー出たんでしょうか?見逃してたと言うか、普通のイチゴに比べて小さいからわかりにくいです。
★冬越し
寒くなっても実がなりました。
こうやって見るとずっと実がなってます。
葉は黄色から茶色になって枯れましたが、普通にベランダで冬越しできました。
★2度めの春
秋からレンズ豆を横に植えていて、それが固定する窒素のせいでか(?)知らない間に6株に増え、葉も大きくなりました。春は増えやすい季節だということもあると思います。
知らない間にランナーって出てるんですね。やっぱりわかりにくい。
それで終わったレンズ豆を取り除いたら爆発的に実がなりだしました。
★2度めの夏
まだまだずっと実が出来てます。
真夏には実をつけるのを休憩して、古い葉を枯らせたりしていました。
★春に株分けする
ワイルドストロベリーは見ていると春と秋に伸ばしたランナーの先に子株を作って増えるようで、そこは普通のいちごと同じなのですが、
知らない間に勝手に増えるのでどれが子株かわかりません。それに株が小さいので苗を取ったりせずそのままにしていました。
で、3年目くらい?の春、株が大きくなって明らかに土も盛り上がってきて下葉も汚いので、ついに株分けをしてみようと思いました。根がパンパンになってそうです。
よく見ると子株がぴょんと飛び出ているのがあって、これを別植えしたらいいと思ったのですが、今回は入れ物を2つ用意したので真っ二つに分けるだけにしました。
そして根も長いのを切り全体的にコンパクトにしました。
半日陰ベランダでは適当に切ったりするとダメになってしまうことが多いのですが、野生イチゴなのでこれくらいザクッとやっても大丈夫ではないかと思います。
なんとなくそう思います。
★株分けその後
株分けした時は何にも考えていなかったのですが、普通のイチゴは付け根のクラウンの部分に泥がかかってはいけないとか神経質にやらないといけないと思うんですが、ワイルドストロベリーの場合は小さくてどこがクラウンかすらわからず適当に植え替えました。ワイルドだからいいかな?
ただ、マルチをしっかりして土の保湿には気を配りました。
で、その後、特に問題はなく、普通に実がなりました。むしろ根が育ったのか大きい実が出来たような気がします。
半日陰栽培ですが、たぶんこれからも実が付く感じです。
★半日陰ベランダで収穫したワイルドストロベリーを食べる
形はいびつなものも多いですが、食べるとビックリするほど甘く本来のイチゴの味がします。
もう普通のイチゴは食べられないです。
イチゴは実が付き始めたら土に水をよくやるといいと思うのですが、ある程度実が大きくなると土への水やりは少なめにしてその代わり茎に水をスプレーすると茎に産毛がよく生えて水分を吸収し実が甘くなるそうです。
・・・
冬は防寒して日陰に置くと葉が大きく成長し、防寒しないで日なたに置くと実がいっぱい出来ました。
病気は今のところは何もないです。他のベリーに比べて病気は少ないらしいです(ワイルドだから?原種に近いからかも?)。
熟してからもかなりギリギリまで待ってから食べるとかなり美味しかったです。
低肥料で育てて、抗酸化力が強く糖度が高くても腐りにくいイチゴを目指しています。
無理させない自然な育て方にしようと思っています。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener