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【半日陰ベランダで】スナップエンドウを育てる

半日陰ベランダでスナップエンドウを育てる
エンドウマメ(マメ科 一年草)  Green pea

スナップエンドウはサヤも実も食べられるので大好きなんですが、半日陰ベランダでエンドウマメはどれくらい育つのか挑戦してみました。あまり日が当たらないと弱い株になる印象でしたし、実が付くのは日が当たるところだけだったと思います。
でも実は付くので楽しめます!

★調べたこと+自分用メモ

ポイント◆ 適切な大きさで越冬するために種まきの時期をしっかり把握すること。


栽培時期(関西)◆種まき→秋(寒冷地は春) 収穫→4〜5月
連作◆障害かなりあり。7年ほど。
日当たり◆かなり必要だと思う。
暑さ寒さ◆耐寒性あり。耐暑性はない。
乾湿◆普通。
発芽適温◆18〜20℃
生育適温◆12~20℃
原産◆アメリカ。
丈◆1mくらいになりました。うどんこ病など病気に弱いので風通しを良くするためベランダでも出来るだけ株間は広い方がいいと思います。
土◆石灰が必要。酸性土壌はダメ。水はけの良い土。
肥料◆マメ科は窒素を固定するので少し控えめでいい。
      (参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)

★種のチラウム処理について

チウラム種子粉衣1回
種を購入しようと思いましたが、パッケージ裏に「チウラム種子粉衣1回」と書いてあります。
チウラムとは、調べたところ、鳥に種を食べられないようにするためと、殺菌効果のある農薬だそうです。
他のメーカーさんのスナップエンドウも同じでした。

無農薬で育てたい私にとってはちょっと抵抗があります。

そこで種にチウラム処理されてないとダメなのかメーカーさんに問い合わせてみたところ、
「種の消毒や薬品処理は関連法規で決められている」ということと、
「エンドウの場合輸入している種が多く、通関時点で薬品処理が義務付けられている場合がある」とのことです。

そして「種子に付着した菌類などがなければ薬品処理の必要は少なくなりますのでチウラム処理の必要はありません。またこのようなクリーンな種子の場合は無処理でも育成にも影響は無いと思います。」ということでした。(答えていただいてありがとうございましたm(_ _)m)
薬品処理されていない種を売っているところは探せばあるかもしれませんが、初めはとりあえずこれを購入して出来た種を来年まくことにしました。

チウラムコーティングされた種
この赤いコーティングがチウラムという農薬らしいです。

発芽までは十分種が吸水した方がいいと書いてあったので1晩水につけました。


(↑↑これ、あとから読んでビックリ。ほんとに吸水したほうがいいと書いてあったのかわかりませんが、豆は基本的に腐りやすいので種まき時に水につけない方がいいとされています)

そしたら・・

コーティングが取れた
取れた( ̄□ ̄;)!!
せっかく取れたのでこのまま植えてみました。

★去年の発芽時点での失敗について

去年の冬越しのときの失敗について書きます。
去年エンドウを育てるのに、パッケージに書いてある一番早い時期と一番遅い時期(10月)に種をまいてみて両方失敗しました。
一番早い時期は冬の間に苗が大きくなりすぎて全滅してしまい、一番遅い時期は小さ過ぎて越冬できませんでした。
私の父が同じ大きさの苗を実家の庭で育てて上手くいってたので、条件が違うと育ち方も違うことも知りました。

去年の大きすぎるエンドウの様子は、
12〜1月にもう花が咲く。
1月に実が付く。
2月にうどんこ病にかかる。
3月に寒さがぶり返して半壊、雪が降った時に全滅。
という感じでした。3月が正念場でしょうか?
大きくなる過ぎた去年の苗

ここであきらめるのも悔しいのでタキイ種苗さんに問い合わせたところ、「エンドウは寒さに当たって花芽を付ける野菜。12〜2月で丈5〜7cmで冬越しさせる。パッケージに書いてある時期は露地栽培用、ベランダは露地より暖かいので11月後半に(もしくは12月にも?)まいてみては?」というアドバイスをいただきました。ありがとうございましたm(_ _)m

★種をまく

2度目の挑戦です。秋まきしました。
12〜2月で丈5〜7cmの大きさで冬越しする苗を探るために1週間ずつずらして種をまくことにました。
去年10月中に発芽したもの(画像1つ目)はしっかりしていましたが、今年11月に発芽したもの(画像2つ目)は細くひょろひょろでした。寒いからでしょうか。
去年10月中に発芽したもの今年11月に発芽したもの
寒いので室内で水につけて芽出しをして芽が出たものから育苗ポットに植えました。
5〜8日で発芽するものもあればもっとかかるものもありました。

1
2
3
4
5
種まき日
10/25
11/1
11/8
11/15
11/22
種まき日の気温
20/8℃
18/9℃
19/8℃
14/6℃
14/6℃
発芽日
11/2
11/8
11/19
11/30
忘れ
発芽までの日数
8日
7日
11日
15日
4と5は水につけての管理がめんどくさくなったのでポットに植えて室内で発芽させ、芽が出たらベランダのビニールシートに入れました。だから発芽が少し早かったです。


少しずつゆっくり大きくなっていきます。
1は早いうちに大きくなってしまったので豆苗として食べました。
少しずつゆっくり大きくなるスナップエンドウの苗
6もすればよかったなと思いましたが、5がかなり不安定だったのと忙しかったのもあって5までにしました。

(追記:ちなみに、大きくなってしまった苗は短くカット(剪定というか)したら良いそうです。ただし半日陰栽培ででカットしてしまって体力が持つかどうかは別問題です。他でカットして何回も失敗しているのでカットは半日陰で重要ポイントです。)

★冬越し

12月末に定植しました。
結局2も大きくなってしまい去年の経験からするとダメかなと思います。
植えたのは2,3,4,5でそれでも10cmはあります。(5は小さいものもあります)
大きくなってしまった2の苗2,3,4,5の苗
定植といっても植えるところがないので根菜の空いているところに同居。根菜が育って収穫してしまったらエンドウが残るという計画です。根菜はエンドウの風よけも兼ねています。
石灰とぬかをあげて、肥料は根菜側にあげました。

2月の苗
2月です。
どうなったかと思って根菜の間をのぞいてみたら、ちゃんといました。
15cmにはなっているかなぁ。
野菜の声が聞こえたらいいのに。

★開花

スナップエンドウの花
3月下旬40cmになったスナップエンドウ
3月下旬、一緒に植えていた小カブも収穫し終わった頃に最初の花が咲きました。伸びているもので今40cmほどです。

ハトに番号を書いたプレートを一部取られてしまったので何番かわからないものもあるのですが、今となっては何番が一番いいとかではないような気がします・・。

今年はまともに育っているからかうどんこ病はありません。春はやっぱり曇りの日が多いです。

※何番がいいのかを探った記事がありますのでよかったらこちらも見てください!→「さやえんどうを育てる」

★莢出現

サヤが出てきたところ
花が終わったら中から莢がにゅっと!出てきて、大きくなっています。

そのうちにあちこちで花が咲くようになりました。それとハモグリバエがお絵かきを始めています。
花が満開のスナップエンドウ スナップエンドウのサヤ

★収穫する

4月中旬です。あちこちで莢が大きくなってきています。
サヤが充実
パッケージには7〜8cmで収穫とありましたが、半日陰なので6cmで収穫してみました。
スナップエンドウ収穫
今年は成功しました!わ〜い!
この辺から暖かくなってきて蒸れてきているので、根元の辺りの枯れている葉は取り除きました。うどんこ病はかからずにきています。

5月の収穫少しぷよぷよ

5月初め、1mくらいで伸びが止まり、中旬に次の花がもう咲かないなと思いました。

ちなみに「もうちょっと大きく」と思って取り遅れると白っぽくぶよぶよになってましたから、やっぱり欲張らず早目のほうがいいことがわかりました(゚Д゚;。

と思っていたら、5月中旬に突然のうどんこ病で終了しました。ちょっと前から弱っていた?
うどん粉病が発生スナップエンドウの根粒
根を掘ってみたらこんな感じの根粒が付いてました。

収穫できたのはちゃんと数えてませんが、全部で6株(×2〜3本)で全部で150個はあったかなあ。
畑でいっぱいぶら下がってるエンドウを見るとすごいな〜って思ってて到底あそこまではムリですが、十分楽しかったです!

 

★食べる

春サラダ〜*゜*(感´∀`激)*゜* 収穫したすを使ったサラダ
さっと茹でるだけでOKでした!4月に収穫できる貴重な野菜です!

★半日陰ベランダでの難易度
        ・・・なんとかなる!
うちの半日陰ベランダで豆は出来にくいと思っているのですが、ちょっと小さめでも十分収穫できて満足しました。
種まき時期に気を付ければいいことがわかりました。
この次の年も育てましたが、育たなすぎて1cmで冬越しした苗は途中で枯れ、5cmで冬越しした苗は春に伸びるも力が足りずフラフラで春一番風で倒れ再起不能になりました。10cmくらいは必要かもです。

それと苗が何センチであろうと冬越しできたら同じで、あとはできるだけ日に当てることができたら実付きが良いと思いました。

 
welcome(プロフィール)
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。

日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。

野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。

半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!

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