【半日陰ベランダで】ステビアを育てる
甘味料として用いられる甘い味のハーブ。名前からして食品添加物だと思っていたステビアがまさかの植物だったので半日陰ベランダで育ててみました。
意外と生育が旺盛で半日陰でも十分育ったのでハーブティーのラインナップにおすすめです。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
簡単に育てられました。
甘味がいちばん強くなるのは晩秋だそうです。
栽培時期(関西)◆種まき→ 収穫→葉は変わらないので随時。冬以外。
日当たり◆日当たりのよいところ。
暑さ寒さ◆暑さに強い、寒さもそんなに弱くはないようでした。
乾湿◆普通でした。
発芽適温◆22℃
生育適温◆15〜25℃
原産◆南米
丈◆半日陰ベランダでは縦に結構長くなりました。
その他◆土にすき込んで土壌改良が出来るハーブらしいです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★苗を買う
5月に苗を買いました。
ステビアって食品の裏に書いてある原材料表示の「甘味料(ステビア)」っていうやつです。わたし知らなかった時は化学合成添加物だと思っていましたが、まさかのハーブだと知って興味を持ちました。
自然の甘みなら利用したいです。
真夏は日陰に置いていました。
夏は乾きやすいと思うので水はあまり切らさないように。
放っておいたら縦に長く延びていたのですが、真夏にわき芽がいっぱい伸びてきました。
↓下の画像の時点で、丈120cmくらいです。短期間でかなり伸びています。
夏は弱いのかなと思ったのですが、弱ることもなく意外と大丈夫でした。
★夏の終りに花が咲く
よく見ると夏の終りににつぼみがついてるのを発見しました。
花は見たかったのですが秋に葉を収穫したいのでつぼみは摘みました。
あと、葉をかじってみると、ものすごく甘かったです!
とはいうものの、ほっておいたらガンガンつぼみがつくので、咲いてしまうんですよね。。
早々と諦めました。花芽がつく時は茎が伸びるものですけど、伸び方が早くてビックリです。
★収穫する
夏にあまりにも伸びすぎたので先を収穫してみました。室外機の上に置いておいたのが天井につきそうです。
乾燥させて煮出してみました。
お茶っぱの袋に入れてゆっくり数分煮ました。
煮出し過ぎると苦くなったので、途中で味見したらいいと思います。
甘い薬草のような味でした。おいしいです!甘い味がするハーブはあまりないと思うんですが面白いですね。
甘味成分のステビオサイドが一番多くなるのは秋らしいのでぜひこの時期に。(でも他の時期にも葉をかじってみましたが十分甘かったです。)
また、ステビアには殺菌効果があり煮出し濃縮液で土壌を改良できるそうです。
特に甘くなってほしい野菜の土にまいて使ってます(甘くなるのか?)。効果はあるかどうかわかりませんが虫がつかないハーブなので続ける価値はあるような気がします。
煮出したカスや、枯れた葉、剪定した茎もまいています。
これに限らず香りの良いハーブは虫よけになると思うので刻んで土の上にまいたりすることがあります。
★冬越し
白い花が秋まで咲きます。キク科っぽくなくて意外と可愛いです。
秋にちょっと全体的に緑があせてきた頃に収穫も兼ねて切り戻しました。
寒くなるちょっと手前です。
切り戻すといってもどれだけ切ればいいのかわからないので何日かに分けてちょっとずつ切りました。
きれいな葉はハーブティ用に分けて、残りと茎は緑肥用に使いました。
ちょうどこのころに根元から新芽が出てきているのを発見しました。おお!
だから思い切って30cmくらいまでさっぱり散髪。
わかりにくいですが、手前の茎2本がそうです。
棒が2本になりました。こうやって見ると元の茎が太いです。
これで簡易ビニールの中へ。
★再び春の様子
そしてこっちが春先の様子。
去年の茎の葉は落ちて、根元から新芽が出てきています。冬の間にこうなりました。
春にきれいな葉が出てきてこれくらいになりました。
去年の春よりも増えたので、次は株分けも考えないといけません。
もっと日向に置くともっと増えるかもしれませんが、使う量を考えるといつもの所で十分です。それでも梅雨前に少し間引きました。
去年と同様に今年も花が咲いたので、このあと今回は摘まずに放置したらこうなりました。これが種?
次の年にビニールシートの中に入れるのを忘れて普通に外で越冬させたのですが、冬を無事越して春に根元から葉が出てきました。
半日陰栽培でも生育旺盛ですごく育てやすいと思います。
★食べる
ハーブティーに数枚入れると砂糖の代わりになります。
フレッシュリーフでも乾燥リーフでもOKです。
試しにコーヒーに入れると薬草っぽい味がしました。コーヒーはちょっと違うかな〜(-д-;)
・・・
病害虫は特に何もなかったです。甘いから虫はつくと思っていたのですが全然なかったです。
追記:ステビアは動物の雄の精巣に悪影響を与える可能性があるという理由でEU委員会、シンガポール、香港で使用を認められていないという記事を見ました。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者夫妻が奈良県の半日陰ベランダで一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことを書いたページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener