半日陰ベランダ906!!
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【半日陰ベランダで】ビーツ キオッジャを育てる

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ビーツ キオッジャ(アカザ科 一年草)  Table beet, beetroot, Chioggia

半日陰ベランダでもビーツキオッジャを育ててみました。
半日陰でもそこそこ根が膨らみましたが、ビーツキオッジャの特徴である中身のうずまき模様は濃いものと薄いものの差があり過ぎ、日照不足が原因かもしれないと思いました。
それでも味は独特で美味しかったので、少し変わった野菜を育てたい方におすすめです。今回の育てた様子を以下に 記録しています。

★調べたこと+自分用メモ

ポイント◆ 種まき時期に注意。強酸性を嫌う。


栽培時期(関西)◆種まき→春か秋(寒冷地は夏と晩秋) 収穫→3か月後でした
日当たり◆いいところ。
暑さ寒さ◆涼しいほうが好き。暑い時に植えると根が木化する。
乾湿◆水はわりと必要。乾燥、多雨に注意。
発芽適温◆15〜30℃
生育適温◆15〜20℃
原産◆東欧、西アジア、北アフリカ、南北アメリカで栽培されている。
丈◆根の直径が6cmの時、葉は25cmでした。主根は長くひげ根がいっぱいありました。
土◆強酸性がダメらしいので、石灰をまきました。ph7.0がいいそうです。深く耕す。やわらかい土。有機物の豊かな土。
肥料◆たぶん肥料は多く必要。
混植◆発芽がやや遅いからか、発芽が早い根菜と一緒にまくと負ける気がします。 その他◆株間をしっかり空けるほうがおいしいそうです。
      (参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)

★ビーツの種をまく

種を見つけたので買いました。
真っ赤なレッドビートでもいいんですが、うずまきの方が面白いかなと思ってキオッジャと書いてあったこれにしました。初めてなのに変わった方を選んであとから後悔する困った性格です。
アカザ科の種はやっぱりイガイガですね。
種は銀色のシートに入っていたので湿気で劣化しやすいかもしれません。
余ったら保存に注意です。
ビーツの種

3月中旬にまいてみました。
「10℃以下の低温が続くと抽苔するので早まきは避ける」そうです。
アカザ科なので一晩水につけてみました。(たぶん発芽抑制物質が水に溶けて発芽しやすくなるので)

1か所3粒まき。4日で芽が出てきました。
ビーツキオッジャの発芽
1ヶ月後、寒い日が続いてしばらく芽が小さいままでした。ほうれん草も発芽してからなかなか大きくならなかったのでこんなものかも?
ビーツキオッジャの発芽2
抽苔対策として芽が出てこなかったところに今から追加で種まきました。
ところでアカザ科の種ってギザギザのに限って種1つから2つ3つ芽が出るのです。
たぶんギザギザは殻で中に種が数個入ってるからだと思うので、それじゃ1か所3粒もまかなくてもいいんじゃないかとは思ってしまいます(;´Д`A

★ビーツ栽培は赤い茎が美しい

4〜5月です。本葉が2〜3枚で間引きました。
根菜の割には葉っぱが弱々しい感じです。半日陰が影響しているのでしょうか? 後からまいた種も育っています。 4月5月

5月中旬です。茎がしっかりしてきました。赤い茎が美しいです。
ビーツキオッジャの赤い茎
急に大きくなってきました。
ちょっと根元を掘ってみたのですが根が茎よりガッチリした感じだったので(膨れてはいません)、草木灰をまいて土を足してみました。
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それとこぼれ種でシソと春菊が生えてきましたが、どっちも葉菜だし抜かずにそのままにしました。
いろんな根があるほうが好きなのです(私が)。(ビーツはどう思っているのかは不明)。

★根が膨らんできました

↓5月下旬です。そうこうしているうちに、、じゃ〜ん! ビーツキオッジャの根が膨らんできた
根が膨らんできていました。
ガの幼虫のようなのを見つけて退治していた時にみつけました。
この前から少ししか経っていないのに直径3cmあります。
日照量が少ないしあんまり期待はしてなかったのでうれしいです。
さっそく肥料と土を足しました。
ビーツキオッジャの全体図

気がつくと葉が一番茂ってて優秀だと思っていた株は思ったより根が小さかったです。
葉に栄養が行き過ぎたようです。
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ベランダのフェンスにハンギングしてて水平にしか見てなかったのですが、フェンスから下ろして上から見るとその株の葉が広がりすぎていて他の株の成長を邪魔しているような感じだったので、その株の葉を軽くくくって周囲の日当たりをよくしました。

★半日陰ベランダで育てたビーツキオッジャを収穫する

大きくし過ぎると割れるので根の直径が5cmくらいで収穫だそうです。春まきの場合暑くなるまでに撤収。
6月上旬、直径6cmになっていたので収穫しました。
半日陰ベランダで育てたビーツキオッジャを収穫
わ〜!
横には広がりましたが、縦には膨らんでません。
たぶんプランターが浅かったのでしょう。
根が長く下に伸びている画像を見た事があるので、次はそういうふうになるように気をつけます。

★うずまきは個体差あり過ぎ?

そして気になるキオッジャ特有のうずまきは・・。
キオッジャ特有のうずまきは薄かった
薄かった・・・(-д-;) 確かに種のパッケージには模様は個体差があると書いてありましたけど・・薄すぎません?半日陰だから?

2個目。少し傷んでいたけどうずまきははっきりあります!やった!
2個目のうずまきははっきり

気温が上がってきたので残りも収穫しました。
葉が一番大きかったものはひげ根も半端なく広がっていました。これは他のものためには邪魔だった。わかってたら途中で抜いたのに。 葉が一番大きかったものはひげ根も広がっていた

う〜ん、これって模様の個体差あり過ぎません?
一緒に育てたのに大きさもいろいろです。
個体差というよりは半日陰が原因のムラと考えるべきかも?
模様の個体差あり過ぎ

★秋まきしてみました

秋まきしてみました。
といってもプランターの場所都合で少し遅い9月中旬。
それが思い通りに発芽しなかったので10月中旬に再びまきました。アカザ科は気温が高いとうまくいかない傾向があります。

秋まきは大きくなる前に冬に入ってしまいどうなるかと思いましたが、3月によく見たら5cmになっていたので収穫しました。
秋まきのビーツキオッジャの収穫中のうずまき
膨らんだ根の上の方が土色でがりっとした感じでした。うずまきはやっぱり個体差ありました。個体差の原因ははっきりわからず。

 

★半日陰ベランダで収穫したビーツ キオッジャを食べる

まず生で食べてみると、カブみたいなまろやかな歯ごたえでサラダでいけるんじゃないかと思ったら、ちょっと後味が苦かったので炒めてみました。うずまきが薄かったものを加熱するとうずまき模様が浮き出てきました。
ビーツキオッジャの炒めもの
なんというか、これは独特の味です。たとえられない。テンサイ(シュガービート)なので少し甘みがあります。

生よりも温かいソースの中に少し浸したら味がなじんで食感もまろやかになっておいしかったです。
これはうずまきがはっきりしていたものですが、見た目がかなり美しいです。 ビーツキオッジャで作ったおかず

外国ではボルシチに入れるので、炊いてみました。硬いと思ったものも火を通すとやわらかいものと変わらなくなりました。困ったらこれか(^o^)
ビーツキオッジャの炊き物
少し赤色が抜けましたがこれが一番おいしかったです。好みが分かれるというほど変わった味でもなくおいしいです。

★半日陰ベランダでの難易度
        ・・・
半日陰ベランダでもなんとか収穫できました。
うずまきの赤色はもしかすると日に当たることで出来る色素だったらこんなに薄いのがあっても納得できます(泣)が、実際のところはどうなんでしょうか。
さらに加熱するとうずまきが薄くなります(泣)色素は水に溶け出すのでしょう。ビーツの赤色は天然色素として利用されているそうです。
真っ赤なビーツだと問題はないかもしれません。最初は種は真っ赤を選ぶべきだったかも。

 
welcome(プロフィール)
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。

日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。

野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。

半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!

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