【半日陰ベランダで】チコリを育てる&チコリコーヒーを作る
チコリは葉をサラダとして食べられるほか、根を煎ってコーヒーの代用にできるとのこと。
半日陰ベランダででチコリを育てることになったのは偶然でしたが、これも偶然で根が太くなっていることに気づき、どうせならと思いチコリコーヒー作りにも挑戦してみました。
興味を持たれた方の参考になればと思います。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆放置可能でした。
栽培時期(関西)◆春と秋。
日当たり◆やや日陰でも大丈夫でした。
暑さ寒さ◆耐寒性あり。
原産◆ヨーロッパから中央アジア
丈◆1mくらいでした。
肥料◆少なくても大丈夫でした。
その他◆根は直根。開花期は5〜9月。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★秋から育てましたが大きくならず夏に突入
使った種はムスクランというサラダミックスの中に入っていたチコリの種です。
→この真ん中の赤軸の葉がチコリです。
ムスクランを育てているうちにレタス系の葉が開花したので種を取ってみようと思ってそのままにしていたところ、このチコリだけ花も咲かせずに猛暑も越えて大きくなっていたのでどうなるのか育ててみようかと思いました。
秋から種まきして、日当たりが悪いからか育つのが遅く、この画像は盛夏の状態です。少ししか育ってなくて少し摘み取ったぐらいです。
このまま夏を越えましたが、いろんな葉に囲まれていたから枯れなかったかもしれません。
下は晩夏↓
この茎の赤いまだら模様がイタリア野菜っぽい。
ただこれはやわらかそうな新芽が出てこない限りこのままでは堅そうで食べる気はしません。
チコリは直根だということなので植え替えは厳しそうですが、生えていたプランターが浅かったので2株あるうちの1株を深めのプランターにそ〜っと植え替えることにしました。8月下旬です。
ひげ根もありますが1つだけ太い根があります。うまく伸ばして植えられなかった・・。
それでなのか、植え替えてすぐに弱りました。植え替えてない方も根を傷めたのか弱ったのでもうダメかと思いましたが、両方とも新芽が出ていたのでもうちょっと様子を見ることにしました。
植え替える時期ももう少し涼しくなってからにすればよかったかも。
★植え替えてからの様子
10月にコナガに葉をかじられました。
すぐ隣に軟らかい大根の葉が生えているのに、なんで苦いチコリをかじるのか意味がわかりません。
新芽が生えてくる中心の部分にフンがたくさんあったので出来るだけ取り除きましたが、新芽生えてくるのかな〜。
そして待っていると冬になってしまいました。
葉を収穫するつもりで育てていましたが、どうも生えてくる葉はみんなごつくて食べる気がしないし、とりあえず邪魔だから根元付近からカットしてみたんです。
そしたらまたぐんぐん生えて元通りになるんですよね。冬なのに勢いがいいです。
でも固そうです。いつになったら葉を収穫できるのか?!
★そして春に
この画像は4月ですけど、水が足りないのか?ベたんとしてますけど、立派になりました。これつぼみが出てくる前だったみたいで、振り返ると1年以上育てている(放置している)ことになります。
長い間育てたわりには美味しそうな葉を収穫できなかったので、2株あるうちの片方を終わりにすることにしました。
そしたら!!
掘ってみたチコリの根が太いではありませんか!
忘れていましたが、チコリは根をコーヒーのように飲み物に出来るのです!
たった10センチほどですが思わぬ収穫です。さすが2年物!
半日陰でも育つんですね。そう言えばうちで同じキク科のゴボウも育ったのでおかしくはないです。
もう片方のチコリはそのままにしておいたのでにゅ〜っと伸びてつぼみが出てきました。
で、このつぼみは折れてしまったのですが、そのあと細かく分裂して、見た目イバラみたいになって紫色の花がいっぱい咲きました。
きれいです〜!
★チコリコーヒーを作る
それではチコリコーヒーを作ってみます!!
作り方がわからなかったので自己流ですが、皮を薄くむいてピーラーでささがきにして適当に細かく切って広げて乾かしてみました(下左)。
どうせ焙煎するんだから乾かすのも意味ないような気がしたので、キッチンの魚グリル(うちオーブンないんです)で焼いてみました。
そしたらまだらに焦げてしまってビックリ。
しかしここで引き下がるわけには行かないので、「コーヒー豆屋さんでフルシティで焙煎してもらってもこれくらい焦げ焦げなのだ!」と思いながらそのまま突撃。
まだらの白い部分を集めて今度は煎りゴマ器で煎り、それでもまだまだらだけどもうめんどくさいので煎るのやめてミルで粉砕しました(下右)。
かなり適当にやってしまっているので「これって失敗寸前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はこの時私は勝利を確信していました。
なぜなら、こんなに適当にやっても部屋中にすごく芳ばしくいい香りが漂っていたからなのですっ!!
そしてハーブティを入れるように茶こしに入れてお湯を注ぎました。
10cmの根1つから大さじ1杯ほど採れました。
はいっ↓↓完成です。
・・・ごくごく。
私「ウマーU゚Д゚U」
ダンナ「ウマ〜(゚д゚*)」
嫌みがなくおいしい。
以前どこかのカフェでタンポポコーヒー(既製品)を飲んだことがあって激マズだったのでチコリコーヒー期待して無かったのですけど、作りたてだからでしょうか、全然違います〜。
楽しすぎます!
ちょうど1杯分できました。ベビーリーフ1つからコーヒー1杯楽しめました!
・・・
今から思えば、待っても柔らかい葉が出てこなかったのは若どり用のベビーリーフの葉を使ったからでしょうか。
それと株を取り除いたプランターから、根が残っていたのか新芽が生えました。
しかもピーマンを植えたのでその陰になってるのに生えて育っています。
チコリって日陰でも全然いけるみたいです。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener