【半日陰ベランダで】クコを育てる
半日陰ベランダでクコを育ててみました。育ててみると勢いがよく、栄養豊富なフルーツなのでぜひ自家製を食べたかったのですが、日照量が必要なのか?収穫したものは苦かったです。日当たりの良い場所で育ててみたいです。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
樹勢はよいです。どんな気候にも耐えるらしい。
肥料はあんまりいらないようです。あげ過ぎると実がならない。
とげがあるので注意?
ナス科の近くに植えないこと。
開花期◆9〜1月
収穫期◆秋〜冬でした
結実までの年数◆一年目に結実?
日当たり◆6時間以上日の当るところ。
暑さ寒さ◆高温が好き。暑さ寒さともに耐性がある。
乾湿◆若い時期は水分必要、成長すれば干ばつ耐性あり。真夏の乾燥時期は水やりをたっぷり。
原産◆南東ヨーロッパ、アジア
丈◆1メートルくらい?群生する。
土◆重粘土でも何でもいいみたいです。川の近くに生えていて水はけがよい土(砂)がよい。中国では盆地の方がいいクコがとれるそうです。
肥料◆年に一度。
受粉樹◆自己受粉できる。
その他◆地下茎で増える。春に剪定する。寿命は90年。病害虫には耐性があるが鳥や動物に食べられるそうです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★クコの苗を植え付ける
以前から国産のクコが欲しくて、偶然苗を見かけて買いました。丈は20cmです。3月です。
もとからある土に砂、石灰、炭を混ぜて植えました。
↓とげがあるそうですがこれには見当たりません。
5月末で丈40cmです。
縦に伸びると思ったのですが、群生してる写真を見て縦に見えただけで単体だと横に広がるらしいです。
ブランブランしているので、うちのダンナさんが支えを作りました。
7月、育ってません。下の方の葉が取れています。
その後葉を何かに食べられててだんだん弱くなってきたのですが、10月になったら新芽が出てきました。秋に実が付くと思うんですが気配はありません。
★もう1つ苗を買う
秋に同じ所で苗が80円で売られていたので買いました。今回はつぼみが付いています!
このように安く出回っているので本来は育てやすいと思うのですが、光が足りないとダメなんでしょうか?
ダンナさんが砂を混ぜた土を作っていました。
★クコの花が咲く
数日後に花が咲きました。きれいな紫色です。ただ全部パッとした感じではなくちょっとずつへなっとしてました。こんな感じでいいんでしょうか?
この後一つ実がなりました〜!!12月です。
来年はもっと実がなりますように。
その後すぐですが、よく見たら後いくつか実がなっていました。冬にこんなきれいな実ができました。
★収穫する
大みそかです。採れるだけ採ってみました。
食べたら無味というかちょっとだけ青臭かったです。これ完熟?埋めたら芽が出るのかな?
★翌年の春
冬の間は枯れることはなくぶら〜んとしていたので、エアコンの室外機のそばに置いてみたらちょっと弱ったので移動させました。
室外機はダメと。φ(..)メモメモ
春になってはっと気付くとものすごく伸びていました。
場所が狭いので全体を撮ることはできませんでしたが、一番伸びている茎は1mほどになっています。
やわらかく自立出来ないようで長い茎は倒れ気味ですが、日もろくに当たっていないのにこの先ベランダが占領されそうな危険を感じる勢いです。
ダンナさんが「俺が砂地にしたからな〜」って言ってました。
喜んでいいのかどうか、苗を買った時は思いませんでしたが、もしかすると狭いベランダで育てるものではないかもしれません。
★夏にまだまだ伸びるクコ
それからまだまだあり得ないくらい伸びて5月に一部うどんこ病になりました。
伸び過ぎて見るに見かねたのか、茎は自由に伸ばす主義のダンナさんが剪定を始めました。
うどんこになったのが一部分だったため「きっと要らない部分は病気になって自分で減らしていくのかもしれない」と。
6月、手摺の上の部分だけ映っていますが丈2mになっています。
2本あるうちの斜めに伸びてるほうです。
こんなに育って真夏はどうなるんだろう。実は付くんでしょうか?
真夏にそういえばクコがいなくなってると思ってダンナさんに聞いたら「あるよ」と言われ、よく見たらベランダの内側の部分は全部はげていて外にはみ出した先にだけ葉が付いていました。
・・え、こんなんになるのね。
ごめんね、こんなところで育てて。
そういえば去年の夏もこんな感じで下の葉が取れていました。
★秋にとうとう収穫
8月下旬、よく見たら花が咲き終わっていました。去年は気が付かなかったですが、咲いてすぐしぼむようです。
9月中旬、去年よりいっぱい咲いてます。
まだつぼみもいっぱいあります。これ全部実がつくかなー?
実がつきました〜!11月なので去年より1カ月ほど早いと思います。
茎は木化しています。
★半日陰ベランダで収穫したクコを食べる
もともとついた実も小さかったし乾燥させたら更に小さくなって米粒くらいになりました。
乾燥させて売っているクコの実はもっと大きいので、やっぱり半日陰ベランダのプランター栽培では小さいのしか取れないことがわかりました。
しかも食べたら、にがっ!って味でした。おやつ作ってトッピングしようと思ったけど、う〜ん・・(-ε- ?)
・・・
追記■春に折れた枝を土に挿して、しばらくしたら問題なく花が咲いてました。
小さい枝なんですけどね。
本体も一度枯れかけましたがいつの間にか持ち直してました。
生命力は抜群だと思います。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener