【半日陰ベランダで】ポポーを種まきしてみました
温帯で生育するポポーを種まきしてみました。半日陰ベランダで元気よく発芽してそのまま育つかと思いましたが、2年の間見守った末枯れてしまいました。
また挑戦したくてその様子を記録しました。どなたかの参考にもなればさらに幸いです。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆ 病害虫に強いそうです。
結実までの年数◆5年くらい?
暑さ寒さ◆温帯果樹だが寒さには非常に強い。
乾湿◆Pawpaws will not thrive in heavy soil or waterlogged soil.乾燥。
原産◆北アメリカ
土◆やや酸性、水はけのよい土。粘土質を好む?
受粉樹◆1本でも結実する品種もあるが2本以上あるほうがいいそうです。
その他◆「自家不和合性の紫色の花は肉の腐った匂いをさせ、花粉媒介者のニクバエや甲虫類などを誘引する。アメリカのポーポー栽培者は結実率向上のために腐った肉を吊るすこともある。」のだそうです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★種をまく
秋です。トロピカルフルーツが売られている時期は秋が多いです。
車で1時間ほど走ったところの野菜直売所でフルーツのポポーを買いました。ポポーはクリーミーなフルーツで、いい香りがするバナナって感じです。ちゃんと熟してから食べるとアイスクリームみたいです。チェリモヤより好きかも。
中に大きい黒い種があったので種まきしようと思います。
ポポーは熱帯ではなく温帯植物らしいので比較的育てやすいのではないかという期待を持っています。
3カ月以上寒さに当たった後、真夏の気温になると発芽するらしいので(その間は湿った状態を保つ)、湿らせながら冷蔵庫に入れるという情報もありましたが、私はめんどくさがり屋なのでベランダの「楽園」と呼んでいる何でも植えていいプランターへ埋めました。ここは堆肥を作るシマミミズが活動して微生物もいっぱいいると思います。
出てきたらラッキー出てこなければそれでいいという気軽な気持ちです。
★ポポーの発芽
5月中旬、「楽園」プランターの整理している時に、根が出ているポポーをいくつも発見しました!種が大きいので掘ればわかりました。
発根したのでちゃんと植えてみました。ちゃんとといっても芽が出るかどうかわからないのでいくつも寄せ植えですけど(しかもレモンも一緒に)。
直根です。
5月下旬。発芽きたー!!
いつもながら発芽の瞬間は楽しいです。
結局何個も苗が出来ました。ダメだったのも何個もありましたが、外気温で発芽することがわかりました。
★冬越し
ビニールシートの中に入れていましたが、12月に全部枯れてしまいました。
あんた寒さに強いんじゃなかったの∩(+`ω´+)∩
まだ小さかたから寒さに耐えられなかったのでしょうか。室内に入れてあげればよかったです。
これは復活を願い「楽園」プランターに植えておきました。
★発芽2回目
最初にできた苗が冬越しする少し前に、秋に私が食べたポポーの種を育苗ポットに埋めてビニールをかぶせておいたのが、翌4月に発芽しました。
ちょっと姿が弱々しいですが2回目始めます。
ところで水やりはどれくらいかわからなかったので調べまくったら、ケンタッキー州の人のサイトにやっと「重く水分の多い土はダメ」と書いてあったのを発見しました。
同じバンレイシ科のチェリモヤも湿気に弱いかもと思った事があるので、乾燥気味に育ててみます。でも湿気の多い日本全国で栽培可能らしいのでそんなに気にすることもないのかも?
いやいや、半日陰だから何が起きるかわからないので気をつけます。
5月下旬に残っていた種の発芽がありました〜!!
4月に発芽した弱々しい芽は結局ダメで(まだ寒かったから?)、去年も5月だったのでこれは気温的に大丈夫でしょう。
「楽園」プランターに植えていた枯れたポポーから新芽が出ました。生きてた生きてた!
植物って粘り強いなあ。
・・と思ったらこれは管理不足で枯れてしまいました(●*ω*)ああ・・。
★7月にも発芽、今が適温かも?
7月に、「楽園」プランターにポポーと思われるものが群生してました。
なんでここ?なんで今?
しかもよく見たら覚えのない他のプランターのすみにも生えてました。
というわけで発芽しやすいのは7月かもしれないというデータが出ました。
より気温が高いほうが安定してますよね。
あんまり出てきても育てるところがないんですけど、全部で何個あるんでしょう。気温が十分あれば発芽率はいいと言ってもいいのではないでしょうか。
全部保温するスペースはないし、冬にどうなるかわからないので、適当にベランダの色んな場所に分散させて植えました。
枯れませんように!
★冬越し
冬越しの時ですが、小さいポポーは葉が落ちて、根も主根だけでひげ根がなく全体的に棒みたいなのです。
あちこち植えたため間違って掘り起こしてしまうと間違って処分してしまいそうです。
それなら育苗ポットに植えればわかりやすいと思うんですが、大きいプランターの角に植えました。できるだけ土が多い場所のほうが微生物が多く守られやすいと思ったからです。
★春に新芽が出ました!
4月中旬に新芽が出ました!
出たのは日当たりのいいプランターとビニールシートの中に入れた苗でした。
8月、あれから育ってなくて一番大きいのでこれぐらいです。葉のフチが茶色いです。
9月ですが、やっぱり葉が落ちてしまいました。
また春に葉が出てくるのがあるかもと思いますが、去年に比べて成長が見られないのでいったん記録を終わりにします。
・・・
元気よく発芽してそのまま育つかと思いましたが、2年の間見守った末枯れてしまいました。
温度的に育てやすいかもと思っていましたが、そうでもなかったのでなにか条件が足りないんだと思います。
半日陰が関係あるかどうかわかりません。また何かあれば書き足します。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener