【半日陰ベランダで】畑ワサビを育てる
安くでワサビ苗を手に入れたので、うちの半日陰ベランダでワサビを育ててみることになりました。
春に苗を買ったので夏前に枯れてしまって失敗に終わったのですが、まだ考えられることはあるような気はするので後々のためにここに記録しました。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆わさびはアリルイソチオシアネートという殺菌成分により自家中毒になるので、それを流す水が流れている場所の方が育てやすい。
温度、湿度が重要。
収穫時に大きく育った株の分けつした株をかいて増やすことが可能だそうです。
栽培時期(関西)◆種まき→3月、11月。 収穫→育ったら随時。
日当たり◆半日陰が好き(!)、北向き、東向き。夏は遮光。
暑さ寒さ◆涼しい気候が好き。夏の高温と強い日照が苦手。
乾湿◆湿度が必要。
発芽適温◆12℃
生育適温◆8〜18℃。22℃以下3℃以上。
原産◆日本。
土◆砂地で中性〜弱酸性を好む。腐植質、粘土質、アルカリ性はダメ。礫まじりの土がいいという情報も。
肥料◆必要なし。
その他◆根を育てるならある程度の標高が必要。
(https://www.pref.ehime.jp/h35700/1461/5_guide/documents/wasabi1.pdf)
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★3月に苗を買う
前から気になっていたワサビ苗ですが、値段が高い上に失敗する危険も高いのでずっと見送っていたところ、立ち寄った野菜直売所で安くで売っていて、思わずゲット。
3月下旬です。
ワサビ栽培なんてと自分でも思いますが、プランターで育てられるかどうかやってみます。
うちのベランダの弱点である半日陰は問題ないみたいです。
で、買ったのが秋だったらよかったのかもしれませんが、調べたところ夏に弱いみたいでこれから暑くなるしどうしようかなというところです。
そういえば前に育てた西洋ワサビも夏にいなくなったので、同じアブラナ科だし多分このままではこれもいなくなるかも。
ということで予想としては、
1、夏直前まで収穫して終わり。
2、なんとか家の涼しいところで夏を乗り切る。
3、夏までに花が咲いて種が付けば(?)ラッキー。
ぐらいでしょうか。
西洋ワサビのトラウマがあるので、1と2は試してみるけどうちの環境で生き残る道は3でしょう。
苗を買った後でプチ後悔・・。
★ワサビをプランターに植え付け
調べると、流水で育て根を食べる沢ワサビと、畑で育て茎葉を食べる畑ワサビは、育て方が違うだけで植物としては同じものだそうです。
水を流せる環境なら自家中毒成分が流れるから根が太るそうですが、ベランダではそうもいかず、水耕栽培も考えましたけど私には難しそうですし、畑ワサビとして土に植えて葉を収穫します。
↓↓ポットから苗を出してみたところです。
あんまり根をぐちゃぐちゃ触るのアレなのでよく見えませんけど、根は普通に細いです。
調べたところ砂地が良いようで、そういえば買ってきた苗のポットの土はどんな土かと思って見てみたらこれが真逆の粘土質っぽい?土だったので、もしかしてなんでもいいんじゃないと思いながら、植えるプランターに元々入っていた土に家にあった砂を気持ち程度混ぜてみました。
なんでもいいかどうかはわかりませんけど多分この苗の売主は直売所に野菜を出している地元の農家さんで、これを育てているならこの土で育つのでしょう。
アリルイソチアネートって下に溜まるんでしょうか?流水で流れるからプランターの下に溜まりますよね?
まあいいか。
・・よくないか。?
これ重要ですもんね。でも水流せないしこれでいいです。
↓↓あと、このプランターに元々春菊を植えていて、もう終わりにするから抜くつもりだったのを周りだけそのままにしてみました。
中毒成分でどうなるかを見るためです。
ちょっとかわいそうな気がしますけど、抜くつもりだったからいいです。
そばでダンナさんが青ネギの根を生やしたのを植えていて、ワサビと一緒に植えたいから数本ちょうだいと言ったらやっぱり拒否されました。
殺菌成分のある者同士はどっちが勝つのか知りたかったからですけど、これから育つ野菜はやめとこう。うん。
4月中旬。様子は変わらず。ちょっと大きくなったかなという程度。
風通しを良くするために周りの春菊をちょっとカットしました。
ワサビが順調かどうか判断しにくいのですが、一応根元から新芽が生えてきました。よかったです。
それと春菊もどうにもなってなくて、むしろ花を咲かせて順調です。
わさび1本じゃ威力ないのかも。
4月下旬。
「特に土質は問題ではなく全然肥えてなくていい」というのが書いてあったのを見たので豊かではない土を心掛けていたら、いきなりワサビの葉が黄色くなってきました。
それを見たダンナさんが「畑はプランターと違って元々滋養があるから何もしなくていいのであって、このプランターでは肥料が足りない」と。
それもそうかも知れないので、結局肥料をあげてミミズの土も野菜くずも入れて賑やか系の土にしました。
しかも根元から新芽が出てきたと思ったら新芽じゃなくて雑草で、
・・ア、アリルイソチオシアネートは?
・・わさび全然威力ないです。
もうちょっと葉の数が増えないと味見もできないし。
この調子だと花は期待できないかも。
5月下旬。
あれから様子は変わってなくて、水もあげられたり乾いてたりで、新芽が1本生えてきたかな。それくらい。
思ったより大きくならないので周りの春菊はよけてしまいましたが、ワサビの成長ってこんなもんなのかな?
前に立てた予想の1と3は諦めます。
残る2の「夏を乗り切る」ですが、葉が相変わらず枯れ気味なのでどうなるのか。
6月上旬、本格的に枯れてきました。
ヤバイです。
画像の大きい葉がワサビで、緑色の葉は雑草です。
ここでなんとなく思ったんですが、葉は枯れても根は生きてないのかな?
科は違いますが、うちのニラは夏に葉だけ枯れてそのままにしておくと秋にまた葉が生えてくるんですけど、
そんな感じで。
・・水を切らしそうですけど。
そういうことで、秋に生えてきたらまた言いますけど、残念ながら一応ここで終わりにします。
・・・
葉っぱ1枚でも食べておけばよかった。
雑草はいくつか生えているので、自分の殺菌成分が原因というわけではないかなと思います。
残るは秋に苗を植えたらどうなのか、気温が上る前に少しぐらい根を育てることができればまだマシな結果が出るかもしれません。
それと、育てている途中で知ったんですけど、「家庭菜園では種をまいて苗を育てることは難しいのでポット苗を購入したほうがいい」とのこと。
じゃあ、夏越え作戦の3番の種を取る作戦はダメじゃないですか。
家庭菜園では何故ダメかの理由は書いてなかったです。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener