【半日陰ベランダで】ネギニラを育てる
ネギニラとは、栃木県農業試験場で開発された「ねぎにら(なかみどりという品種)」だそうです。断面は半月状で、ニンニク臭が強い。ネギやニラと比べてカロチン、鉄、繊維、リン、糖質が多く含まれる。
普通のニラに比べて栽培に手間と時間とコストがかかり栽培する農家が減ったので、家庭菜園向きに発売されることになったそうです。
今回うちの半日陰ベランダで育ててみます。
★調べたこと+自分用メモ
栽培時期(関西)◆植えつけ→4〜6月 収穫→随時?
連作◆気を付けた方がいいみたいです。
丈◆40cmくらいでした。
その他◆分けつはやや少ない。種子が出来ないので株分けで増やす。
(参考)5℃以下の低温に600時間遭遇すると休眠が打破されるので、保温開始時期は1月上旬以降が適するそうです。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★ネギニラの苗を植え付け
ホームセンターでずっと298円で高いなと思っていたネギニラが7月に入って50円になっていたので、株元がガッチリしたのを選んで2株購入しました。
収穫は来年だからこれで十分です。
ただ、ネギニラが一般で売られ始めた経緯からして育てにくいかもしれません。
あまっていた細長い鉢に植えました。
★夏のネギニラの様子
ネギの仲間は夏は弱いと思うんですけど、枯れもせず育って少し太くしっかりしてきました。
夏が終わった9月の様子です。
うちのダンナさんが「伸びてきたから」と言って少し収穫していました。キムチに入れるそうです。(細いほうは普通のニラです)
こうして並べると、半日陰ベランダでは細いニラに比べて長くしっかりしています。
そしたら葉がだらっと傾いてきたので全部カットして、ペットボトルを使ってこのように土寄せをしました。
カットしたネギニラは餃子に入れました(゚∀゚*)
★ネギニラの冬越し
冬はハウスで保温するとよく増えるそうなのでうちはベランダのビニールの中で育てました。
カットしてから少し伸びたしちょっと増えたような気がします。
2月です。
謎のサドンデス。なにかありましたか・・?
他のネギやニラと一緒の場所に置いておいたのにネギニラだけ死亡。
ハイブリッドはやはり弱いのか?
季節外れの時期に植えたから弱いのか?
それとも、そもそも半日陰ベランダは栽培に向いていないのか?
と思ったら2月下旬に復活。
よかった〜(゚ロ゚*
でも、なにもわからないので解決はしていません。
ただ、ネギは確か比較的冬は大丈夫ですが、ニラは冬に枯れるんだったと思うので、それでいきなり枯れたのかもしれません。ネギニラという名前ですがこれはニラなんですね。
冬の間水滴が多いビニールシートの中に入れていたのですが、湿気は大丈夫という証明にはなりました。
★少し増えた春
最初に比べて株はやや本数が増えたと思います。そんなには大きくないけれど長さも伸びました(左の鉢)。
ネギ科だから夏がどうなるかわからないので収獲も兼ねて刈ってみました(右の鉢)。何といっても収穫するのが目的ですから。
こうしてみると買った時よりも明らかに分けつしています。
ちゃんと育っていると思うと楽しいです。
夏までに何回か収穫できるといいな。
5月、2回目収穫しました(画像上)。伸びるのが速いです。
同じように育ててるうちのニラ(下)よりも太くて長いです。
★梅雨で終了
梅雨に入って枯れました。あれ?湿気は大丈夫なはずでは?思い込みでした。
秋まで休憩?と思いましたが、8月の猛暑時に確認したら根も何もかも消えていました。
暑いのもダメなの?
去年植え付けた夏はしっかりしていたので、買った店で日に当られていたからまだ丈夫だったのかもしれません。
確かネギは暑いのが苦手だから、ネギニラはニラではなくてネギだったんでしょうか?
・・・もしや両方の欠点を遺伝してませんか?
・・・
半日陰ベランダで育てましたが、日当たりのよいところや、土の量が多いプランターならもう少し育つかもしれません。
「普通のニラに比べて栽培に手間と時間とコストがかかる」という理由がわかりませんでしたが、暑さにも寒さにも弱そうでした。
うちのニラと隣り合わせで育てていたのにネギニラだけ枯れてニラは生き残っているので、ニラより育てにくいかもしれません。
味は美味しかったです\(^o^)/
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener