【狭い半日陰ベランダで】マルベリーを育てる
狭い半日陰ベランダでマルベリーを育ててみました。
野菜を育てるので場所がいっぱいなのにさらに果樹を育てるのは抵抗がありますが、マルベリーは半日陰でも育てやすかったので、今回はその様子を書きました。
ベランダでなにか果樹を育てたいと思っている方はぜひ参考にされてください。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆桑の実です。養蚕用として昔から栽培されているそうです。 ほとんど放置していいと思いますが、成長期は水切れに注意。冬に一度肥料を。
開花期◆4〜5月。
収穫期◆6月。
結実までの年数◆3〜4年。(うちのはすぐでした。?)
日当たり◆やや日陰でも大丈夫でした。
暑さ寒さ◆暑さ寒さに強い。
乾湿◆普通?
原産◆中国・亜熱帯地方
丈◆環境によって大きくなります。
土◆普通に作りました。
肥料◆冬と成長期にあげました。
受粉樹◆不要(基本雌雄異株らしいのですが、買った品種は1本で実りました)
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★苗木を買う
春に若い苗木を買いました。画像は撮り忘れました(#´Д`#)
付いていた説明によると、
2〜3本の主な枝を残して剪定しながら育てると大きくなりすぎない。
必ず芽の上を切る。
成長期は水切れに注意。落葉後は控えめに。
ということらしいです。
★1年目夏
同じ年の6月ですが、いきなり実が付きました。↓↓これは赤くなったところで、 黒くなったら収穫です。
まだ全然子供なのですが実がいっぱい付いて少しですが収穫出来ました。さっそくうれしいです。
この感じだと実りやすい果樹なのかも。
収穫が終わると葉が散って茎の間から新芽が出てきました。
★収穫が終わった秋の様子
枝に芽のようなものがつき始め、そして葉が黄色くなって落ちてきました。説明にあった剪定はわからなかったのでしませんでした。
★冬越し
葉が全部落ちて丸坊主ですが、普通に冬越しできるようです。
★春の様子
芽吹き〜!剪定しなかったので去年よりやや大きくなっています。
秋に剪定すればよかったかもしれませんが、今更かわいそうなのでそのままです。
この感じでは夏は大きくなるかもしれません。
3月の終わりですが、↓↓これは?実ですね。もう出るんですね。
★白い花が咲く
実がなる前に花が咲きますよね。というとこはこれ花ですね。
去年買った時はもう実が付いていたと思うので花を見るのは初めてです。
紫色だと思っていましたが白です。マルベリーの花ってこんな面白い形なのですね。
花が咲いたのはいいんですが、明らかに実の数が多すぎて実らないような気がするので間引くかどうか迷いました。
できるだけ自然のまま置いておきたかったのですが、実験的に2枝だけ実を明らかに数が少なくなるように間引いて印を付けておきました。
それからもっと日の当るところに置き換えました。
肥料もあげましたが、日当たりが足りないからか風で落ちる実もあります。
★今年も6月に収穫
5月下旬からだんだん枝も実もいきなり大きくなって枝が垂れてきました。
特に水やりをたっぷり目にしました。
実が緑色から赤色を経て黒に変わりました。
実は去年より少し小さいと思いましたが、最終的には大きくなり去年より収穫量が数倍になりました。
それと間引いた枝の実は他の枝と変わりはありませんでしたので必要なかったです。
一度に採れた量がこれくらいでした。
マルベリーは実がやわらかくすぐつぶれて指に紫色の汁が付き、軸がきれいに取れにくいです。
それに日持ちもしにくそうなので、あまり出回らないのだとわかりました。生食より加熱して食べるフルーツなので数回に分けて収穫して、
冷凍しておいて後で一気にジャムにしました。
★今年は剪定しないと
剪定のことなんですが、今年はさすがにちょっと剪定しないとベランダでは大きすぎるので調べました。
収穫後と初霜の時(12月)にカットすると新しい枝が促進できる。成長時期(春)にカットしてはいけない。
夏は基から2節のところ(深く)冬は半分くらい(浅く)2回剪定するということでした。
7月上旬、収穫が終わったので剪定しました。
日照量が少ないベランダなので、露地と同じように深く剪定するのは不安なので、心持ち浅めにカットしました。
そして収穫が終わったので日陰のスペースへ移動。剪定して日陰に移すのはどうなんだろうと思うのですが、他の野菜にも日を当ててあげたいので頑張って欲しいところです。
★剪定したあとの夏
剪定した後です。新芽が出てきました。よかった。
★2回めの冬越し
秋に葉が少し茂って冬になると葉が枯れてきました。
冬にも剪定するとありましたが日当たりが悪い場所なのでそんなに必要ないように思えたので、1月に形を整えるつもりでちょっとだけ切りました。
★3回目の収穫
その後、春に無事に新芽が出てまた6月に収穫できました。
ずっと日陰に置いていて、実がなる時期に手前の日が当たるスペースに移動させました。
剪定したからか、去年よりは枝が小ぶりでした。この時の背丈は80cmくらいです。切らなくても良かったのかも。
こんな感じだと半日陰でも全然大丈夫。たぶん来年も実はなるでしょう。
★半日陰ベランダで収穫したマルベリーを食べる
生では食べにくいので、これだけの量でもジャムにします。
大人の味でとてもおいしいです。個人的にはコンポートの方が好きです。
↓マルベリーみるく
↓全粒粉クッキーを焼いて乗せてみました。
・・・
なにかベランダでも果樹を育てたいと思うのならマルベリーは選択肢に入れてもいいと思います。
追記:採り損なってドライになってしまった実
水分が飛んでしまって美味しくなさそうにぶら下がってるんですが、これが食べてみると濃厚でおいしい!
甘くはないですが、レーズンみたいな旨味があるんです。
自動的にドライフルーツになってるこれ。栄養ありそう。
それまではコンポストのシマミミズにあげていましたが、こういうのがあったらせっかくなので食べてみてください。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener