【半日陰ベランダで】紫色のパプリカは育ちにくいのか
野菜の中でも色素が濃い紫の品種や、逆に色素が薄い白の品種は半日陰では育てにくいとうちのダンナさんが言うので、今回は半日陰ベランダで紫色のパプリカは育ちにくいのかどうか調べてみました。
紫といってもナスのように元々天然の紫色の野菜ではなくて、おそらく品種改良の紫の品種です。結果はそんなに赤との違いはなかったのできれいな紫色パプリカおすすめです。
普通のパプリカの栽培記録は→こちら
★苗を購入
ということで紫の品種買ってきました。
去年野菜直売所で買った国産のパプリカの種を取っておいて春先にまいたものが発芽しそうにないのでちょうどよかったです。4月中旬。
晩がまだ寒いかなと思うので定植してからビニールで囲いました。
★苗の植え付け
5月上旬です。
一緒に買ってきたミニトマトが50cmになってますが、パプリカはまだこんなもんです。
トマトと比較したことはなかったのですが、ピーマン類は成長が遅めです。
★なぜか弱々しい一番花
5月中旬です。
一番花が咲きました。蕾がついてから咲くまでちょっと日にちがかかっているような気がするし、咲いてる姿も弱々しく見えます。
今、丈は35センチです。暑い日もありますが涼しい夜はちょっとビニールで囲うことにします。
5月下旬、弱々しいと思っていたらなんだか一番花の上にいくつも花がついて、茎も太く立派になってきました。
・・うちのダンナさんがこっそり手を入れているようです。
いつから何してるのか「俺が育てている苗」だそうです。大切にされています。
それから一番花が黄色く枯れてしまって、それと同時にその上に花が2つ咲きました。
パプリカの一番花って枯れた記憶がないのでちょっと心配だけど、次の花に期待!
ところでダンナさんが何をしたかというと、自作の液肥を2回ほど与えて、貝殻石灰と有機マグネシウムを少しまいたそうです。
さらに数日後、花が次々咲き出して、実がなり始めています。
今度はなりすぎが少し心配。
★美しい紫の実が付きました!
小さいうちからパープルに変色。
これ3つとも大きくしても負担にならないのかな?
5つなっています。パープルきれい!!
5つもならせてなんとなく採っていません。
株が丈夫になってきているみたいだし、パプリカは完熟に時間がかかるのでもう少し待とうと思っています。
★収穫する
6月下旬。一番大きいのを収穫しました!
しっかりしたものが出来ています。
ブラックベリーで囲って写してみましたが、こうするとフルーツみたいですね。
裏を向けると・・尻腐れ。ガーン。
実が接触していたからでしょうか。
ちょっと無理させているかもしれません。
7月下旬。第二陣を収穫しましたが、裏を向けるとまた傷んでいます。
石灰は普通に与えていると思うのですが、あと何が原因なのか。それとも普通に栽培が難しいのか。
今育てているピーマン系の中でパプリカだけ全体的に葉が虫に食べられていますが、これも原因の一つでしょうか?
いつの間にか下の方の茎が緑色から木のように変わってきています。
ピーマンに比べて断然太く、実もごつくなってます。→
↓夏の一番暑いあたりはちょっと休憩して、暑さが引いてきたあたりから少しずつ花が咲き、9月上旬に実がつきました。
今度はどの実も傷んでません。
パプリカって完熟させる野菜なので実がなってからどれくらいで収穫したらいいのかいつも迷うんです。
9月下旬にそんなに大きくないんだけど紫を通り越していきなり赤くなったのが1つあって、もうそろそろ収穫してもいいのかなと思ったりしました。
(あれ、赤くなるってことは、紫色って完熟の色じゃないんですね)
昼間はまだ暑い日もありますが、もう秋ですね。
最低温度が10度を切るようになって「寒っ」って思うくらいになった10月下旬に、布団を買った時についていたビニールカバーに入るように剪定して冬越しの準備をしました。
赤くなった実から種取りもしました。
また会おうね!
★パープルパプリカを食べる
紫パプリカの料理研究〜!!
なんとかこのきれいな紫色を料理に生かしたいですが、調べてみたらこの紫色は天然色素アントシアニンだそうで、熱に弱く、水に溶けるらしいです。
・・料理する前にこの条件がもうあかんやん。
なので加熱するとこのように緑色になりました。
皮を焦がしてむいてオリーブオイルにつけると美味しいので度々作るのですが、紫色が活かせなくて残念です。
いかにもナスみたいです。ナス科だから似てるかもですけど。
それではさ〜っと揚げてみたらどうか!?
ナスは揚げて色止めしたりするでしょ。あれみたいに。
って思ってイワシの南蛮漬けを作ってついでに素揚げしてみましたが、おもいっきり失敗!
緑色ならまだいいんですが、ほぼグレーでした。なんでやねん。
南蛮漬けが美味しかったことが唯一の救いです。
ということで紫色で食べるには生食しかないという結果になりました。
(あ、てんぷらも作ってうまかったです!)
・・・
トマトの紫色は作りにくかったので、なんかいろいろだなと思いました。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener