半日陰ベランダでピーマン栽培・植え付けから冬越しまで
半日陰ベランダでピーマンを育ててみました。半日陰なので収穫量は少なく実も小さいですが、確実に実は付くので毎年育てています。冬越しもチャレンジして翌年も実が付きました。
その様子を書きましたので、どなたかの参考になれば幸いです。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆
たぶん水分が多く必要。
果菜類の中でも高温が好き。春の低温と真夏の高温(高温すぎてもダメ)に注意だそうです。
株が疲れてきたら実を早採りすると樹勢が回復。
栽培時期(関西)◆種まき→春 収穫→7,9,10月でした
連作◆ナス科なのでしないほうがいいです。
日当たり◆強い日光が必要。
暑さ寒さ◆春の低温と真夏の高温に注意。
乾湿◆乾燥に弱い。夏はマメに水やりをします。
発芽適温◆30℃
生育適温◆20〜30℃
原産◆中南米
丈◆1mくらいでした。
肥料◆長期間収穫できるので元肥重視。堆肥は完熟。尻腐れ病になるのでたまに有機石灰をまいています。
その他◆半日陰でもわりと枝が重くなると思うので支柱は必要だと思います。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★買った苗を植え付け
4月下旬に苗を2つ買いました。このようにビニールをかぶせて更にその上から寒冷紗をかぶせたりして保温してみました。
最初から虫に葉を食べられて穴がいっぱい開きましたが、犯人はわからず。
植えつけた時にはつぼみは既にあり、5月上旬にもう一番花が咲きました。
花が咲いたと言ってもまだ肌寒いのか、実が付くまでは時間がかかりそうです。
そのうちにその上にも花がいっぱい咲き始め、一番果がなりはじめました。
ちなみに半日陰で条件が悪いので、枝は切っていません。
収量的には一番果を早めに取ってしまった方がいいと思うのですが、色々考えていくうちにうちではなるべくそのままで育てるようになりました。
とか言って、結局あんまり大きくならないサイズで収穫(^o^)。6月上旬です。
丈はちょっと伸びて60cmと70cmくらいです。
大きくなってきたのでビニールは取りました。
★ピーマンを収穫する
6月下旬からいっぱいなってきたので、ちょっとずつ収穫しました!
小さい鉢に植えていた時は7月からだったのでちょっと早いです。
ぴかぴかピーマン!(´∀`)
7月下旬から花は咲いても実が付きません。
ちょっと夏バテして休憩しています。
夏野菜は真夏に休憩時期があります。
8月下旬です。
休憩の間に背が天井まで伸びてます。
片方のピーマンさんは休み明けの最初に、甘長そっくりの実を付けました(@_@;)。
このピーマン株はこんなとうがらしの遺伝子も入ってるんでしょうか。
これはこの実だけなのか、これからなる実は全部なのか、どっちでしょうか?
↓↓これは?
ナス科の野菜は夏のピークが過ぎると雰囲気の違う実が出てくることがあると思ったことはほかでもあります。
それからまた花がポツポツ咲き始めました。
明日から暑さが和らぐそうです。
なんかまだまだ暑い気がするんですが、ピーマンは夏が終わることを知っているんですね。
いつも9月になるとまた実がなり始めて、すぐに赤くなります。秋が来た証拠です。
今年は涼しいせいかあんまりならず赤くもなってませんけど。
赤くなったピーマンは栄養価が上がるらしく、生でかじっても甘かったです。
ところで甘長の方のピーマンはあれから全て甘長型のが出てきました。
途中から変わったりするんですね。ということはピーマンから他のナス科の野菜が出てきてもおかしくはないのかな。ジャガイモの花の後にトマトみたいなのが出てきたって聞いたことがありますし。
毎年10月ごろまで収穫できます。
★ピーマンを冬越しさせる
少し切り戻して、ベランダの簡易ビニールハウスの中で冬越しさせた時の写真です。
茎がごつくなって木化してます。
↓↓春になったら何とか新芽が出てきて花芽もつきました。
土はそのままで植えかえてないので自動的に連作になりますが、ぬかとコーヒーかすをまいておいたのですが、効いたかどうかはわかりませんが問題なかったような気がします。
葉もふさふさになり、夏には去年と同じ実がなりました。
ピーマンは奈良でも冬を越えられました。
★半日陰ベランダで収穫したピーマンを食べる
野菜の肉詰めをつくってみました!
・・・
日が足りないので毎年枝分かれしても3又くらいにしかならないので、切らずにそのまま育てています。
植え付けが遅くなっても実が付きます。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener