【半日陰ベランダで】芽キャベツを育てる
芽キャベツを半日陰ベランダで育ててみました。キャベツなので半日陰でも収穫することができましたが、それよりもネックは種まき時期で、遅くなると春までに間に合わないので、遅いと思ったら苗を買うことをおすすめします。
今回はその芽キャベツのゆっくりした成長をまとめました。(おまけ収獲もありました!)
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆ すごくゆっくり育つので夏に種をまかないと冬に 間に合わずに暖かくなると花芽が出てきて結球しないらしいです。 日光、水、肥料は多く必要だと思います。
栽培時期(関西)◆種まき→7〜8月 収穫→1〜3月
連作◆比較的可能。
日当たり◆日当たりは必要。
暑さ寒さ◆暑さに弱い、寒さには強い。
乾湿◆適度な水分が必要だと思います。
発芽適温◆15〜30℃
生育適温◆15〜22℃
原産◆西ヨーロッパ
丈◆半日陰ベランダなのであんまり背は高くなりません。丈50cmくらい? 幅は40cmくらいだったので結構株間は必要です。
肥料◆栽培期間が長いので元肥をしっかり入れておく。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★8月、種をまく
いくつか作りたいので種を買いました。
・・が、まく時期が夏なので枯れたりして苗くらいの大きさになるまではちょっと大変かも。
いくつも作らないのなら苗を買う方が確実かもしれないです。
8月下旬です。
ポットに3つずつまき、小さい種なので土は軽くかけました。
3日くらいで発芽、暑いのでやや日陰で育苗しました。
土が乾くとすぐ枯れてしまうと思うので、こまめに水分をあげました。大変です。
★9月、種まきが遅かったかもしれないので苗も買う
9月上旬です。
発芽した芽はかなり小さいです。
ここで種をまくのが遅いことに気付き冬までに間に合わないと思ったので、見かけた苗も購入しました。
ここから種からのと購入した苗との大きさを比較していきます。
9月中旬です。
種から育てたものと買った苗です。この時点でこの苗の大きさが必要なのかも。
9月下旬です。
苗の方は丈10cmになりました。
それと、キャベツは涼しい方が好きということで、
日向と日陰どっちがいいのか9月中旬からちょっと実験してみていて、
上段3つが日向に置いていたもの、下段3つがやや日陰に置いていたものですが、
結果はどちらも葉の数は同じくらいで、日陰に置いていた方が少し徒長していました。
ベランダ自体日当たりが悪いし、10日ほどしか実験してなくて結果を出すには不十分ですが、 涼しくなってきたし、何より日陰組がかわいそうになってきたので日向に移動させました。
★10月、植え付けと結球開始
10月中旬です。
種は丈17cmくらい、苗は23cm(幅30cm)くらいです。
プランターに空きが出たのでやっと植え付けました。
ここからまだ長丁場なので(キャベツの2倍の期間かかるらしい)、長持ちする肥料を入れました。
よく見てみると、ここで買った苗の方の葉の付け根に芽が・・!
低温に会えば結球するそうです。
10月下旬と11月上旬です。
夜が寒くなってきて急に葉が増えました。丈は30cmです。
やっぱり寒い方が好きなんでしょうか。
11月中旬です。
丈は40cmです。狭くなってきました。かなり葉が上に張り出しています。
芽も少し大きくなってきました。
真ん中に植えた種から育てた株も左右と変わりないように見えますが、
芽はやっぱり小さめです。
★12月、ミニチュアキャベツ並
12月です。
じゃ〜ん!
吐く息が白くなってきた途端に芽の成長が速くなりました。
ミニチュアキャベツかわいいです!!
日の当たる方がより大きくなっています。
★葉かきについて
葉かきについて。
枯れた葉はもちろん取りますが、「芽に光を当てて大きくするために下葉を少しかき取りましょう。」ってよく書いてあって、どのくらいの大きさで取ればいいのかとか、周りに比べて1つだけ変に小さい芽のところはどうするのかとか悩んで取ったり取らなかったりしたんですが、
結局自分なりにどっちでもいいという結論を出しました(;・∀・) 。細かすぎました。
土から根が見えていたので土を足すついでにボカシ肥料もまきました。
結構冬でも土がすぐ乾燥するし、光をなるべく取り入れるためにアルミホイルを敷いてみました。
調べたところ結球してからが特に肥料が必要みたいです。
★1月、直径2cmほどに
1月です。
直径2cmほどです。
毎日みるみる大きくなっていきます。
てっぺんも結球してるみたいに丸まってきて、丈も止まりました。
途中で土を増やしたからはっきりわからないですが、50cmくらいです。
大きくなってねという思いを込めてボカシ肥を投入。
★2月、なにかモンスター的な風格
2月です。
一番寒い時期です。
芽の大きさは2.5cm、茎の大きさも2.5センチでした。
外側の浮いている葉を何枚か食べてみましたが、、、キャベツの味です。後から少し甘味がありました。
苦いかなと思いましたが全然OKでした。
★芽キャベツを収穫する
2月中旬です。
大きくなるのがちょっと止まってきたような気がするし、市販で芽キャベツが売られているのを見たので
収穫することにしました。もう春になるのでこんなもんです。
アブラナ科はあんまり遅くなると苦くなるようなのでそれもあります。
大きいの10個取りました。
かわい〜(*´Д`*)
一番大きいので2.5cmでした。
半日陰ベランダではやっぱり少し小さいです。それに葉の数も少ないので収穫できる芽の数も少なくなります。
もうちょっと太陽が当たればな〜って思います。
あと、真上から見るとてっぺんの大きい葉の真ん中がキャベツ状に結球してまして、特に真ん中辺はやわらかそうだったのでこれもかじってみました。
これはっ、まあまあおいしいのでは!?
★病害虫
年明けぐらいからひよどりが葉を食べるようですが、寒さの為に半分囲ったような状態にしてあったので無害でした。見つからなかった可能性があります。
アブラナ科なのでコナガはどうなのかと思いましたが、いませんでした。
★半日陰ベランダで収穫した芽キャベツを食べる
ベランダでは場所をとるわりには小さいのしかできませんでしたが、とにかく見た目がかわいい!
味は普通にキャベツの味でした。
冬のシチューにぴったりなサプライズ野菜です。
あらかじめ下茹でしておくときれいな緑になりました。色がきれいです。
これはバター焼きしてみました。普通においしかったです。
ところでせっかく無農薬栽培なので食べられるところは全部食べたいとういう思いから、先程のてっぺんのキャベツはどうなのか思いまして、緊急企画。
恐怖!てっぺんキャベツでお好み焼き!→
てっぺんの真ん中のあたりの葉がとってもやわやわでおいしそうだったのです!
これは食べてみないとダメでしょう。
さすがに外側の苦そうな葉は取って作ってみたら、3株分で一品のおかずになりました。
味は・・普通においしかったです!
グッジョブ!食べられます!
・・・
最初に種のパッケージの写真を見た時に半日陰ベランダで大丈夫かと思いましたが、小さいながらもちゃんと形になっているものが出来ました。
種から育てたものもちゃんと出来ましたが小さかったので、目安にするなら買った苗の方の大きさです。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener