【半日陰ベランダで】さやえんどうの苗をカットして冬越しさせてみました
さやえんどうの苗を冬越しさせるのに大きいと枯れてしまうんですよね。そこで大きくなってしまったツルを切ってみたらどうかと思ったので、5回の種まき時期別にカットした苗としてない苗を作り、育ててみました。
結果はカットした苗よりもしてない苗の方が生育が良かったです。以下にその様子をまとめました。
★調べたこと+自分用メモ
ポイント◆種をまく時期に注意。酸性に弱いので石灰を多めに。
栽培時期(関西)◆種まき→秋か春。 収穫→春
連作◆あんまりしないほうがいいかも。
日当たり◆日当たりは必要。
暑さ寒さ◆寒さに当たると花がつく。
原産◆中央アジア〜中近東、地中海沿岸。
丈◆1m。
土◆酸性に弱いので石灰で中和してから育てる。水はけの良い土。
肥料◆窒素分の少ない肥料を控えめに施す。生育の良い時は追肥は必要なし。
その他◆ 長日性植物。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★さやえんどうの種まき
早生系の赤花種。つるあり絹さやエンドウです。
エンドウって豆を食べる普通のやつよりも、豆が大きくならないうちに収穫するさやえんどうなら半日陰ベランダ向きかなって思って気になっていたので、今回育ててみることにしました。
赤い花も楽しみです。
青い被膜はチラウム。気にはなるけど水につけて発芽しなかった豆もあるのでこのまままきます。
スナップエンドウとソラマメを育てた経験から、10月にまいたものは大きくなりすぎて失敗しているので、寒さが本格的になる11月に入ってからまくことにしました。
1つのポットに種を3つずつまいたのを2つずつ作りました。
1
種まき日 11/2
種まき日の気温 18/12℃
発芽日 11/8
発芽までの日数 6日
2
種まき日 11/8
種まき日の気温 21/16℃
発芽日 11/14
発芽までの日数 6日
3
種まき日 11/14
種まき日の気温 19/15℃
発芽日 11/194
発芽までの日数 5日
4
種まき日 11/20
種まき日の気温 19/11℃
発芽日 11/28
発芽までの日数 8日
5
種まき日 11/28
種まき日の気温 13/4℃
発芽日 12/11
発芽までの日数 13日
今年はいつもより暖かいです。
過去のエンドウマメの経験から一週間遅まきしましたけど、1番の苗が育ってしまい、11月中旬に10センチを越えてしまいました。
うちのベランダでは早くまいて大きくなり過ぎたものは途中で枯れてしまうので、1番は多分冬越しはできないと思います。
それと2番は多分ナメクジに先を食べれられて頭打ちになっています。
2番もちょっと早すぎたと思っていたので、食べられてちょうど良い状態(?)になってます。
★怪我の功名でツルをカットしてみた
2番が芽を食べられて根元から新しい芽が2本出てきました。
ここで思いついたんですけど、これを逆手にとって伸びすぎた1番の芽を1〜2節残してカットしてみました。→
これどうでしょうか?良い考えだと思うんですが。
★カットしたらどうなるかという課題に変更
今年の秋は暖かいみたいなので、いつ種をまくのが適当かというのは置いといて、伸びたツルをカットしたらどうなるかという課題に変更しようかなと思います。
今クリスマスです。
ポットが2つずつあるので、1、2、3番の長く伸びた方を15センチくらいになるように節の上をカット。
4、5番はそんなに長くもないので2つともカットしませんでした。
左2つがカットしてない2番と3番です。
右は15センチくらいに揃えたもの(2〜5番)です。
あと、1番のカットしていない方は長すぎるので少し前からダンナさんの楽園プランターの風の当たりにくいところに植え替えてて、支柱の根元に茎をぐるぐる巻きにしたら立ち上がってきました。
去年ここでスーパーで売ってる豆苗を4回ぐらい(*_*;再生させていただいたあと、ちょうどこの辺に植えたら育って実がついたんです。(豆苗はえんどう豆だったということも知りました)
それもあって同じようにすればいけるんじゃないかと。1番救済措置です。
2番と3番ですけど、うちの実家でも親がエンドウを育てていてそれがいつも寒くなる前から結構伸びていて毎年実もつくので、冬にあったかいのが続くとうちでもカットしていない方もいけるかもしれません。
★根を育てるために早めに植え付け
1月下旬です。
冬野菜が植わっていたプランターも空き始めたので、そろそろ植え付けようかと思います。
春に植え付けてもいいと思いますけど、なんとなく早いほうが根が育つと思ってです。
ポットのままだと土がすぐ乾いて水やりが気になるので植えてしまいます。
それにもうそろそろ野菜たちが春が来るのを感じる頃だと思うのです。
種まきの時期に影響するのか、4、5番の苗の葉がほんのり赤いです。
生育初期段階からある程度寒い方が色素が出やすいとか?赤花の品種だということを忘れていました。
相変わらずうちは狭いので寄せ植え状態です。
ネギと三つ葉とアブラナ科の冬野菜の根の残りと一緒に植えて、野菜くずを土の表面にまきました。これもなんとなくです。
土を掘ったらうちで飼っているシマミミズがプランターにも紛れ込んでいます。何もしてないのに生き延びていること、土が変わりないことが確認できます。
あ〜ベランダ癒されるわ〜。
寒いの忘れるわ〜。
★2番がいい感じ
2月中旬、一瞬やたら暖かい日がありましたが、一応寒さのピーク。
今回2〜5番まで番号順に植えることが出来たのでわかったんですけど(狭くてっ、並べてなかったですが)、早く種まきした2番が葉が大きく育っていていい感じです。5番が一番葉が小さいです。
↓↓画像1枚めのプランターが2番、2枚めが5番です。(カットしたのとしてない苗1つずつ植わってます。わかりにくいですね)
2番が無事越冬できれば、2番がいいですね。特に半日陰ベランダでは。
それと、1番も・・・まだ元気よ!
まだどれも元気ですが、3月の暖かくなりかけて油断した時に来る逆転寒波を乗り越えるまでなんとも言えません。
★1番が枯れてきた
3月上旬。
2番と5番です。暖かい日が続き伸び出しています。
今週後半から寒波かも。
↓↓1番のカットした方なんですけど、茎が画像やや左上から生えてて途中から立ち上がってるのわかりますか?
根元に近い部分は枯れたように黄色くなっていて、立ち上がっている部分は綺麗な緑です。
1回枯れたと思ったのが立ち直ってこんな風になりました。
もともと1番はうちでの越冬には適さないくらい伸びているので、カットしてもダメ?
これ、しばらくしたら枯れていきました。カットしてない方も下からどんどん黄色くなっています。
1番に限らず元気なのも下から枯れたりします。
ウチのダンナさんが1番を枯れ草と間違えて引っこ抜いて、こっそり植え直してるのを見てしまいました。
★2番のカットしていないほうが開花
3月中旬に2番のカットしてない方に花が咲きました!
赤い蝶々みたい!
その後、他のもそれなりに育って花が咲きました。大きくなってくるとどこまでが何番かわからなくなったのですが、見た感じ番号順にそれなりの成長です。
★4月下旬、収穫開始!
「なるべく若いうちに摘み取って収穫する。
花が咲き始めたら、あと18〜20日くらいで収穫です。莢に粒の形がでる前に毎日収穫します。」ということですが、
↓これで多分開花から20日ぐらい、6センチくらいですけど、もう豆のつぶつぶが目立ってきています。
半日陰栽培だし、もう少し小さめで収穫しました。4月上旬。
次は5センチで収穫してみました。
右の大きいのは採り忘れです。
5センチでも豆がつぶつぶしているのでまだ大きいのかなと思いましたが、これ以上小さいと悲しいので5センチぐらいでいきます(゚∈゚*)
花は赤いけど、実は緑色です。
花が咲き始めた時点でツルは伸びてないと思います。
花が出てくるまでにどれだけツルが伸びるかが勝負ですね。
半日陰だとあんまり伸びないですけど。
実は成長が早いので半日陰と言えど1日収穫をサボるとすぐ取り遅れになります。
実が密集しているところはあまり大きくなりませんでした。
4月下旬で株が黄色くなってきたので終了しました。
★種採りもしてみました
5月中旬、少し残しておいたものが枯れて種が採れました!大きさはバラバラです。
★半日陰ベランダで収穫したさやえんどうを食べる
春の炊き込みご飯〜!
さやえんどうと蕨を後から混ぜました。
具は家にあったものばっかりで適当に合わせましたが、他には原木椎茸、舞茸、薄揚げ、クルミ。
ホカホカでおいし〜い!
↓これはあり合わせで炒め物。魚醤とパプリカパウダーで異国風かも?
・・・
3番が4番より小さかったんですけど、途中から追い抜いて収穫も多くなりました。これにより早く種をまく方がいいという結果が出ました。
今年は暖かかったので例年はどうかわかりませんが、越冬できるできるだけ早い時期、2番か3番の時期に種まきするのがいいかもです。
花が咲くまでにどれだけ大きくできるか。
カットしてみたことについては、同じ番号でもカットしない方が強いと思いました。
ツルを切るとダメージになるので、替えの苗がないときの切り札的な方法として頭に入れておくと良いかなと思いました。
でも1番以外は、半日陰でもカットした苗が育ちました。
それと、ネットへの誘引が下手で、一旦地べたを這った後で立ち上がってネットに掴まっているのが多かったのですが、横ばいになっている部分には実はつかなかったので早く上に誘導する方がいいのではないかと思いました。
さやができたら収穫できるサヤエンドウは、普通のエンドウマメやスナップエンドウよりも早くできるので半日陰でも作りやすかったです。おすすめ!
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener