【半日陰ベランダで】トウガラシを育てる
半日陰ベランダでトウガラシを育てました。自分で種まきしたときのことと、苗を買ってきて植え付けたときのことを2通り書きました。どちらも最終的によく実ったので、半日陰ベランダでもおすすめです。
★調べたこと+自分用メモ
栽培時期(関西)◆種まき→春 収穫→秋〜冬でした
連作◆たぶんしない方がよいです。
日当たり◆半日陰でもよく育ちました。
暑さ寒さ◆暑いほうが好き。
乾湿◆適度な水。
発芽適温◆25~30℃
生育適温◆昼25〜30℃、夜20℃
原産◆熱帯アメリカ。
丈◆ベランダで40cmほどでした。
(参考:パッケージの説明、読んだ本、インターネット、私の体験など)
★まいた種が発芽してそのまま成長したときのこと
市場で売っていたトウガラシの中身の種をうちのダンナさんがベランダのプランターに適当にまいていたものが発芽しました。
トウガラシはいつも育てるというよりも、主に土を殺菌するために種をまいています。
うちのダンナさんが「根コブセンチュウ退治〜」とかなんとかで毎年春になるとパラパラあちこちに散らばらせているのです(根コブセンチュウに効くの?)。
これの効果があるのかはどうかはわかりませんし、シマミミズとか他の虫も菌もいるので要因はこれだけではないと思いますけど、毎年土を入れ替えすることもなくずっと同じ土で野菜を栽培することができています。
それで育苗ポットにもまいていたのがこれです。
私は花が咲くまでピーマンだと思っていました。
そしたら上の方で1か所にガバッと花が咲いてなんだこれと思ったら、上向きに実が付き始めました。
それでこんな風に赤くなりそうだったのでトウガラシだと気付きました。
それからなかなか全部赤くならずいつ収穫するべきか迷っていたら、12月にまだ赤くなってない実もあるのに葉がしなっとして倒れてきました。
それで茎ごと切り取って室内で見守ることにしました。
半日陰ベランダでも結構実が取れるんですよね。
辛いのはあまり量がいらないので十分です。
なかなかカラフルで、時期的にクリスマスっぽい雰囲気も出ているような感じでかわいいです。
★苗を植えたときのこと
6月上旬に売れ残っている苗を安くで買ってきたものです。(真ん中に伸びているヒョロっとしているのがそうです)
スパイスの鷹の爪を買うと微妙に高価な気がするので、自分で育てる方がいいかもしれないと最近思ってます。
ものすごい徒長していますがしっかりしています。
6月なのでかなり遅い植え付けです。
あれからすぐつぼみが出て、6月中旬に一番花が咲きました。
いくつも花がかたまって咲いています。
もう気温が高くなってきているので展開は早めです。
6月下旬、いっぱい一度に開花しています!
株の一番上だけに集中して花が咲いています。
7月上旬です。
花は先に真ん中から咲くようで、先に咲いた花から実ができています。
あとから咲いた花が外側にあります。
7月下旬。
実はこの一束だけではなくて、横に出た脇芽にも実が付いています。
右の方にちょっとだけ写っている実がそうです。
8月上旬、1つ2つ赤くなってきました。
気温が高い時期から植え付けたからか、以前に記録したものに比べるとめちゃくちゃ早いです。
収穫が遅くなってもいいトウガラシなんかは値下がった苗を買って植えるのは全然アリですね。
8月下旬、もう真っ赤です。
鉢を移動させていたので違う場所から日の差す向きで写真を撮ったので特に綺麗な赤色です。(いつもはベランダから外に向けて逆光気味で撮ってます)
9月上旬、あとは全部真っ赤になるのを待つだけだったので気にしてなかったんですが、よく見ると下のほうから脇芽が数本生えてきていて、それが伸びて赤くなった実よりも上のほうでいくつも花を咲かせています。
前のはこんな脇芽なかったな〜。得した気分です!
9月中旬、赤くなっている房だけ先に収穫しました。
これを乾かします。
10月中旬に残りの房も赤くなってきて、11月上旬にほぼ赤くなったので収穫しました。
種から育てたのよりも早くて実が安定して熟しているように思います。なにか育てやすい改良品種だったのかもしれません。
ジャ〜ン!!
右半分は先に収穫したもので、もう乾燥してシワシワになっています。
★半日陰ベランダで収穫したトウガラシを粉にする
室内で自然乾燥させました。種からまいたものは冬の間にシワシワになりました。
黄色い実は追熟せず黄色いまま乾燥しました。
↓ミルで挽いたものです。キムチに入れます。
挽く時は・・・念のためゴーグルとマスクをつける方がいいかもしれません。
それと、トウガラシを触った手で顔などを触ったら30分ぐらい痛いので注意です。
苦労の甲斐あって出来た粉は売っているものよりも美味しく、少量でキリッと辛ウマでした!
・・・
日当たりがよければもっと大きい実がなるとは思いますが、辛いのでこれで十分です。
つぼみさえつけば簡単に花が咲いて実がつくので、あとは実ばっかり気になります。
こんにちは!
「半日陰ベランダ906!!」はサイト管理者(普通の主婦)とその配偶者が半日陰ベランダで結果に一喜一憂しながら無農薬で野菜を育てたことをお知らせするページです。
日照が12時〜15時(+西日)しかないので多くの収穫は望めませんが、それぞれの野菜にどれだけ光が必要なのかを観察して3段階評価をつけています。
日照不足を少しでも補うためにミミズコンポスト、微生物などを取り入れています。
虫が苦手ですがなんとか無農薬栽培し、最近では肥料も減らし気味です。
野菜栽培のことを勉強しているうちに、いろんな植物の根も、雑草も、ミミズもダンゴムシも、益虫も害虫も、善玉菌も悪玉菌も、いっぱいいてバランスが取れている環境を作ることができたら、もしかして日が足りなくてもエネルギッシュな野菜ができるんじゃないかと思い、そういうにぎやかなベランダ菜園を目指しています。
半日陰ならではの失敗や反省などはずかしい内容満載ですが、半日陰でもこんなに野菜作りを楽しめる!ということをシェアできればと思います。
よかったら見ていってください!
906 gardener